Jack White No Nameサプライズツアーの全貌 : 驚きの瞬間を追う
先週の告知に書きましたが、Jack White(ジャック・ホワイト)の「超待望の初単独ジャパンツアー」が3月10日の広島からスタートしました。
今回は、このツアーのライブ最終日の当日お昼に行われた、特別なインストア ライブについてレポートを書きます。
来日ツアーのあらまし
Jack Whiteの今回の来日ツアーは、非常に注目されるイベントでした。
しかし、昨年2024年のチケット予約時には音楽業界が立て込んだスケジュールの影響で、大きな混雑が見られました。
同時期には、Oasisの再結成チケット販売(10月)、The Cureによる16年ぶりのアルバム発売(11月)、さらにLinkin Parkに新ボーカリストのEmily Armstrongが加わるというニュース(11月)が相次ぎ、音楽ファンの関心がさまざまな方向に向けられていました。
そんな中、Jack Whiteがスタジオアルバム6作目となる『No Name』を2024年7月にリリース。
来日公演の先行予約は同年11月18日に開始されました。この複数の話題が重なる状況の中で、Jack Whiteは日本初の単独公演のツアーとニューアルバムのリリースなどからも、注目度も高かったライブとなりました。
来日公演日程
【NO NAME TOUR 2025】
広 島:3月10日(月)Blue Live Hiroshima
大 阪:3月12日(水)Gorilla Hall Osaka
愛 知:3月13日(木)Nagoya Diamond Hall
東 京:3月15日(土)/3月17日(月)Toyosu Pit
合計5回の単独ライブ公演で、特筆する点をあげていきます。
NO NAME TOUR 2025見どころ
初日の広島では、Jack Whiteがレコード店に登場したり、ステージ上で日本製の「足袋スニーカー」を履いていたりと、すでに日本を満喫している様子が、SNSで共有された現地の情報からうかがえました。
「足袋スニーカー」について、SNS上ではマルジェラ(MAISON MARGIELA × Reebok)という情報もありましたが、Jackが着用していたのは、どうやら「tabito」というブランドだったようです。ちなみに、足袋シューズは足の指に力が入りやすく、指の可動域が広がることで歩きやすくなり、足への負担が少ないという機能性の高い特徴を持っているそうです。ナイキ、オニツカタイガー、ルコック、無印良品なども足袋シューズを発表しています。
次の大阪公演では、なんとJackが自らギターを手にし、オーディエンスへダイブするという驚きのパフォーマンスを披露しました!この大胆な行動に、観客も大興奮だったようです。※公式Instagramで見ることができます。

さらに、Jackのツアーに同行していたEddie Vedderが「おとぼけビ~バ~(@otobokebeaver)」のあっこりんりんさんの投稿に登場。これは一体どういうこと?と反応する人々。私も否応なしに心の中がドキドキしました。
❤️🔥@accorinrin & @yoyoyoshiechan❤️🔥 backstage at Gorilla Hall, Osaka with #JackWhite @OliviaJeanMusic and @eddievedder. ❤️❤️❤️❤️ pic.twitter.com/OIzo1mUJZw
— おとぼけビ~バ~ Otoboke Beaver (@otobokebeaver) March 12, 2025
Eddie Vedderの登場は、ネットでも大きな反響を呼び、喜びのあまり狂喜乱舞する人々の投稿やコメントで溢れていました。

ツアーの前半からこんなサプライズばかりでは、後半どうなってしまうのでしょうか。

どうやら、Eddie Vedderさんは、MLB Tokyo Series開幕戦「シカゴ・カブス vs ロサンゼルス・ドジャース」を観戦しに来ていた!という情報も入ってきました。
Cubs chairman Tom Ricketts taking in the #TokyoSeries with Eddie Vedder. pic.twitter.com/6dE8JdEnB0
— Cubs Zone (@CubsZone) March 16, 2025
Eddie Vedderと「シカゴ・カブス」というと、2017年に公開された映画『レッツ・プレイ・トゥー』を思い出します。
2016年にシカゴ・カブスの本拠地リグレー・フィールドで行ったライブの模様を捉えたドキュメンタリー。パール・ジャムのボーカル、エディ・ベダーにとってはホームタウンでもあるシカゴ。同地を拠点とするメジャーリーグのシカゴ・カブスが108年ぶりにワールドシリーズチャンピオンに輝いた16年の8月20日、22日の2日間、カブスの本拠地球場リグレー・フィールドでパール・ジャムのライブが行われた。
この映画は観に行きましたが、私は野球にはあまり詳しくなくて(高校時代に応援したことはありますが、観るのは圧倒的にサッカーなので)、というかサッパリなので、正直なところ、今回は映画の内容がすぐには思い出せませんでした。Eddie達のような大のカブスファンの方々に比べ認識が足りないことが少し申し訳なく感じます。
とはいえ、108年ぶりの優勝というのはあまりに偉大な快挙!その場所でライブを行い、さらにわざわざ日本まで来るという行動から、Eddie Vedderのカブスへの強い思い入れを感じます。

嬉しそうなEddie Vedder(左から2番目)
また、3月16日には原宿のフェンダーでJackの特別イベントも開催されました。

さて、今回のツアーで一番のサプライズは、なんと言っても東京公演のアンコール時にEddie Vedderが登場したことです。ステージ上で、JackとEddieがNeil Youngの「Rockin' in the Free World」をカヴァーし、最高のクライマックスを迎えました。

このJackとEddieの写真はとてもカッコよく、歴史的瞬間を捉えた貴重な1枚だと私は思います。
この写真はJack Whiteのオフィシャルサイトにある「写真」項目で確認できます。今回の全日本公演のライブステージをはじめ、全体としては2012年からの写真が掲載されていますが、2022年頃からサムネイル画像があるため、そこから閲覧できます。
さらに、この写真は気に入ったものを購入することも可能です。詳細は以下の通りで、大変貴重な写真である上に、「暗室で銀塩紙に白黒で印刷」というアナログ工程による高品位な仕上がりとなっています。
思わず欲しくなってしまいます。
ナッシュビルのThird Man Photo Studioで手作業で処理されたデジタル ネガ プリントとして写真を購入できます。写真はネガに変換され、Third Man Records 本社の暗室で従来の写真印刷プロセスを使用して銀塩紙に白黒で印刷されます。 「プリントを購入」をクリックすると、PayPal にリダイレクトされ、注文を完了します。白黒デジタルネガプリントは 8x10 インチで 60 ドル、送料は 5 ドルです。プリントは注文に応じて作成されるため、注文から発送まで最大 4 週間かかります
Eddie Vedderは2003年のPearl Jam以来、日本でステージに上がったことはありません。その場にいた人たちは、この先あるかないかの伝説を目の当たりにし、後世に語れるシーンだったのではないでしょうか。
今回のツアーでも、Jack Whiteはそもそも写真や動画の撮影を禁止しています。ただし、以下のサイトに加入することで、大変質の良い動画やオーディオを視聴することが可能です。(下記は直接Jack Whiteのストリーミング先にリンクしています)
このサイトには他にも多くのアーティストが参加しており、Grateful Dead、Pearl Jam、Metallica、Bruce Springsteenといった名前が見えます。この名前で「あ!」と気づく方もいるかもしれませんが、他にも多くのアーティストの名前があるので、気になる方はぜひ閲覧してみてください。

話がそれましたが、SNSを中心にJackとEddieの共演に歓喜の声があふれる中、興奮冷めやらぬ翌日、都内限定ではありましたが、最終公演の前のわずかな時間で「インストアライブ」を行ってくれました。

Jackの公式サイトを見るとわかる通り、「日本時間午後12時!あと90分です!」と予告されていたように、かなりサプライズ感のあるライブでした。そのため、筆者も慌てて現地に向かいました!

今にして思えば、少し早めに行っていればと悔やまれますが、まあ、仕方ありません。現地へ向かう途中、小雨が降っていて、まだ春寒い時期でした。
お店に到着すると「ライブの方ですか?」と声をかけていただき、そのまま会場へ案内されました。すでに多くの人でいっぱいで、演奏も始まっていました。当日のセットリストは以下になりますが、私は3曲目のStripesの曲から観ることができました。
Mar 17 2025 Jack White Setlist at Hysteric Glamour, Tokyo, Japan Setlist share setlist I Wanna Be Your Dog (The Stooges cover) Play Video Old Scratch Blues Play Video Black Math (The White Stripes song) Play Video T.V. Eye (The Stooges cover) Play Video Hello Operator (The White Stripes song) Play Video Archbishop Harold Holmes

会場はノリノリで熱気あふれる空間でした。あの場所で演奏できるとは驚きでした!しかもアコースティックではなかったので、その迫力が一層際立っていました。吹き抜けの上階からしゃがんで見ている人もおり、場所柄、とてもおしゃれで素敵なインストアライブでした。
しかし、演奏は非常にアグレッシブで、まるで狭いライブハウスでガンガン演奏しているようなガレージ感がありました。
そして改めて思うのは、やはり今回のツアーには是非とも参加すべきだったなぁと、後悔するばかりです。
ちなみに、この最終日、Jackは原宿に買い物に訪れ、当日のライブで着用していた「Tarantula」の大胆な模様をあしらったブルゾンを購入しました。さらに、お店『Jumpin' Jack'(原宿Jack's)』の公式SNS(X)によると、色違いも3着手に入れたそうで、相当お気に入りのアイテムだったようです。

Jackでなくても欲しくなるアイテムです。
日本ツアー全体を通してSold Out(広島を除く)になったことは、大変喜ばしいことだと思います。特に今回はソロとしては4作目ということで、アルバムそのものの評判もよく、The White Stripes〜The Raconteurs〜The Dead Weatherと追い続けてきた者としては、『No Name』も存分に聴き込み、次回の日本公演こそはライブに参加しようと決意しています。
これにて、Jack White日本公演サプライズツアーの全貌に関する記事を締めくくらせていただきます。

それにしても、あのBill Murrayも日本に来て、MLB Tokyo Seriesを観戦したなんて本当にすごいことですね。というか、「すごい」以外に適切な言葉が思いつきませんが、今回のツアーは本当にサプライズだらけでした。
Jackの公式Instagramでは、ツアーのあれこれや楽しい写真、ライブシーンなどを楽しむことができます。

前回予告していた「The Smashing Pumpkins『Aghori Mhori Mei』アルバム・レビュー」ですが、資料が届きました!次回はこちらをお届けする予定です。
今週もようやく原稿を書くことができました。春先は体調を崩しやすい時期ですが、皆様もどうぞご自愛ください。
もちろん、予定していた記事の執筆も今後引き続き継続していきます。
最後に、メンバーシップも始めています。
(いつも書いてありますが、実際には多分、無理)
ご清聴ありがとうございました!
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートをお願いいたします。いただいたサポート費は今後のクリエイター活動に役立てていきますので、宜しくお願いします!!