アメリカ留学中のトラブル①「ルームメイト問題」

こんにちは、スヌです。

今回は少し過去を振り返り、アメリカ留学中のトラブルについてシェアしたいと思います。

留学中はたくさんの良い経験ができた一方、楽しくないこともありました。

時に、物事のネガティブな側面が役に立つこともあると思うので、今回はあえて、私の嫌な体験の内容と、それにどう対処したかお伝えします。

黒人ルームメイトから「お金」と「洋服」を盗まれていた話

結論から先に。
留学中の一番大きなトラブルは、アフリカ系黒人のルームメイトから、お金と洋服を盗まれていたことです。

留学一年目は大学の管理するアパートに住まなければならず、割り当てられるルームメイトは完全にランダムでした。

最初の半年は"当たり"でしたが、うち一人が家族事情で大学を辞めることになり、新しいルームメイトが入居してくることになりました。

アフリカ系アメリカ人のケニーです。

とにかく怠惰なケニー

ケニーは「お金がない」と嘆く割には、朝から浴室でマリファナを吸う奴でした。

そして何より怠惰でした。

まだアメリカに慣れない私に対してはフレンドリーに接してくれたので、彼のだらしなさには目をつむっていました。

しかし、彼が入居してから1ヶ月が経った頃でした。

ある日ふと、財布の中の現金が少なくなったように感じました。

生活用品の購入などで出費が激しかったため最初は気にしていませんでしたが、あまりに頻繁に起きるので、警戒するようになりました。

そしてある朝、起きた瞬間にハッと気づきました。

お金が少なくなるときは、必ず、私が財布を部屋に置いたまま外出をしたときで、なおかつケニーが在室しているときでした。

仲良くしてくれていたルームメイトから盗みを働かれていたことに憤りを感じると共に、恐怖心が沸き起こりました。

監視カメラアプリに写るケニー

怖かったのですが、そのまま放置するわけにもいかず、私は監視カメラアプリをiphoneにダウンロードし、部屋に仕掛けることにしました。

スマホの映像が5秒に1回写真としてクラウドに送られ、PCで遠隔確認できる仕組みでした。

カメラを仕掛けた当日、図書館で宿題をしていた私は、恐怖でおののきました。

PCのスクリーンに突然、黒い影が映り込んだからです。ケニーでした。

写真の枚数からして、犯行時間は数十秒だったと思いますが、決定的な証拠が手に入りました。

ドイツ人の友人、ジュールに相談する

恐怖心で心がやられそうになりながらも、なんとかせねばと自分を奮い立たせ、解決策を考えました。

自分一人では解決できないと思い、ドイツ人の友人を頼ることにしました。

幸いにも、ちょうどジュールも図書館にいたため、すぐに直接会って説明しました(もちろん黒い影が映った写真も見せて)。

ジュールは驚くとともに、すぐさま状況を理解し、「今から一緒に行って話してやる。」と提案してくれました。

そしてすぐさまジュールの車でアパートへ戻ることに。

問い詰めるジュールと泣いて謝るケニー

アパートに戻ったとき、ケニーはリビングのソファでテレビゲームをしていました。

そして2人でケニーを問い詰めます。

最初はなかなか認めませんでしたが、私が証拠の写真を見せると、ケニーはついに罪を認めました。

盗みを働いたのは、お金がなくて困っていたのが理由でした。

「お金がなければマリファナをやめてバイトをすればいいじゃないか!」

と私は怒りを抑えることができませんでしたが、ジュールはケニーの困窮に理解を示し、第三者として冷静に立ち振る舞ってくれました。

そして、泣いて詫びるケニーに再起のチャンスを与えることに。

もちろん今まで盗んでいたお金と洋服は全て私に返してもらうことになりました。

一時的な平穏が訪れるも、結局変わらないケニー

その後しばらくは平和が続きました。
しかし長くは持ちませんでした。

お金を盗まれることはなくなりましたが、ケニーの日々の態度が徐々に悪化していきました。

マリファナを吸う頻度が増え、共有のリビングは散らかし放題。

そして残り$100のところで返済が止まり、その後は何事もなかったかのような振る舞いに。

堪忍袋の緒が切れた私は、

「残りのお金をあと一週間で返せ。さもなければ大学にこれまでのこと全て通報する。」

とメッセージを送りつけました。

部屋のドアを蹴破るケニー

その5分後でした。
ケニーがアパートに戻ってきて、私の部屋を突如蹴破りました。

まるで警察がドアを破って突入するときの、映画のワンシーンのようでした。

呆気に取られる私とフチギレるケニー。
ケニーは暴言を吐きまくり、そのままアパートを出ていきました。

その後ケニーからメッセージが入りました。

「このクソチビジャップ。〇ね。」

この時わたしはもはや恐怖を感じることはなく、むしろ「勝った」と思いました。

彼を追い出すに十分な理由が揃ったからです。

大学に全てを報告。そして(おそらく)退学となったケニー

夏休みに入る直前でした。
私はこのストレスフルな生活を終わらせようと、決心しました。

ジュール、寮長、そしてもう1人のルームメイトに相談し、全員の合意のもと、大学にこれまでの全てを報告することに。

大学からの事情聴取を受けたあと、私は別の部屋に入居させてもらうことになりました。

もちろん壊れたドアや、ケニーがマリファナを吸った時に作った床の火の跡など、私に請求が来ることはありませんでした。

いつの間にか消えていたケニー

私は夏休みの数週間を別の部屋で過ごし、そのあとは日本へ一時帰国しました。

夏休みが終わり大学に戻った際、ケニーと一緒に住んでいた部屋をこっそりと覗いてみました。

蹴破られたドアは修繕され、トラブルの跡は一切残っていない、きれいな部屋になっていました。

そしてその後、キャンパス内でケニーの姿を見ることは、一度もありませんでした。

※ジュールいわく、父親のいるオハイオ州へ戻ったとのこと。

人の助けを借りることは、弱さではない。

日本人は真面目な人が多く、一人で抱え込んだり、一人で全てを解決しようとしたりする傾向があるように思います(私含め)。

でも、一人の力だけで異国の地で戦っていくのは、正直無謀です。

自分が苦しくなるだけです。

ダサくても、悔しくても、泣けてきてもいいです。

時に自分の弱さをさらけ出し、人に頼ってもいいと思います。

それが本当の強みだと思います。

信頼できる友人を周りに置くこと

これはアメリカ留学中、私が一番大切にしたマインドセットです。

人に頼ることが大切だと言いましたが、誰に頼ってもいいわけではありません。

海外では、悪意のある人も多いです。

弱さを逆手に取られたり、善意の対価として何か悪いものを求められたりもします。

だから、異国の地では、「この人だったら信頼できる」という友人を周りに配置しておくことが何よりも大切です。

トラブルが起きたとき助けてくれますし、何が正しいか自分では分からないときに、正しい方向へ導いてくれます。

長くなりましたが、今回は以上です。
皆さんが楽しい海外生活を送れますように。

スヌ



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