我がパンくずリスト|アレルギー
最近、目元が疼き、鼻水がよく出る。
この時期が来たか。
世の大半が、そんな事を思っているだろう。
私も、もれなくその1人である。
これはアレルギーからくるものなのだが、よく聞くアレルギーってなんぞやと思い調べてみた。
アレルギーは、
本来は無害な物質(花粉、食物、ダニなど)に対して免疫システムが過剰に反応し、くしゃみ、発疹、呼吸困難などの症状を引き起こして自分の体を傷つけてしまう状態
らしい。
そもそも、ダニって無害なの?と思ったが、そこら辺は流していただきたい。
それにしても毎回、自分の免疫に悩まされているのかと落胆した。
ちなみにアレルギーの語源は、
allos(アロス): 「変わった」「他の」「別の」という意味。
ergon(エルゴン): 「反応」「能力」「仕事」という意味。
ギリシャ語の二つを合わせた造語で、
「変じた反応能力」
という事らしい。
「変じた反応能力」
なんとも私にピッタリなネーミングだ。
様々な事に対して、変じた反応能力は高いと思う……
それはそうと、さておき。
幼少期からこの「変じた反応能力」に悩まされ続けていた。
アトピー性皮膚炎
肌が炎症して痒みが激しく出て、無意識でも掻いてしまう。
私の場合は、特に手首に現れた。
掻いては荒れ、掻いては荒れ……
最悪な無限ループを繰り返してしまう。
寝てる時も掻いてしまう。
そんなもんだったので、軟膏の塗り薬をつけては包帯を巻いていた。
まるでミイラのようになっていた。
辛いのは夏場だ。
ただでさえ暑いのに、ミイラのように包帯ぐるぐる巻きなので、より暑いし、汗をかくし、痒みは増すし、生き地獄のような日々を過ごした。
確か辛くて泣いた日もあったと思う。たぶん。
とても1日が長く感じていた。
痒みと悪戦苦闘しながら、けたゝましく泣いている蝉の声が響いてた夏だった。
いつ頃か忘れたが、ピタリと皮膚の炎症も、生き地獄だと思っていた痒みもなくなり、手首もすっかりキレイになった。
何が効いたのか、何が良かったのかわからないが克服したのである。
しかし、たまに吹き出物などの肌荒れはちょくちょく出てしまう。
アトピーとの関係性はわからないが、あの時の状態はもうゴメン被りたい。
ぜんそく
子供の頃から気管支は弱かったのだけど、20代の頃に急に咳が止まらなくなる事があった。
当時、タバコを吸っていたので、それが原因か、それとも流行りの百日咳なのかと思っていたが、違ったようだ。
咳が止まらず苦しいし、映画館や劇場は相当しんどい思いをした。
物静かな劇場では、
「ゴホッ、ゴホッ」
の音はかなり目立つ。
当時、映画鑑賞好きであったが、通えなくなった。
音をたてたくない、でも咳が込み上げてくる。
咳を一回すると止まらない。
喉が詰まりそうになり、嗚咽。
ゔーゔー。と悶絶。
『ゆっくり呼吸』
心の中で呟いて落ち着かせた。
病院に行って、ぜんそくと診断される。
「ぜんそくは治りませんから」と当時の医者から言われ、気持ちが遠のいた。
それから、吸引式の薬を与えられ、苦しくなったらすぐに吸うようにしていた。
いつ頃か忘れたが、こちらもピタリと咳が止まり、嘘のように息苦しさも消えていた。
吸引式の薬が効いたのか、何が良かったのかはわからないのだが、止まったのだった。
花粉症
一時期は、春先になると目元が痒くなり、鼻水が止まらなくなり、鼻水の出過ぎで鼻が塞がり口呼吸になってしまう。
口を開けたままが続き、アホ丸出しな感じになってしまう。
あまりの痒みに目ん玉を取って洗いたいとさえ思っていたし、交換できるなら鼻を交換してほしいとまで思った。(出来れば形の良い鼻がいいのだが)
そんな状況も年を増すごとに軽くなっている気がする。
薬も飲まないし、やったとしてもマスクするぐらいだ。
一時期は、『私は花粉と戦う!』となるべく目を見開いて、深呼吸して自然に抗っていた。
馬鹿だ。本当にバカだった。
良い子はマネしないでね。
誰も真似するわけないか……
という事で、花粉も年々
『おう、この季節が来たか』
と気にならなくなった。
何が良かったかはわからない。
決して、自然に抗った結果だとは絶対に考えにくい。
何なんだろうか?誰か教えて!でも、きっと聞いたところで、わからないからいいか。
そんなこんなで、様々な「変じた反応能力」を体験、体現し、私の中に吸収されていったのかわからないが、一応、なんとか克服をしてきている。
いい加減、私の免疫達のバカさ加減にも程々にしてほしい。
「変じた反応能力」は、
「素晴らしい反応能力」
へと様変わりできないものか?
無理か。主人の私自身が大バカなのだから……
無性に納得をし、1人暗がりで炊いたお香の煙を眺めるのであった……
