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子育て中、無理やり一人時間をつくってよかった理由

子育てをしていて、やってよかったことがあります。

それは、無理やりにでも一人の時間をつくることです。

奥さんにも。
自分にも。

子どもがいると、一人の時間は自然には生まれません。
気づいたら朝になっていて、気づいたら夜になっている。

ごはんを食べさせる。
着替えさせる。
保育園の準備をする。
洗濯する。
片付ける。
寝かしつける。

その合間に仕事がある。

家の中にいても、ずっと誰かに呼ばれている気がします。

「ちょっと待って」
「あとでね」
「今やるから」

そんな言葉ばかり増えていく。

子どもはかわいい。
それは大前提です。

でも、かわいいことと、しんどくないことは別です。

一人になりたいと思うことに、罪悪感があった

以前は、一人の時間がほしいと思うことに罪悪感がありました。

子どもがいるのに。
奥さんも大変なのに。
自分だけ休んでいいのか。

そんなふうに思ってしまう。
たぶん奥さんも同じだったと思います。

一人で出かけることに遠慮する。
美容院や買い物でさえ、急いで帰ろうとする。
家に残った方が大変になるから、気を遣う。

でも、それを続けていると、家族全員が少しずつ苦しくなります。

親がずっと疲れている。
少しのことでイライラする。
子どもの何気ない言葉に、必要以上に反応してしまう。
本当は怒るほどのことではないのに、声が強くなる。

そういうとき、必要なのは根性ではなく、休む時間なのだと思います。

一人の時間は、わがままではなかった

一人の時間をつくると言っても、簡単ではありません。

親に頼る。
どちらかが子どもを見て、もう一人が外に出る。
習い事に行く。
少しだけカフェに行く。
買い物に一人で行く。
散歩する。

それだけでも、残る側はワンオペになります。
負担がゼロになるわけではありません。

むしろ、一人が休んでいる間、もう一人は大変になります。

だからこそ、ちゃんと交代することが大切なのだと思います。
今日は奥さんの時間。
次は自分の時間。

どちらかだけが我慢するのではなく、お互いに一人になる時間を持つ。
それは、家庭から逃げることではありません。
また家庭に戻るための時間です。

たった数時間でも、全然違う

不思議なもので、数時間一人になるだけで、気持ちはかなり変わります。

ゆっくりコーヒーを飲む。
本屋を見て回る。
服を見る。
映画を観る。

誰にも呼ばれない。
誰かのトイレを気にしなくていい。

こぼさないか、走らないか、機嫌が悪くならないかを見張らなくていい。
ただ自分のペースで歩ける。

それだけで、かなり気晴らしになります。

特別なことをしなくてもいい。
旅行に行かなくてもいい。
高いお金を使わなくてもいい。

ただ、親ではない自分に少し戻れる時間があるだけで、気持ちに余裕ができます。

そして不思議なことに、一人になったあとほど、子どもに会いたくなります。

家を出る前は、少し離れたいと思っていたのに、帰る頃には、
「今ごろ何してるかな」
と思っている。

そのくらいの距離が、たまには必要なのかもしれません。

ワンオペする側にも意味がある

もちろん、片方が一人時間を取っている間、もう片方はワンオペになります。

正直、大変です。

ごはんも、お風呂も、寝かしつけも、一人で回すことになる。
うまくいかない日もあります。
でも、その時間にも意味があると思います。

普段、奥さんがどれだけ大変なことをしているのか分かる。
自分一人で子どもを見ることで、子どもとの距離が少し変わる。
いつも奥さんに任せていたことの難しさに気づく。

逆に、奥さんも一人で外に出ることで、家庭の中だけではない自分を取り戻せる。

どちらかが楽をするためではなく、お互いの大変さを知るためにも、一人時間は必要なのだと思います。

子どもにとっても、悪いことではない

親が一人時間を取ることは、子どもに申し訳ないことだと思っていました。

でも、今は少し違う気がしています。

子どもにとっても、パパと二人の時間、ママと二人の時間はそれぞれ違います。
同じ遊びでも、相手が変われば少し変わる。
ごはんの出し方も、声のかけ方も、寝る前の雰囲気も違う。
それは子どもにとっても、家族のいろいろな面を知る時間になるのかもしれません。

そして何より、親が少し元気になって帰ってくる。
それは、子どもにとっても大事なことです。

疲れきった親がずっとそばにいるより、少し離れて、少し回復して、またちゃんと向き合える方がいい日もある。

親が自分の機嫌を整えることは、子どもを大切にすることにもつながるのだと思います。

「時間ができたら」では、たぶんできない

一人の時間は、自然にはできません。

落ち着いたら。
余裕ができたら。
子どもがもう少し大きくなったら。

そう思っていると、ずっと先になります。

子育て中の毎日は、いつも何かがあります。
だから、無理やりにでもつくる必要があります。

カレンダーに入れる。
先に予定を決める。
親にお願いする。
交代する日を決める。

少し大げさなくらいで、ちょうどいいのかもしれません。

「一人になりたい」と言える家庭でいたい。
「行っておいで」と言える関係でいたい。
「次は自分も行くね」と言えるバランスでいたい。

それは簡単ではありません。
でも、やってよかったと本当に思います。

家族でいるために、一人になる

子育て中に一人の時間をつくることは、冷たいことではありません。
家族を置いていくことでもありません。
ずっと家族でいるために、少し一人になる。
また笑って帰るために、少し離れる。
子どもと向き合うために、自分の呼吸を取り戻す。

それくらい、一人の時間には意味があると思います。

親も人間です。
疲れます。
飽きます。
逃げたくなる日もあります。

でも、一人の時間があるだけで、また戻ってこられることがあります。

子どもを大切にするために。
夫婦で倒れないために。
そして、自分自身を見失わないために。

子育て中こそ、無理やりにでも一人の時間をつくっていい。
むしろ、つくった方がいい。

私は今、そう思っています。



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