仲間がいないと、たどり着けない世界がある——イコラブ・安部礼司・PMが教えてくれたこと
正直に言う。
一人でできることには、限界がある。
これを、頭では分かっていた。しかし、本当の意味で実感したのは、現場だった。炎上しかけたプロジェクトで、チームが一つになった瞬間。あのとき初めて、「一人ではここに来られなかった」と思った。
同じことを、全然違う場所でも感じた。=LOVEのライブ。安部礼司のラジオ。それぞれは別の世界の話のように見えて、どこかで深くつながっている気がした。
私はITコンサルタントとして二十年、プロジェクトマネジメントを生業にしてきた。一人で動かせるプロジェクトは、ほとんどなかった。仲間がいて、初めて成立する仕事だった。本記事では、=LOVE、安部礼司、PMという三つの全く異なる世界が、一つの主題に収斂する構造を書く。
■ =LOVEが教えてくれたこと
=LOVEを見ていて、いつも思うことがある。
十二人のメンバーが、一つのステージに立っている。それぞれが違う。歌が得意な子、ダンスが強い子、バラエティで笑いを作る子、静かに場を支える子。全員が、選ばれた理由を持っている。
しかし、一人では、あのステージに立てない。
十二人だから、あの熱量が生まれる。十二人だから、あの景色が見える。一人が抜けたら、別のグループになる。そういう意味で、=LOVEというグループは「仲間がいることで完成する世界」なのだと思っている。
デビュー九年目で国立競技場二日間。一人の力では、絶対にたどり着けない場所だ。
■ 安部礼司が教えてくれたこと
安部礼司は、普通のサラリーマンだ。
特別な才能があるわけではない。それでも二十年、愛され続けている。その理由の一つが、仲間がいることだと思っている。
安部礼司の周りには、いつも同じ仲間がいる。同期、後輩、家族。うまくいかない日も、仲間がいる。一人で抱え込まない。一人で走らない。
「サラリーマンも悪くない」という言葉の重さは、一人でいると薄れる。仲間がいると、その言葉が本物になる。一人では「続ける理由」が消えやすい。仲間がいると「続けられる理由」が生まれる。
■ PMとして現場で見てきたこと
二十年、プロジェクトを動かしてきた。
最も印象に残っているプロジェクトは、最も苦しかったプロジェクトでもある。炎上寸前、納期は迫る、クライアントは怒っている。そういう状況で、チームが一つになった瞬間があった。
誰かが「俺たちでやれる」と言った。誰かが深夜まで残った。誰かが「大丈夫、一緒にいる」と言った。
その瞬間、空気が変わった。
一人では絶対に乗り越えられなかった。チームだから乗り越えられた。プロジェクトが終わったとき、見えた景色は、達成感だけではなかった。「一緒にここまで来た」という感覚が、そこにあった。
一人で成功するより、仲間と苦労した方が、見える景色が鮮やかだ。
■ 三つに共通すること
=LOVE、安部礼司、PM。全然違う世界のように見える。
しかし一つだけ、共通していることがある。
仲間がいないと、たどり着けない世界がある。
一人でいると、見えない景色がある。一人でいると、乗り越えられない壁がある。一人でいると、続かないものがある。
仲間がいることで、世界が広がる。それは、ステージでも、ラジオでも、プロジェクトルームでも、同じだ。
ここから先の有料パートでは、「仲間と一緒にいるからこそ見える景色」を、もう一段階深く書く。PMとして現場で経験した「チームが一つになった瞬間」の構造、そして、仲間との関係を意識的に設計するための実践論を、最後まで出す。
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