なぜ俺は、UnityHubよりP〇rnHubを選んでしまうのか
努力できない俺が、1時間を捧げる唯一の神事
最近、気づいたことがある。
俺はどうやら、「努力」という名のプロセスが1時間持たないらしい。
課題をやろうとする。参考書を開く。Unityで作業をする。
しかし、気づけばTikTokで女を漁っている。
そう、気づいたら別のことをしている。
意志が弱いのか、集中力がないのか。
いや、違う。俺には、1時間を余裕で捧げられる聖域が、ちゃんとある。
そっちは全く問題ない。
今日は、その話をする。
これは、Unityを開いては閉じる人間の話だ。
果てた後の気づき
ふと、気づいた。
俺は1時間の努力ができない。
いや、正確には「できない」ではない。
「やる気が1時間持たない」が正しい。
だが不思議なことに、ある行為に関しては平気で1時間を捧げられる。
なぜだ。意味がわからない。
俺の中で、時間の価値基準がバグっている。
そのある行為のことを、本記事ではオナーヌと命名しよう。
理由は特にない。強いて言うなら、響きがちょっと強そうだからだ。
あと、なんかフランスっぽい。ボンボヤージュ。
口に出すと少しだけ賢くなった気がする。気のせいだ。
名前の語源は…こういうことにしておこう。
オナ(Ona): ハワイ語で「甘い香り」や「魅力的な」という意味があり、海外では女の子に付けられるらしい。
オナー(Honor): 英語で「名誉」や「光栄」。
ヌー(Noo): フランス語の「Nous(私たち)」や、単に響きで付けられる名前。
「OnaNoo」か「HonorNoo」だ。
解釈は君たちに任せよう。
話は逸れたが、
このオナーヌ、非常に厄介な性質を持っている。
時間を、食う。
しかもただ食うだけじゃない。咀嚼もせずに飲み込む。
ブラックホールみたいなやつだ。
気がついたら1時間が消えている。
いや、「消えている」は正しくない。正確には、「俺が差し出している」。
誰に? オナーヌに。
オナーヌは終わってほしくないんだよ。この快楽を、一生味わっていたい。
「終わりがあるからこそ美しい」なんて言葉を聞いたことがあるが、
あれは嘘だ。終わらないなら終わらない方がいいに決まっている。
だから人間は欲張りになる。俺も例外ではない。

オカズを探す。探す。探す。
「お?良くねこれ…??」
「あ、だめだ顔見たら萎えた」
「いや、今日はもう…これで!!!」
「待て…この一回を最高にしたいと思わないのか!!!!!!」
脳内ではこのような自問自答を永遠と繰り返している。
気づけば1時間が経過している。
「何もしていない」のではない。
俺は全力で探していた。この一点において、俺は努力家だ。
だが男というものは、いつか果てる。努力だってそうだ。
どれだけ引き延ばそうとしても、ここぞという瞬間に、リミットブレイクしてしまう。

さっきまで「永遠」を見ていたはずなのに、急に現実に引き戻される。
この落差は、ほぼバグである。
さて、翌朝。
Unityを開く。
5分後、「CS0103」を見て閉じた。
つらい。ゴールが見えない。
正解もわからない。
Unityは平気で俺を裏切る。
「コンパイルエラー:CS0103」などという冷たい文字列を突きつけ、
俺の1時間を無慈悲にゴミ箱へ放り込む。
だが、オナーヌは違う。あいつは絶対に俺を裏切らない。
1時間を投資すれば、確実に「その瞬間」を提供してくれる。
リターンが100%保証された、宇宙で最も安全な資産運用だ。
オナーヌと違って、努力には終わりが保証されていない。
リミットブレイクの瞬間もない。
ただ曖昧なまま、1時間を差し出し続けるしかない。
リターンが保証されていない投資だ。そんなものに、俺は時間を払えない。
だから手を抜く。
いや、「抜いている」のは別の意味でもそうなのだが、今は置いておく。
そして、神事を終えた後の部屋は、いつもより少しだけ暗い。
ディスプレイの光に照らされた、出しっぱなしの参考書と、進捗ゼロのUnity画面。
さっきまで宇宙の真理に触れていたはずの手は、
今はただ、余韻に浸るマイペニーを握るだけの無力な肉塊に戻っている。
UnityHubのショートカットがデスクトップにある。
P〇rnHubも、同じデスクトップにある。
どっちを先にダブルクリックするかで、その日の俺が決まる。
今日も、負けた。
エラーを吐かない、確実な快楽に。
俺は今日も神事を行う。
意味なんてないのに、やめられない。
たぶん明日も同じだ。
いや、違う。
俺は「努力」が1時間持たないんじゃない。
ただ、“捧げる対象”を間違えていただけだった。
Unityじゃない。
もっと確実で、もっと優しくて、
絶対に俺を裏切らないものに、
俺は時間を差し出している。
これは習慣じゃない。
信仰だ。
今日も、俺は1時間を捧げる。
これが俺なりの本気の努力だ。
今日も、間違い続ける。
