【東京短歌95】そのまさか まさか知らぬと 言いませね 知らぬ存ぜぬ お通りませぬ
ならぬことはならぬものです。
あなたは『什の掟』というのをご存知だろうか?
もし知らぬなら、一度お調べすることをお勧めする。
その昔、會津藩校にて教えられていた掟である。
最後の一文において『ならぬことはならぬものです』で締め括られている。
人として、してはならないことはしてはならないのだから、当たり前と言えば当たり前と言えるだろう。
では、その掟を破ったとしたら?
悖る、として裁かれる。
つまり、罪に対する罰である。
罪と罰とは相対的かつ絶対的なものである。
然れども、その罰を逃れる者たちもおり、それらは逃亡者、または手配犯となる。
指名が分かっていれば、指名手配犯となる。
これも当たり前といえば当たり前の話。
逃亡者、手配犯となりしも、罰を受けるのは不当と思いしなれば、それもまた然り。
逃れるというのは逃亡ではなく抗うことをも意味するからだろう。
分かる人には分かる。
分からない人には分からない。
…と、まあ、ここまで書いたけれど、こんな風に戯言を言う人間が段々と少なくなっているのがさびしく思う。
寂しいと淋しいではニュアンスが違うから、さびしいと書く。
因みに僕は逃亡者で手配犯である。
但し指名手配犯ではない。
勿論、捕まってはいない。
