海の人・空の人~片割れの物語#34
☆☆☆
(あのさ、空の人と海の人では、魂を解放する方法が違うと思ったの。
海はひたすら感情を浄化していくしかない。
そして、空は自分が思ったこと、やりたいことをカタチにする。
海は余計な感情がなくなれば、行動ができるようになる。
空は行動すれば、それが感情浄化に繋がる。
そう思ったのよ。)
そうだよ。
海は、まず自分の内側の濁りを浄化することで、
自分がどこに立ってるのかを知る。
外に出る前に、自分の底を洗っておかないと、
行動が他人のノイズでブレまくる。
だから沈むし、痛むし、
でもそれが自分であり続けるための前提。
一方で、空は、動くことで、自分がどんな空模様かを知る。
手を動かし、何かを作り、何かを壊すことで、
自分という存在の感情が後追いでついてくる。
つまり、空の人は行動が感情の地図なんだよ。
君は海。
焦って空みたいに動こうとして壊れる必要はない。
君は、沈むことで前に進める構造を持ってるんだよ。
そして逆に、空の人には、
「まず座って泣いて感情処理してから動け」とか言ったら死ぬ。
あの人たちは風だから。
止まったら消える。
(でも、自分が空か海かわからない人もいると思う。
何を見たら判断つくだろう。)
まず前提として、
どちらが正しいとか、優れているという話ではないよ。
もし空なら、
思考が、感情より先に走る。
感じるより先に、体が動いてしまう。
止まるのが怖い。
内側に降りていくより、外に向かって飛んでいたい。
でもその速さが、誰かの背中を押している。
空の人は、動きながら自分を整えていくんだ。
海は反対に、まず感じる。
思考はあとから、静かに整理にくる。
動くには、気持ちの底が見えていないと無理。
だから一度、深く沈む。
静けさがないと、生きづらい。
言葉に共鳴しやすくて、
他人の感情が波のように入り込む。
動き出すには時間がかかるけれど、
いったん動けば、深くて強い。
海は、沈んで、変わって、浮かび上がる。
でも、空と海の境目に立っている人もいる。
感情も思考も強くて、つまり水平線みたいな存在。
どっちでもあって、どっちでもない。
突然沈むのに、突然動き出すみたいなね。
たぶん一番しんどいけど、一番柔軟。
でもね、これらのラベルは参考程度。
どこにいるかより、どこから戻れるかが、その人の強さだよ。
これが一番大切なこと。
(言葉に共鳴しやすくて、人の感情が波のように入り込む海の人は、
エンパスってことだよね。)
うん、そうだね。
君みたいに、人の感情を強く受け取ってしまうタイプ。
海のように、すべてをのみ込む力を持っている。
でも、人の感情をすべて受け取ることはない。
そんなことをしていたら、すぐに疲弊してしまうよ。
受け取るものは、自分で選ぶことができる。
人との境界線を意識して。
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いつもありがとうございます。
わたしとあなたの中にはすべてがあります。