見出し画像

宝くじがつなぐ縁 夢見る6人

たまたま、同じ病棟にいた人の中で、宝くじが大好きな人がいた。

ロト6や宝くじをいつも買っていて、「皆で買ったら当たる確率も上がるんじゃないか」とその場にいた6人で、宝くじを買うようになった。

「私も入りたいたい」と言う人もいたが 奇数だと大きく当たった時に分けにくいし、ケンカになるからと 6人で始まった。

サマージャンボ、年末ジャンボ。
1人9000円ずつ出し合い、6人一回5万4千円

若い頃は「当たる」と有名な、宝くじ売り場まで、車で遠出した。名古屋、京都、岐阜 金沢等

観光をするわけでもなく、目的はただ宝くじを買うだけ。

そんな私達を見て、「同僚にそれだけ毎回お金出してたら、何でも買えるのに」と笑われていた。

確かに、その通りかもしれない
 
気がつけば、この付き合いも、もう30年近く続いてる。

けれど、全くあたらない
当時あたったらケンカするかもと心配してたのに。

一番大きな当たりは五万円。それもたった2回だけ。

その時は皆で美味しいご馳走を食べた。

不思議なのは、この6人はプライベートではほとんど繋がりがない。
職場でも、特別仲が良かったわけでもなく、2人だけで会うこともない。 

それでも、年に2回の宝くじ開きの食事会だけは続いている。
 
それぞれの近況を話し、楽しく盛り上がり、年を重ねた今では健康の話題も増えた。

病棟が変わっても、違う病院に勤めてても宝くじの縁だけは切れなかった。

結果はいつも残念だけど、「もし大きくあたったら豪華に温泉に行きたいね」と話してる

どれだけ仲が良くても、いつの間にか会わなくなる人もいる。それなのに、年に2回でも変わらず集まり、宝くじを買い続けている私達は、ある意味すごい縁なのかもしれない。

この宝くじがなければ、きっと一生つながることのなかった6人

それでも今日まで、皆で「今度こそ」と、同じ夢を追いかけてる。


いいなと思ったら応援しよう!

風花 よろしければ応援お願いします。いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます❕