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黄帝内経 秋の過ごし方#33

こんにちは、はりきゅうサロンHALUです。
例年以上に暑かった長野市内もすっかり秋の気配。
季節のうつろいは美しいものですが、そのうつろいが体調へ影響する時期でもあります。
ただまあ地球に生きている以上は仕方ないよね…ということで、今回も東洋医学における古典的名著である黄帝内経(こうていだいけい)より、毎日を元気にすごすためのヒントを読んでいきます。


意識したいポイント

秋の過ごし方で意識したいキーワードはこちら。
①収める(しまう)
②発散させる
③乾燥させない
くわしく見ていきましょう。

①収める、しまう

春夏にギュインギュインめぐっていた気やエネルギッシュなパワーがなりを潜め、秋冬はそれらのエネルギーを内向きにして蓄えていくターンです。
夏場に出ていた皮膚疾患も秋になってくると落ち着いてくることも、”収める”の影響です(問題が解決したわけではないこともある)。
身体もしまう(締まる)ような、硬さを感じやすくなります。

過ごし方のポイントは、寝る時間を早める。
激しい運動は避け、大汗をかかないようにする。
身体を冷やさないようにする。
これはつまり「不要な消耗を避け、しっかり休養をとる」ということです。

また冷たい風は風邪のもと。風はあらゆる病を身体に運びます。
後頭部から首にかけて、風が当たらないように首元・のど元を”しまう”(とじる)よう意識してください。
お出かけの際には防風素材、フード付きの羽織ものや巻物を持っていきましょう。

②発散させる

エネルギーを蓄える、とは言ったものの、それは停滞していていいということではありません。広げる、出す、動かすをキーワードに、適度に発散させましょう。

まずは身体について、胸をひらいたりとじたりするようなおおきな深呼吸をしたり、背骨を動かすような体幹のトレーニングやストレッチもおすすめです。カラオケなどで声を出すというのもいいですね。
スポーツの秋、芸術の秋ってそういうこと?🤔
とくにこの時期は気管まわりや鼻に影響が出やすいため、気が滞ったままだと冬に乾いた咳が出たり風邪をひきやすくなります。

また精神的な発散も意識しましょう。
大興奮! というよりは、メンタルは平らに保ちつつも心が動かされるようなものがベスト。
どどベタですが、ヒューマンドラマ系の映画鑑賞などはまず間違いないし、美術館や景色のきれいなところに出かけてみる、読書や詩集にこころ動かされる、この時期なら美味しいものに感動する、なんてのもいいですね。
わたしはディズニー・ピクサーの映画「リメンバー・ミー」の本編はもちろんなんですが、主人公のミゲルという男の子が歌う劇中歌を耳にするだけでホロっとくる時が😭 歳のせいですか。泣


③乾燥させない

大気が乾燥しやすい、またその影響を身体が受けやすいタイミングも相まって、肌やノド、気管支など粘膜の乾燥に注意です。
肌や気管支などはいずれも患うと治りにくく長引くことが多いため、保湿したり病院受診はお早めに。
夏とはちがって水分補給もしにくくなり”隠れ脱水”になりやすいので、こまめな水分補給も気を付けましょう。

また手仕事・水仕事の多い方は、指のあかぎれなんかも気になってきますよね。血液循環が悪いのも乾燥のもとです。
手足先をグーパーさせたり、指先をキュッキュッともんだり、かかとの上げ下げなどで末端の血流をよくしましょう。実はあかぎれの改善にはお灸も有効なんですよ👍
あるいは背中(胸椎きょうつい)の可動域をあげるのも代謝アップ、血流改善にはおすすめです。


季節とリズムを合わせる

秋はさまざまな食物が収穫され、それに感謝するお祭りが各地で行われていますね。
自然界では、あらゆるものが実ったのち枯れていきます。陰陽のバランスで言うと、春夏はを養い、秋冬はを養う時期。
秋は、冬にピークになる陰の気が徐々に増える方に転じるタイミングです。シーソーがいちばん高かったところから、いま、下にさがっていこうとするところです。

ヒトもこれまでエネルギーが外に向いて活動的だったところから、内側にエネルギーを向けて来たる冬を乗り越えるためにパワーを蓄えていくように過ごすことが季節とリズムを合わせるということ。
いつものルーティンを守ることで体調管理をしています! というのもいいのですが、ぜひ上記を参考に季節の変化に身体を合わせてみることも意識してみてくださいね。

また春と同じように転ずる・変化する時期のためにいろんなところがガタガタするのは仕方がないことでもあります。
「こんなこと、これまで無かったのに…」「以前気になっていたものがまた出てきた」なんてことも起こりやすいタイミング。あまり過敏にならずに静観してもいいかもしれません。
ただおおよそ一週間以上続く場合は病院受診や人の手を借りることを視野に入れましょう! 自身で解決できない場合であることが多いためです。

黄帝内経とは?

いやそもそも黄帝内経ってなんぞ? って方は、ぜひこちらの冒頭もご参考ください。

『黄帝内経』は、中国医学の基礎理論や養生法がまとめられているものです。
その中の養生法には、わたしたちが健康的に過ごしかつ天寿をまっとうするためには「飲食」、「起居」、「養心」が大切であると書かれています。
実際に口にする飲食物に、立ったり座ったりすること=立ち居振る舞いや日常生活のこと、そして心を養うこと。

「今日から健康に気をつけて過ごすぞ!」 と思い立った時に、まずは身体に悪そうなものは控えてみたり、健康食品やサプリメントを取り入れてみよう、と思ったりしますね。
また運動を始めるまでいかなくても、YouTube動画でストレッチや軽めのエクササイズを調べたり、睡眠時間など毎日の生活習慣を見直してみようと思うはず。

でもそこに心の養生、メンタルケアも大切であると並んでくるのは、個人的にはとてもハッとしました😮

東洋医学の考え方にの心身一如(しんしんいちじょ:心と身体は切り離せない、ひとつながりのものである)というものがあります。

心の状態が身体や体調に現れるし、もちろんその逆もある。
心と身体が繋がっているなんて、言われてみたらそりゃ当たり前でしょって感じですが、ここのところ心の養生って考え、忘れちゃってたなあ😭と。

目に見えるカタチある・限りある身体を労わることができている人って、いったいどれだけ居るのか。
じゃあ、目にすることができない心のありかたを見つめ、大切にしている人ってどれだけいるのか。
日々に黙殺されている現代人は、自分自身のこころの在り方を大切にすることはかなり難易度が高いことだと思います。

だからこそまずはカタチの「起居」から、ちょっと食べる量を減らしたり、ジャンクなものを少し遠ざける「飲食」を、気がむいてきたら「養心」にすこしだけ時間を割いてみてくださいね。

おわりに

先日、ひさしぶりに屋台が連なるタイプの大きめなお祭りに行ったのですが、屋台の方々の活気ある声かけや笑顔にすごいなあと気圧されながらも、後から「なんかめっちゃ気分転換になったな~」ってことに気がつきました。

どこかの誰かが偉業を成し遂げた、スポーツ選手が今日も大活躍なんてニュースはもちろん素晴らしいんだけど、日々の糧のために暮らしのためにと、目の前で活き活きと働く人々とその人たちが作った空間にわたしは心が動かされたんだと思います。
おかげさまで自分の仕事に対する考え方や取り組みかたを見直そ、というキッカケになりました。これも「養心」ですかね。
屋台の美味しそうなお肉や粉ものやらにお財布も発散してくれましたし🤪

というわけで今回は、身体の養生はもちろん心の養生・メンタル管理にも目を向けてみようということを黄帝内経に絡めて書いてみました。

ぜひ四季の変化にこころと身体を添わせてしなやかに暮らしていきましょう👍

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