Decision Intelligence(意思決定の高度化・仕組み化)が実現しないのはなぜか
ずっと僕が追いかけてるテーマの1つに「Decision Intelligence」がある。今年の先進テクノロジのハイプ・サイクルにも出現する → Gartner、自律型ビジネスを支える重要な先進テクノロジを発表 のだが一向に形にならない。
What’s New in Artificial Intelligence from the 2022 Gartner Hype Cycle™
What’s New in Artificial Intelligence From the 2023 Gartner Hype Cycle™
Top Trends on the Gartner Hype Cycle for Artificial Intelligence, 2019
遡ると2019年くらいから黎明期のまま。2024年は見かけなかったけど今年の記事で再び出現した。
Decision Intelligenceって何?
Business Intelligenceはご存じの通り、事業の意思決定にかかわるデータを収集し、ダッシュボードやレポーティングシステムを通じて関係者に情報提供・可視化することで、ビジネスに影響を与える重要なインサイト発見させ、意思決定を支援する仕組み。それ自体も大事なステップではある
のだが、インサイトの発見を人に任せる以上、その人の限界が企業の意思決定の限界になる。それはスキルだったり繁忙度だったり。。。
そもそもBIができるほどデータを集約しているなら、更にAIや機械学習を活用し、見込み客の予測や商品のレコメンド、ビジネス仮説を踏まえた収益シミュレーションや各種計画の最適化、今なら生成AIやLLMも組み合わせることで、一部の意思決定は自動化や機械化ができる。
そのような概念やプラットフォームがDecision Intelligenceと呼ばれているもので、直近の事例や紹介資料は上記の記事に譲るが、いわば対象とするビジネスや業務における有用な予測モデルなど、AIや機械学習、シミュレーション、ビジネスルールなどを活用することで更に得られる知見を、ユーザーが使えるようにBIのようなツールに載せる/組合せるイメージです。
時代は繰り返す、大事なのは?
Decision Intelligenceのような意思決定の高度化は、過去もあったトピックでもある。僕自身、前職で個社向けコンサルティングとして提供したことも、当時は別の呼び方だったけどソリューション開発(の最後の方)に関与したこともある。今も僕のコアの1つだけど、世の中に広く展開できなかった。
意思決定の高度化の有用性自体は今も僕は確信しているけれど、そのための技術だけ整備しても実現されないこともまた痛感している。ビッグデータブームから時が経昨今では企業の経営層がデータ利活用やDXの有用性を説くようにはなったけ時が経まだ実際は○○企画部門によるデータ分析が経営会議では参考資料にもなってなかったり、意思決定には活用されなかったり。
人・組織の意思決定プロセスにデータ利活用が組み込まれるようになれば、その先にはDecision Intelligenceのようなことも実現できるかもしれないけれど、大企業ですら大半は今も結局KKDですから_| ̄|○
本当に最初はExcel+αで良いから「使える」データ利活用を習得し、業務で使い倒す、業務を変革する中でデータ利活用する組織・文化が醸成されていけば、意思決定の高度化が求められる未来も来るかしら、という微かな希望で入門編的な研修サービスなんかもいまだ仕事にする日々。
