入院費はいくらかかる?(1/2)手術〜退院までの総額と内訳(7泊8日)
今回は「実際にかかる入院費」を、かなりリアルに計算してみます。
1か月前に7泊8日の手術入院をしたので、その時の計算結果です。
病院に支払う費用だけでなく、見落としがちな
「入院前の準備費用」や「細かい出費」まで含めてまとめました。
「外来通院」のお金は次回まとめます。
・これから入院予定の方
・保険に入るか迷っている方
・実際いくら用意すればいいか不安な方
そんな方にとって、「想像より高いのか?安いのか?」の判断材料になる内容です。
前編の今回は、
手術の前々日に入院 → 手術 → 術後5日目に退院
合計8日間の入院を想定しています。
比較的一般的な経過ですが、だからこそ「多くの人に当てはまりやすいリアルな金額」が見えてきます。
正直に言うと、やっぱり高額です。
ただ、節約できる部分もあります。
そのあたりも含めて、包み隠さずお伝えしていきます。

<まず結論:いくらかかる?>

「思ったよりかかるな」と感じた方もいるかもしれません。
このあと、
・どこにお金がかかっているのか
・どこは節約できるのか
を実体験ベースで具体的にお伝えしていきます。
1.病院から請求されるお金
病院に支払うお金は、シンプルにいうとこの2つです。
保険が適用される医療費
食費
今回(7泊8日入院)の場合は、こんなイメージ👇
▼ 合計の目安
医療費:10万〜20万円
食費:約9,000円

【保険が使える分】
まず、入院や手術にかかる基本的な費用は、保険が使えます。
そのため、すべてが自己負担になるわけではありません。
ただし、実際には10~20万円くらいの自己負担が発生することが多いです。
私の場合は、
・腹腔鏡手術:約9万円
でした。
また、以前に受けた開腹手術では、
治療費だけで約15~20万円ほどかかったと思います。
食費や病衣代なども含めると、
最終的に約20万円支払っていました。
では、このお金は何にかかっているのかというと、
・入院している間の費用
・手術代
・使った薬
・検査や管理にかかる費用
などです。
「高額療養費制度」という仕組みがあり、
支払いが高くなりすぎないように上限も決まっていますが
ある程度の自己負担はあるため、
「10万〜20万円くらいはかかる」と考えておくと安心です。
【食費:保険外】
入院中の食事代は、1食あたり約500円かかります。
ただし、毎日3食ではないので、実際はこんな感じ👇
入院日:2食
手術日:0食
通常日:3食
退院日:1食
これをもとに計算すると…
▼ 食費の合計
3食の日:5日 × 3食 × 500円 = 7,500円
入院日+退院日:3食分 × 500円 = 1,500円
👉 合計:9,000円
2.入院中の生活費

▼ 合計の目安
【パジャマをレンタル + 売店でそろえた】
・レンタル(パジャマ+タオル):3,200円
・日用品(購入):1,500~2,000円
・お茶・飲み物:2,560円
・売店(おやつ・コーヒーなど):約1,000円
👉 売店だと約8,000~9,000円くらい
👉自分でそろえると1,000円くらいに抑えることもできる
①パジャマのレンタル
入院中は、日用品やパジャマをレンタルすることもできます。
パジャマは病院ではなく、売店や外部業者に支払うことが多いので、
コード決済ができない場合も多々あります。
私が入院したときの料金はこんな感じでした👇
▼ レンタル費用
・パジャマ:200円 × 8日間 = 1,600円
・タオル:200円 × 8日間 = 1,600円
👉 合計:3,200円
▼ 洗濯する場合
・洗濯1回+乾燥2回:約300円
回数によっては、レンタルより安くなることもあります。
② 日用品の購入
入院中に使う日用品は、病院で購入することもできます。
▼ 病院で購入した場合
・歯ブラシ+歯磨き粉+コップセット:約1,000円
・吸い飲み or ストローキャップ:350円〜500円
・ミニシャンプーセットなども、コンビニ価格で売っています。
▼ 100円ショップで揃えた場合
・歯ブラシセット
・コップ
・ストローキャップ
・サンプルのシャンプー・リンス
👉 合計:約300円
・シャンプーなどを入れるボトルセットも100円で購入できます。
他にも便利用品がたくさんありますので、
「入院に必要なもの」の記事も見てもらえると嬉しいです。
③ お茶+嗜好品
入院中は、飲み物やちょっとした嗜好品も意外とお金がかかります。
▼ 自販機を使った場合
・1本:160円
160円 × 2本 × 8日 = 2,560円
▼ 実際の体感
ウォーターサーバーはありましたが、そこまで歩けませんでした。
家族に頼んで、自販機でまとめ買いしていました。
▼ 売店を利用した場合
売店に行くと、ついお菓子やコーヒーなどを買ってしまいます。
価格もスーパーではなく、コンビニと同じくらいなので、
気づいたら出費が増えがちです。
👉 私の場合は、追加で約1,000円ほど使いました。
▼ 私の対策
売店は便利ですが、ちょこちょこ使うと出費が増えやすいです。
👉 事前に準備しておくと、節約につながります。
④値段が違う理由
売店で購入するものは「医療用」になります。
その分、質が良くて値段も高めです。
▼ 注意ポイント
ただし、普段使わないものは…

⑤その他
・テレビカード:1,000円/枚
・有料Wi-Fi:250円/日 など
▼ ポイント
どちらも必須ではありませんが、
入院中の時間つぶしとして使う人が多いです。
👉 使うかどうかで、出費が変わる部分です。
Ⅲ.病院から購入を勧められるもの
入院中は、病院から追加で物品の購入を勧められることがあります。
① 医療用テープ
傷をきれいに治すためのテープです。
👉 約1,000〜2,000円
② 術後のおむつ
手術当日に使用することがあります。
👉 約200円/枚
※単品で購入できることが多く、1枚だけでOKな場合もあります。
③ 傷のバンド(腹帯など)
傷を保護するために使用します。
👉 約2,000〜3,000円(2枚購入・1週間程度使用)
※最近は使わない病院も増えています。
▼ 合計の目安
👉 約1,000〜5,000円
▼ ポイント
・何を使うかは病院によって大きく変わります
・購入するものは「医療用」のため、価格は高めです
👉 必要性を感じない場合は、無理に購入しなくても大丈夫です。
Ⅳ.節約するなら?
ここまでの内容をもとに、
「病院でそろえた場合」と「自分で準備した場合」を比較すると👇
▼ 病院で購入・利用した場合
・日用品・レンタル・飲み物など:約7,000円
・追加で勧められる物品:約1,000〜5,000円
👉 合計:約8,000〜12,000円
▼ 自分で準備した場合
・日用品(100円ショップなど):約300〜1,000円
・飲み物(持参):数百円
👉 合計:約500〜1,000円程度
▼ 差額
👉 約7,000〜11,000円の差

Ⅴ.入院期間による費用の目安
今回ご紹介した金額は、入院1週間(7泊8日)の場合です。
一般的な手術であれば、
👉 このくらいの入院期間になることが多いです。
▼ 手術内容による違い
・開腹手術の場合
👉 術後8日目くらいに退院になることもあります
・腸を扱う手術の場合
👉 絶食期間があるため、さらに1週間ほど延びることもあります
・脳や心臓の手術など
👉 入院期間が4週間以上になることもあり、費用も大きく増えます
▼ ポイント
入院期間が長くなるほど、
医療費+生活費の両方が増えていきます。
👉 目安として「1週間単位で費用が増える」と考えておくと分かりやすいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
入院にかかる費用について、
「実際どれくらいかかるのか」はイメージできたのではないでしょうか。
ただ、ここで一つ大事なのは、
👉 **“じゃあ、どう備えるのが正解なのか?”**という部分です。
・このくらいの金額なら貯金でいいのか
・保険はどこまで必要なのか
・逆にムダになっている保障はないのか
ここは人によって大きく変わるため、
なんとなく決めてしまうと損をするポイントでもあります。
次の記事では、
👉 外来通院のお金
👉 実際の入院経験をもとに見直した
👉 看護師兼FPとして考えた「リアルな保険設計」
を具体的にまとめています。
これからの安心とお金のバランスを考えるうえで、
一度しっかり整理しておきたい方に向けた内容です。
