関節「緩い・柔らかい」で起こる問題点とは 理学療法士
今回は関節が柔らかい、緩い方が起こる身体機能の問題点や理学療法での考え方についてまとめていきます。
関節が緩い状態とは、関節周囲の組織が元々伸びやすく、膝や肘などの過伸展がみられることを指します。
人より膝や肘、指が反れる状態を取ることができることがあり、男性に比べて女性の方がホルモンの影響等で組織の柔らかさを持ち合わせています。
また、小児期や学童期などで体操など手足にストレッチ機会を多く持つことでも柔らかさが身につくことがあります。
一般的には体が柔らかいことはとても大事なことであるように考えられますが、柔らかすぎる問題点も理解することが重要となります。
柔らかすぎる問題点として考えられるのが、関節に衝撃やストレスが加わった時の脆弱性が挙げられます。
本来は関節周囲の組織がある程度硬さを持つことから、関節への急激なストレスを止めることや守る役割がありますが、その機能が弱いことから周囲の組織に過剰に摩擦や旋回等のストレスが加わりやすくなります。
そのため、半月板損傷や関節唇損傷、靭帯損傷、関節軟骨損傷、脱臼等のリスクが高くなることも考えられます。
これらの関節唇や半月板が損傷することで関節内の運動感覚が悪くなり、イメージした通りの運動がしにくくなることや組織のストレスヘの対応が遅れてしまい大きな損傷に繋がることがあります。
また、加齢とともに脊柱の可動域制限が強くなってくると四肢と体幹部の可動域の差が大きくなります。
こうすることで運動時に手足の関節への仕事量が増えて、より関節内へのストレスが加わりやすくなります。
腕を引く動作や膝を捻る動作、手をつく動作などとっさの動きで急激な痛みを訴えるケースが多いように感じます。
対応策としては、四肢の柔らかさに対応できる脊柱の柔軟性を維持することと関節周囲の筋力(単関節筋)向上が考えられます。
関節の緩さは変えられないことが多いため、それ以外の対応策を考えていくことが必要になります。
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※この内容は個人の解釈がありますので参考程度にお願いします。
