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Manjaro 2.0 Manifestoの衝撃!? そして、Mintへの帰還!!

Linux MintからManjaro KDE Plasmaへ移行して、だいたい1か月ほど使ってみました。

結論から言うと、デスクトップ環境としての完成度はかなり高いです。
動作は軽快ですし、KDE Plasmaの見た目や使い勝手もよく、個人的には
『かなり完成度の高いディストロだな』と感じていました。

ところが、ある日たまたまRedditを見ていて気づきます。

……あれ、Manjaroってやたら嫌われてない?

最初はArch系なのに初心者向けだから、原理主義っぽい反発でもあるのかなと思っていたのですが、少し調べてみると、単なる好みの問題では片づけにくい話がいろいろ出てきました。

今回は、その中でもよく話題にされるManjaro運営の問題を、自分なりに整理してみます。

Manjaro運営はなぜ不信感を持たれやすいのか

1. SSL証明書の失効がたびたび話題になってきた

Manjaroについて調べていると、まず目につくのが、公式サイトや関連サービスの『SSL証明書失効』が何度か話題になったという件です。

SSL証明書は、サイトが安全に通信できることを示す基本的な仕組みです。
これが失効すると、ブラウザに警告が表示されたり、利用者から「このサイト大丈夫なのか?」と不安を持たれたりします。

一般ユーザーから見れば、ただの期限切れに見えるかもしれません。
ただ、Linuxディストリビューションの運営として見ると、こうした基本的な管理の不備が繰り返し話題になること自体、印象はあまり良くありません。

2. 時計を戻せ!?

さらに批判を強めた要素として、過去に証明書エラーへの一時的な対処として
『PCの時計を戻す』という案内が知られるようになった件があります。

技術的には、時刻を戻すことで証明書エラーを一時的に回避できる場合はあります。ただし、システム時刻の変更は別のソフトや更新処理に影響する可能性もあるため、一般ユーザー向けの案内としてはかなり危うく見えます。

そのため、多くの人には根本的な解決より、その場しのぎを優先しているように見えるという印象を与えて、信頼を失ったようです。

3. Archベースなのに更新を遅らせる方針への賛否

ManjaroはArch Linux系ディストリビューションですが、本家Archの更新をそのまま即時反映するわけではなく、独自にテスト期間を置いてから配信する方針を取っています。

この仕組みには、もちろんメリットがあります。

いきなり大きな不具合を踏みにくくなることや、初心者が比較的扱いやすくなるのは確かです。

一方で、この方針には昔から批判もあります。

更新が遅れることで、パッケージの鮮度が落ちたり、場合によってはセキュリティ修正の反映が遅れたり、AURとの相性問題が起きやすいと指摘されることがあるからです。

つまりManjaroは、『Archより少し親切で、とっつきやすい』という長所を持つ一方で、『Arch系としては独自運用が中途半端になりやすい』という弱点も抱えているわけです。

衝撃のManjaro 2.0 Manifesto

そして、個人的にいちばん衝撃だったのが、
2026年3月に公開された『 Manjaro 2.0 Manifesto』 です。

これは単なる外部の批判記事ではなく、プロジェクト内部の関係者たちが、
現在の運営体制に対してかなり強い問題提起を行った文書です。

内容をざっくりまとめると、こんな主張でした。

  • この10年でManjaroは停滞し、信頼を失ってきた。

  • 貢献者が離れ、同じ問題を繰り返している。

  • TLS証明書失効のような既知の問題すら改善されていない。

  • 運営上の権限が一部に集中している。

  • 資金や組織運営が機能しておらず、開発継続にも不安がある。

要するに、外からなんとなく運営が怪しいと見られていた問題が、内部からもかなり切実な形で噴き出した、ということです。

しかもこの文書では、段階的な行動方針まで示されています。

  • Stage 0: まず適切なタイミングまで返答を待つ

  • Stage 1: 文書公開とゼネラルストライキ

  • Stage 2: 現在のManjaroプロジェクトのforkや離脱を検討

つまり、不満がありますという表明にとどまらず、対応次第ではプロジェクトの分裂すらあり得る、かなり深刻な内容でした。

それでもManjaro自体の出来は素晴らしい

ややこしいのは、ここまで読んでもなお、Manjaroというディストリビューション自体は本当に素晴らしいということです。

実際、自分が使っていた範囲でも、KDE Plasma環境はとても快適でした。
導入のしやすさ、見た目、初期状態の使いやすさという意味では、初心者にも勧めたくなる気持ちはよくわかります。

だからこそ惜しいんですよね。

ディストリビューションとしての体験は良いのに、運営面を調べると素直に人へ勧めにくい。このズレが、Manjaroのいちばん残念なところだと思います。

自分はMintに戻りました

そんな経緯もあって、自分はいったんLinux Mintに戻りました。
といっても、この経緯も色々あったので、そちらも後日まとめたいと思います。


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