見出し画像

「洗濯機とバンダナと、優しさが巡った日」



小学1年生の我が子が、はじめて“自分で洗濯”をしました。

私が施術中、「洗濯した〜」って言いにきたのは覚えてるけど、
そのときはお客様対応中で、ちゃんと意味を聞き取れてなくて。
「へぇ、えらいな〜」って軽く返してそのままにしていました。

でも施術が終わってふとキッチンに行ったとき、
動いてるはずのない時間に洗濯機の音がしてて。

「え? 誰が?」と見にいくと、
中には、たった1枚のバンダナ。

学校で給食に使ったやつでした。

たぶん「汚れたから洗わなあかん」って思ったんやと思う。
誰にも言われてへんのに、自分で洗濯機を開けて、
洗濯から乾燥までフルでまわしてた。

想像したら、かわいくて、感動して、
でもちゃんと聞いてあげられなかった自分に、ちょっと申し訳なくて。
それでも、口元のにやけが止まらんかった。

それだけじゃなかった。

あとから知ったんやけど、
お箸入れも自分で洗って片づけてて、宿題ももう終わらせてた。

「自分のことは自分でする」って、
こういうことなんやなって、胸がじんわりしました。



そしてその日の夕方

19歳の娘が、小1の弟をプールに連れて行ってくれて、
そのままお風呂にも入れてくれて、
一緒にお寿司も食べさせてくれて。

「パパの分も買ってきたよ」って、
家族みんなの分のお寿司まで持って帰ってきてくれました。

私がしんどいの、何も言ってないのに。
ちゃんとわかって、自然にサポートしてくれてた。

弟の“初めての自立”も、
お姉ちゃんの“気づきとやさしさ”も、
どちらもまぶしくて、あたたかくて、
「私、ちゃんと支えられてるんやな」って思えた日でした。



最後に、わたしの時間

夜、私はお酒と塩をいれたお風呂にゆっくり浸かりました。

久しぶりに、ただただ湯船に身を預けて、
「ありがとう」って心の中でつぶやきながら、
じんわりと1日の疲れをほどく時間。

誰かの優しさに包まれて、癒されて、
ただ“今日”を終えられることが、こんなにも幸せなんやなって思いました。



おわりに

洗濯機の音からはじまった、優しさのリレー。
小さなバンダナ1枚がきっかけで、
私の心は、すっかり満たされていました。

あの子たちに、ありがとう。
そして今日の私にも、ありがとう。

いいなと思ったら応援しよう!