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「伝え方を変えれば、人間関係も変わる。」──リーダーとして、定時で帰る同僚にモヤモヤした日からの気づき


「こっちはまだ残ってるのに、もう帰るの?」
「協力する気、あるのかな?」


ある日、そんなモヤモヤが自分の中に湧き上がった。

定時で帰る同僚を見て、
ついそう思ってしまった自分がいた。

でも今は、はっきりと言える。

定時で帰るのは、悪じゃない。


私は職場の責任者として働いている。
正社員、契約社員、派遣社員——
いろんな立場の人がいて、それぞれの働く理由も、背景もバラバラだ。

加えて私は、実務とは別に
班の中の負荷のバラつきならす役目も持っている。

誰かに仕事が偏っていないか。
見えないところで無理していないか。
そういう部分にも目を配るのが、私の仕事の一つ。

だからこそ、誰かが余裕あるように見えたとき、
「もうちょっと手伝ってくれてもいいのにな…」
感じてしまうことが、正直ある。



たぶん、私は昔から
「困っている人は助けるもの」って思って生きてきた。

自分が本当にしんどかったとき、
そっと寄り添ってくれた人がいた。
そのときの温かさが、今でも忘れられない。

だから今度は、自分が誰かを助ける番だって思ってる。
支え合いが自然にできるチームでいたいし、
そうあろうとすることが正しいと、どこかで信じていた。


でも、あるときふと気づいた。

みんなが、同じ価値観働いてるわけじゃない。

その人にも、何か事情があるのかもしれない。
家族のこと、体調のこと、生活のこと。

「できることを、できる範囲でやる」

という選択をしているだけなのかもしれない。

そもそも
「協力=残業」ではないし
「責任感=遅くまで残ること」でもない。

人によって、働き方も、優先したいことも違って当然だ。



そんな風に視点が変わってから、
私は自分にも問いかけるようになった。

自分の正しさを、無意識に押しつけてないかな?

相手の事情を知らずに、勝手に決めつけてないかな?

もちろん、「手伝ってほしい」と思う気持ちが消えたわけじゃない。
でもそれは、自分の中にある思いとしてちゃんと整理するようにした。

そして、思い切って伝えてみた。

感情ぶつけるんじゃなくて、
相手責めるでもなく、
ただ、自分の気持ちをやさしく言葉にした。


「最近、ちょっと班全体の負荷が偏ってきててね。
もし余裕がある日があれば、でいいんだけど、
周りを気にかけてもらえると助かるなって思ってて」



そんなふうに、私の思いを言葉にして伝えた。



すると、次の日からその同僚が言ってくれた。


「今日はどこか負荷の高いところはない?
できる範囲で、協力するよ」



その言葉が、本当に嬉しかった。

ちゃんと話せば、ちゃんと伝わる。
無理なく、自然なかたちで支え合える。
そんな空気が、少しずつ生まれていくのを感じた。



定時で帰るのは、悪じゃない。

誰もが、自分なりスタンスで働いている。
背景も、価値観も、ひとり一人違っていい。

リーダーとしていろんな思いを抱える日もあるけど、
だからこそ表面的行動だけで判断せずに、
知ろうとすること」「ちゃんと話すこと」を、これからも大事にしていきたい。

その積み重ねが、
きっとチームの空気を少しずつ変えていく。
そして私自身にとっても、働きやすさへとつながっていくと信じている。

読んでくださりありがとうございました。


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