【灯りのカケラ:特深雫】二十六滴 「子どもたちは、親の鏡」~不安な背中を見せる前に、私たちにできること~
1. はじめに:中卒だった私が、今、想うこと。
私はいじめをきっかけに不登校になりました。
あの時、担任の先生や、寄り添おうとしてくれた同級生にすら心を閉ざし、
誰とも関わりたくないと思っていた。
朝から晩まで働く母に対しても、喧嘩しては愛情を試すようなことを繰り返し、
「何になりたい」とか未来のことを考える余裕なんてなかった。
ただ、「田舎から出たい」「自由になりたい」……そんな思いだけが先走って。
それでも一度は高校へ行ったものの、
人間不信と経済的な不安から、結局退学を選びました。
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2. 姪っ子の夢と、過去の自分への想い
今、私のそばには姪っ子がいます。
幼いころから「パティシエになりたい」と夢を語っていた彼女。
父子家庭ということもあり、彼女なりにいろんなことを感じていたのだと思います。
いじめというより、漠然とした将来への不安。
学校に行けない日が続くこともあった。
私は、若い頃に離婚して、親権は元夫へ。
母として何もしてあげられなかったという悔しさが、姪っ子への想いを強くしているのかもしれません。
だからこそ、今の自分にできることは、出来る限りしてやりたい。
――それは、姪っ子への言葉でもあり、過去の自分への言葉でもあります。
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3. 「楽しさ」だけじゃない、“今”を大切に
今はまだ分からなくても、「楽しいこと」だけに夢中にならないでほしい。
夜遅くにお菓子を作り出したり、好きなことには一生懸命になれる彼女に、
私はただ「注意」するだけじゃなくて、信じる気持ちも忘れずにいたい。
私が過去の自分に言えるなら──
「せめて家で勉強だけはしておこうね」って、優しく伝えてあげたい。
感じた想いを少し分けてもらえたら、 次のしずくを紡ぐ力になります。

