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【灯りのカケラ:朝雫】三十一滴『やさしい朝に触れるとき』ロングバージョン


👉「※この作品は『ことばのしずく(11)』のロングバージョンです」


見上げた空は、

思わず息をのむほど澄んでいた。


胸の奥に、理由のわからない涙がそっとにじむ。


泣きたいわけじゃない。


でも、心のどこかがゆっくりほどけていくようで


______


気づけば、頬をつたう温かいものがあった。

太陽がまぶしくて、目を閉じる。
すると、光がふわりとまぶたの裏に広がって、
夜のざわめきも、昨日の疲れも、
どれもぜんぶ優しく包んでくれる。


朝は、誰にでも等しくいつもやってくる。

私たちがどんな気持ちで眠ったかなんてお構いなしに。

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