否定語を使わないこと!
明日から下半期が始まります。
上半期を振り返り、下半期に向けて新たな目標を立てる。
目標を立てる機会があれば、少しだけ意識してみてほしいこと。それは、、、
目標をつくるときは、否定語を入れないこと。
私たちはついうっかり否定語を使いがちです。
「今週は残業しないぞ」とか、「間食しないぞ」とか。
やりがちだけど、これは好ましくない。
目標は「〇〇しないようにする」ではなく、「〇〇する」にするのが良いのです。
これは人にアドバイスをしたり、お願いをするときも一緒。
夜更かしをしないで→早寝をして
遅刻しないで→時間を守って
騒がないで→静かにして
焦らないで→落ち着いて
なぜならば、人は言われたことばを想像してしまうから。
だから、「〇〇をしない」と言われても、言われた時点で〇〇を想像してしまうのです。
残業、間食、夜更かし、遅刻、騒ぐ、焦る……してほしくないこと、したくないことを想像して、そのイメージをつくってしまう。
すると、そちら側に引っ張られる。
その結果、残業する、間食する、夜更かしする、遅刻する、騒ぐ、焦る……。悪循環。
よく小学校で言われる「廊下を走らないで」は「廊下は歩きましょう」に書き換えられています。
「〇〇しない」はつまり、どうすること?というのを考えなければならないワンクッションが消されているのです。
おそらくよくある「学級目標」のようなものも、否定語は使わないようにしているのではないでしょうか。
お子さまの学校に行く機会があれば、見てみてほしいです。
それに、人間は否定を拒絶します。
誰だって否定されるのは怖いし嫌だし、反発心も生まれる。そう簡単には受け入れられない。
つまり否定語は心に響きづらいということ。
Mr.Childrenの「Starting Over」という曲があります。
私が大好きな曲の一つ。
この曲のサビの部分の歌詞。
僕だけが行ける世界で銃声が轟く
眩い 儚い 閃光が駆けていった
「何かが終わり また何かが始まるんだ」
そう きっとその光は僕にそう叫んでる
この「僕だけが行ける世界」というのは、実は元々は「僕しか知らない世界」という歌詞でした。
それを、レコーディング中の桜井さんが書き換えた。
テレビ番組の中で、桜井さんはこう言っています。
否定からサビの入り口に入るっていうのが ちょっと
なんか煮え切らない感じがあったんで
“僕だけが行ける世界”っていうもののほうが強いなと思って
この番組には途中、「知らない」を「行けない」にしようとしているシーンも。
つまり、この曲の歌詞は
「僕しか知らない世界」→「僕しか行けない世界」→「僕だけが行ける世界」
と変化していったのです。
否定語が消され、まさしく強さが出ている。
ことばが粒立っている。
ダイレクトに伝わってくる。
「僕しか知らない」「僕しか行けない」という孤独感や閉塞感が、「僕だけが行ける」という希望に変わる。
否定語を肯定語に変えたことで、よりポジティブでより力強いメッセージへと変わっている。
これこそ、否定語を肯定語に変えることの効果だと思います。
「Starting Over」、この曲もいつか歌詞分析してみたい。
さて、冒頭のことば。
「目標をつくるときは、否定語を入れないこと。」
ここにすでに否定語が入っている。直さねば。
直すとすると、、、
「目標をつくるときは、肯定語を使うこと。」
あとはタイトルもですね。
「肯定語を使うこと!」
よし、これでオッケー!
たいていのことは同じ意味のまま、肯定的に表現できます。
否定語は肯定語に言い換えること。
目標を立てるとき、誰かに何かをお願いするとき、ぜひ、意識してみてください。
