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【歌詞和訳】Over & Over - Fleetwood Mac 歌詞と和訳 | 何度も、何度も問いかける心の声

夜霧が立ち込める、静かな湖畔に一人で佇んでいるような感覚。世界中の音が遠ざかり、自分の心臓の音と、寄せては返すさざ波の音だけが聞こえる。Fleetwood Macのこの歌は、そんな心象風景に、あまりにも自然に溶け込んできます。

今回は、Fleetwood Mac(フリートウッド・マック)が歌う、あまりにも切ない愛の歌『Over and Over(オーヴァー・アンド・オーヴァー)』の歌詞を、私なりの解釈を込めた日本語訳(私訳)と共に、ご紹介します。

【歌詞和訳】Over and Over - Fleetwood Mac | 幾度も問いかける、愛の行方

Could you ever need me?

And would you know how? Yeah

いつか私を必要としてくれる?

その方法を、あなたは知っているの?


Don't waste our time, tell me now

時間を無駄にしないで、今すぐ教えて


All you have to do

Is speak out my name, yeah

And I would come running anyway

あなたはただ、私の名前を呼んでくれればいいのに

そうすれば、どんな時でも駆けつけるわ


And I said

Could it be me?

Could it really, really be?

Over and over

そして私は問いかけるの

「それは私なの?」

「本当に、本当にそうなの?」って

何度も、何度も


Don't turn me away

And don't let me down, yeah

背を向けないで

がっかりさせないで


What can I do

To keep you around?

あなたをここに引き留めるために

私に何ができる?


Over and over

何度も、何度も


この曲は、相手の本当の気持ちが掴めず、不安の中で「私を愛してほしい」と繰り返し心の中で問いかける、もどかしい恋心を描いています。ただ「名前を呼んでくれさえすれば駆けつけるのに」という一途な想いと、確信が持てない不安との間で揺れる姿が、胸を締め付けますよね。

特別なことがあったわけではないのに、ふと、自分の心の置き場所がわからなくなる夜。答えのない問いを、ただ夜空に浮かべるだけの時間。この曲は、そんな声にならない心の揺らぎを、ただ静かに肯定してくれます。

この歌の中で、まるで終わらない波のように繰り返される心の問いがあります。

Could it be me?

Could it really, really be?

Over and over

「(あなたの隣にいるのは)私でも、いいのだろうか。本当に、本当に?そんな不確かな問いが、何度も、何度も、胸をよぎる」

"Could it be me?" というのは、単なる疑問文ではありません。そこには、自信のなさと、それでも捨てきれない微かな希望が、繊細なガラス細工のように共存しています。
少しハスキーで、祈るようなボーカルが、「本当に?」と繰り返すたび、その心の脆さが伝わってくるのです。幾重にも重なるコーラスは、まるで自分の中のもう一人の自分が、同じ問いを投げかけてくる声のように聞こえます。

誰かを深く、深く想うほど、自分の存在に自信がなくなる瞬間があります。「あの人の隣に立つ人間として、私は本当にふさわしいのだろうか」と。他の誰かのほうが、もっとあの人を幸せにできるのではないか、と。

この "Over & Over" という曲は、その心の底にある、静かな不安そのものを音楽にしたような作品です。

問いかけの言葉は、相手に向かっているようで、その実、自分自身の心に向けて何度も繰り返される内なる独白なのかもしれません。ゆったりとしたテンポと、寄せては返す波のようなメロディーは、その終わりのない心の揺らぎを、否定も肯定もせず、ただただ、ありのままに描き出します。

"What can I do to keep you around?" (あなたにそばにいてもらうために、私に何ができる?) という続く歌詞。これは、愛するがゆえの、純粋で、痛みを伴う問いなのです。

この歌に、明確な答えは用意されていません。問いは、ただ繰り返されるだけ。

けれど、それでいいのかもしれません。答えが出ない想いを抱えているのは、あなた一人ではないのだと、このメロディーが教えてくれるから。

アーティストへの敬意を込めて
この記事で紹介した楽曲はこちら↓
Fleetwood Mac - Over & Over (Official Audio)


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