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便利すぎる時代と、音楽

ゴールデンウィーク、私は「ビバラロック」という音楽フェスに参加した。

お昼には餃子とハイボールを飲む。耳を傾ければ、この日のために用意された生演奏が響き、目を向ければ、大好きなアーティストのグッズで包まれた人たちが映る。

贅沢すぎる1日。非日常空間が、人の心を豊かにするのだと改めて感じた。

14時ごろまではしゃいだ後、流石に疲れたので、ベンチに座ってポテトを食べた。すると、聴く予定のなかったバンドのステージがちょうど始まった。

それが衝撃的に良かったのだ。一生忘れられない30分だと思う。

「永遠に抱える価値ある悲しみだと気づいて、今日も行こう」

この歌詞が、今でも深く、身体に染み込んでいる。
少なくとも私は、たまたまこの歌詞に出会えて、死ぬまで心に保管する言葉になると確信した。

サカナクション・山口一郎さんの言葉を思い出す。
『20代のうちに好きな音楽を決めつけてしまうのは勿体無い』、と。

今は、好きな音楽をいつでもどこでも聴ける時代だ。
だがその一方で、興味のある音楽以外を自然と切り捨てることになる。
つまり、自分の手で感性の広がりを止めてしまう危うさがある、ということだと私は解釈した。

好きなアーティストを目掛けていくフェスで、思いがけない場所に素敵な音楽があって、運命的な出会いをする。

フェスは、便利すぎる現代を生きる私たちにとって、とっても貴重な場所なのだと思う。

帰り道。みんなの顔は、とにかく笑顔だった。
疲れて重たいはずの足が、何故か朝よりも軽かった。

この光景を忘れずに、来年もこれからも、私は音楽フェスに参加するのだろう。



女子の、あーだこーだ会。


 


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