子育てで避けて通れない、教育費の不安について
子育てをしていると、いろいろな不安があります。
子どもの健康。
友だち関係。
保育園や学校のこと。
習い事。
親としての関わり方。
将来、どんな大人になるのか。
これまで、そういうことについては何度も考えてきました。
でも、あまり正面から触れてこなかった不安があります。
お金のことです。
特に、教育費。
これはかなり大きな問題だと思っています。
でも、なんとなく書きにくい。
生々しい感じがする。
夢がない話のようにも思える。
子どもに対して「お金がかかる」と言っているようで、少し後ろめたい気持ちにもなる。
でも、現実として、子育てにはお金がかかります。
そしてその不安は、子どもが大きくなるほど、少しずつ形を変えて近づいてくる気がします。
子どもには、できるだけ選択肢を持たせたい
親としては、子どもにいろいろな選択肢を持たせてあげたいと思います。
やりたいことが見つかったときに、応援したい。
学びたいことがあるなら、学ばせてあげたい。
習い事をしたいと言えば、できるだけ経験させてあげたい。
進学したいと言えば、その道を閉ざしたくない。
もちろん、何でもかんでも叶えられるわけではありません。
家庭にはそれぞれ事情があります。
でも、子どもが本気で何かを望んだときに、「お金がないから無理」としか言えないのは、やっぱりつらい。
子どもの人生を親のお金の事情で狭めてしまうのではないか。
そう考えると、胸の奥が少し重くなります。
教育費は、まだ先の話のようで全然近い
小さい子どもを育てていると、目の前のことで精一杯です。
今日のごはん。
明日の持ち物。
保育園の準備。
熱が出たときの対応。
週末どこで遊ぶか。
毎日はそれだけで埋まっていきます。
でも、その先には小学校があります。
中学校があります。
高校があります。
大学があります。
塾や習い事もあるかもしれません。
受験があるかもしれません。
一人暮らしが必要になるかもしれません。
考え出すと、急に現実味が増してきます。
教育費は、まだ遠い未来の話のようで、実は少しずつ近づいている。
そして、急に大きな金額として目の前に現れるものでもあります。
「そのうち考えよう」
そう思っているうちに、子どもはどんどん大きくなっていく。
それが怖いのです。
お金の不安は、親の心をじわじわ削る
お金の不安は、分かりやすく爆発するものではありません。
毎日ずっと泣きたくなるわけではない。
でも、じわじわ心に残ります。
買い物をするとき。
習い事の月謝を見たとき。
保険や貯金の話を聞いたとき。
周りの子が塾に行き始めたとき。
大学費用の記事を見たとき。
ふとした瞬間に、「うちは大丈夫だろうか」と思う。
今の生活で精一杯なのに、将来の大きなお金まで本当に準備できるのか。
物価も上がっている。
子どもにかかるお金は、これから増えていく。
そう考えると、息苦しくなります。
子どもの前では、できるだけ不安な顔をしたくありません。
でも親の頭の中では、かなり現実的な計算をしている。
それが子育ての一面なのだと思います。
比べたくないのに、比べてしまう
お金の話でしんどいのは、周りと比べてしまうことです。
あの家は習い事をいくつもしている。
あの子はもう英語を習っている。
あの家庭は頻繁に旅行に行っている。
あの子は私立も考えているらしい。
比べても仕方ない。
家庭ごとに収入も考え方も違う。
分かってはいます。
でも、子どものことになると、比べないのが難しい。
自分の子どもだけ経験が少ないのではないか。
うちだけ準備が遅れているのではないか。
親として足りていないのではないか。
そんなふうに思ってしまうことがあります。
でも本当は、全部を用意することが愛情ではないはずです。
お金をかけた経験だけが、子どもの財産になるわけでもないはずです。
そう分かっていても、不安になる。
この揺れが、親としてすごくリアルだなと思います。
子どもにお金の心配を背負わせたくない
もうひとつ難しいのは、子どもにどこまでお金の話をするかです。
お金には限りがある。
何でも買えるわけではない。
やりたいことを全部できるわけではない。
それは、子どもにも少しずつ伝えていく必要があると思います。
でも、子どもに親のお金の不安を背負わせたくはありません。
「うちはお金がないから」
「あなたにお金がかかるから」
そんなふうには言いたくない。
子どもが自分の存在を負担のように感じてしまったら、それはとても悲しい。
だからこそ、お金の話は難しいです。
現実は伝えたい。
でも、不安は背負わせたくない。
我慢も覚えてほしい。
でも、最初から諦める子にはなってほしくない。
この加減に、親は悩むのだと思います。
できることを、少しずつ考えるしかない
教育費の不安に、すぐ効く答えはあまりありません。
急に収入が増えるわけでもない。
将来の制度がどうなるかも分からない。
子どもがどんな進路を選ぶかも分からない。
だから、今できることを少しずつ考えるしかないのだと思います。
家計を見直す。
無理のない範囲で貯める。
必要な情報を知っておく。
奨学金や支援制度についても、いつか必要になったときのために調べておく。
習い事も、全部やるのではなく、子どもに合うものを選ぶ。
お金をかけるところと、かけないところを決める。
そして何より、親自身が不安に飲み込まれすぎないこと。
これも大事だと思います。
不安だからこそ考える。
でも、不安だけで毎日を埋めない。
子どもの今の笑顔まで、将来のお金の心配で見えなくしてしまうのは、少しもったいない気がします。
お金の不安も、子育ての一部なのだと思う
教育費のことを考えると、正直しんどいです。
できればあまり考えたくない。
でも、考えずに済ませられる話でもありません。
子どもを育てるということは、かわいいだけではない。
楽しいだけでもない。
生活があります。
現実があります。
お金があります。
それでも、子どもの未来を考えたいと思う。
できるだけ選択肢を残してあげたいと思う。
その気持ちがあるから、不安にもなるのだと思います。
教育費が不安なのは、子どもが負担だからではありません。
子どもの未来を大切に思っているからです。
そこは、忘れたくないと思います。
完璧には用意できなくても
親として、すべてを用意してあげられたらいいなと思います。
やりたいことを全部やらせてあげる。
行きたい学校に行かせてあげる。
お金の心配を一切させない。
そんな親でいられたら、どれだけいいだろうと思います。
でも、現実には難しいこともあります。
できることには限りがあります。
それでも、何もできないわけではない。
子どもの話を聞くこと。
一緒に考えること。
必要なときに情報を集めること。
できる範囲で準備すること。
お金をかけられない分、時間や言葉をかけること。
完璧ではなくても、親にできることはある。
そう思いたいです。
教育費の不安は、これからも消えないと思います。
たぶん、子どもが大きくなるにつれて、また違う形で出てくる。
でも、そのたびに逃げずに考えていきたい。
怖いけれど、目をそらさずに。
子どもの未来を、少しでも広く残してあげられるように。
そして同時に、今の生活も大切にできるように。
教育費の不安は、子育ての中でもかなり大きな問題です。
今まであまり触れてこなかったけれど、きっと多くの親が心のどこかで抱えている不安だと思います。
私もその一人です。
子どもの未来を思うたびに、お金の現実が横に立っている。
その重さを感じながら、それでも今日も、目の前の子どもと一緒に暮らしていく。
子育ては、そういう理想と現実のあいだを歩いていくことなのかもしれません。
