各関節の「役割・機能」違いとは 理学療法士
今回は、ボディーワークを勉強する中でジョイント・バイ・ジョイントアプローチの考え方を知ることで腑に落ちたことがあったため、それらについてまとめていきます。
ジョイント・バイ・ジョイト理論(Joint by Joint theory)とは、動作において、身体の関節がそれぞれの役割を持って個別に働きながら、複数の関節を同時に協同して働かせることが機能的な動作に結びつくことを説明していると解釈しています。
その上で、各関節の役割というのは大きく分けてモビリティ関節(動き)とスタビリティ関節(固定)に分けられ、モビリティ関節とスタビリティ関節は人間の関節に交互に存在するというふうに言われています。
つまり、上肢でいうと肩甲胸郭関節はスタビリティ・肩関節はモビリティ・肘関節はスタビリティ・手関節はモビリティとなります。
下肢では股関節はモビリティ・膝関節はスタビリティ・足関節はモビリティ・足部はモビリティとなります。
脊柱は頸椎はスタビリティ・胸椎はモビリティ・腰椎と仙腸関節はスタビリティとなります。
注意しなければいけいないこととしては、「スタビリティ関節は、可動性は必要ないのか」、「モビリティ関節は、安定性は必要ないのか」ということではなく、他部位との連動性においての役割であることを理解することが必要となります。
これらの内容を知ることで、「なるほど」と思ったことは、膝関節や腰椎、肘関節など本来は安定性が必要である部位が過剰に動いてしまって病態となっているケースが多くあることに気がつきました。
例えば、膝半月板損傷や変形性膝関節症、腰椎分離症や腰椎椎間板ヘルニア、テニス肘や野球肘などがパッと思いつきました。
そして、私がアプローチしていく中でモビリティが必要である股関節や胸椎、肩関節や手関節などに対して、可動性を引き出すことで相対的にスタビリティの関節への過剰な運動を予防することが多くあると思いました。
やはり、各関節は連動して協調的に動くことを要求されているため、怪我や病気になった患部ばかりに目を取られては本末転倒になってしまうこともあることを改めて再認識しました。
ボディーワークやピラティスなどを勉強する中で、自身の臨床とのつながりを発見できて楽しく勉強できているのでまた気づきをまとめていければと思っております。
ご意見ありましたらコメントしていただければと思います。
※この内容は個人の解釈がありますので参考にしていただければと思います。
