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お盆の怪談より、おせちの広告のほうが怖かった

お盆の季節になりました。

夏といえば怪談。
怖い話を聞いたり、昔の不思議な話を読んだりする季節です。

……と思っていたら、先日もう「おせち」の広告を見かけました。

いや、ちょっと待ってください。
まだお盆ですよ??
こっちは今から夏を過ごすところなんです。

それなのに画面を開けば、「新春を彩る華やかなおせち」みたいな広告が出てくる。
私の好きなすみっコぐらしもおせちの注文を開始しています。

お盆の怪談より、よっぽどゾッとしました。
時間の流れ、早すぎませんか。

私はまだ今年をちゃんと消化できていない気がするんですけど。
最近までまだ今年始まったな、くらいじゃなかったです?

そして、こういう時にふと思うことがあります。
時間の流れって、精神と肉体で速度が違うんじゃないだろうか。

カレンダーは容赦なく進んでいきます。
肉体も、それに合わせるように少しずつ変化していきます。

去年より疲れやすくなったり。
昔より回復に時間がかかったり。
肌や体型にも、少しずつ年齢を感じるようになったり。

肉体は律儀です。
「はい、今年も一年分、ちゃんと年を取りました」
とでも言うように、確実に時間を刻んでいきます。

ところが精神のほうは、そうでもありません。
アラフォーになった今でも、「ちゃんとした大人ってどうやったらなれるんだろう」と、どこかで思っています。

もう十分大人の年齢なのに。
社会人として働いた経験もあります。
色々なことも経験してきました。

それでも心の中には、「私はまだ物心ついていないのでは?」という感覚が残っています(笑)
私、まだイヤイヤ期くらいでは?

年齢だけはしっかり増えていく。
でも、自分の中身はそこまで変わった気がしない。

これって、なんだか不思議ですよね。

肉体は時間に従って進んでいくのに、精神は少し後ろを歩いている。
その距離が、年々広がっているような気さえします。

ジョジョの奇妙な冒険でいうなら、何かのスタンド攻撃を受けているような気分です。

見た目も体力も年齢相応に変化する。
しかし精神は置いていかれる。

本人だけが、「えっ、私いつの間にこんな年齢になったんですか?」と取り残される。
なんとも嫌なスタンド能力です。

しかも厄介なのは、去年も一昨年も同じようなことを言っていたような気がすること。

去年も、「時間が経つの早すぎる」と言っていた。
一昨年も、「もうこんな時期なの?」と言っていた気がする。

ということは、精神は本当に時間に追いついていないのかもしれません。
毎年ちゃんと同じ場所にいて、「時間が早い!」と驚いている。

もしかすると、精神が成長していないのではなくて、「自分の中の時間」と「カレンダーの時間」は、そもそも別物なのかもしれませんね。

年齢は数字として増えていく。
身体も少しずつ変化していく。
でも、自分の中にいる「自分」は、昨日から急に別人になるわけではありません。

昨日までの自分を引きずりながら、今日の自分になっている。
だから40代になったからといって、心の中まで突然「40代の人間」になるわけではない。

子どもの頃の自分も、20代の頃の自分も、30代の頃の自分も、なんとなくそのまま自分の中に残っている。

そう考えると、「まだ物心ついていない気がする」という感覚も、そんなに変なことではないのかもしれません。
……と、言い聞かせてみる(笑)

そして今年も、気がつけばお盆。
その横では、もうおせちの予約が始まっている。
カレンダーは私を置いて、どんどん先へ進んでいきます。

私はその後ろを、「ちょっと待って!」と言いながら追いかけている。
たぶん来年も同じことを言っているでしょう。

そしてまた、おせちの広告を見て、「もうそんな時期!?」と驚いていると思います。
本当に、怪談よりも時間の流れが早すぎることの方がゾッとします(笑)

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りあん チップの意味が初心者でまだ詳しくわかっていませんが、いただいたチップはクリエイターとしての励みになります。 本当にありがとうございます。