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#5-2 夏休み4日目 金沢 小松弥助

前回に続き、夏休み4日目、今回の旅のメインイベント。12年ぶりの小松弥助。本当に本当に今日のこの日を待ちわびた(涙)

小松弥助は、鮨職人界の巨匠・森田一夫氏が創り上げた、日本を代表する寿司店のひとつで、「東の次郎、西の弥助」と並び称されてきた存在。
以前は金沢・片町のアパホテル1階に店を構えていたが、現在は金沢駅近くの「金沢茶屋」内に移転。入口には赤い和傘をモチーフにした暖簾が掛けられ、両脇の行灯には「金沢茶屋」の文字。

最近こちらに移転したとのこと

中へ進むと、手入れの行き届いた日本庭園が現れ、石灯籠や苔むした庭石が、しっとりとした和の雰囲気を演出している。

雨に濡れた美しい中庭の庭園

さらに奥の格子戸を抜けると、店内は木の温もりに包まれた落ち着いた空間で、「弥助」の木札が掛かる暖簾の奥にカウンター席が待つ。

この扉の向こうに今日の楽しみが!
控えめな入り口
既視感のあるカウンター

この日は12年ぶりの訪問で、3ヶ月前の予約開始日に何度も鬼電して74回目でようやく確保できた特別な席。外観から店内まで、控えめながら格調高い佇まいが、訪れる前から期待感を高める。

はじまりはじまり

まずは飲み物を尋ねられ、「寿司には甘口を」と選んだのは神泉大吟醸。ラベルは小松弥助限定ラベル!フルーティーでやわらかな口当たりは、これから始まる極上の寿司時間にふさわしい一杯。

アルコールのメニュー。散々迷ったが
神泉大吟醸を選択

ひんやりとした神泉で喉を潤したあと、「つまみから行きますか、握りから行きますか?」との問いに、迷わずつまみを選択。まず登場したのは、名刺代わりともいえるマグロの漬け。

マグロの漬け

艶やかな赤身の中に、ほんのり甘みと旨みが凝縮され、舌の上でとろける。

続いては、旨味をじっくりと引き出したアワビの煮込み。磯の香りと柔らかな食感が、口いっぱいに広がる。

鮑の煮込み。鮑はもちろんだが煮汁が秀逸!

そして圧巻の刺身盛り合わせ。

圧巻の刺身盛り合わせ!

弾力のあるアラにはじまり、ぷりっとした縞エビ、歯切れの良い梅貝、漬けマグロ、そして太刀魚。彩りを添える黄色の大根と酢橘。すべてが新鮮そのもので、塩やわさびで素材の真価を味わえる。

ここから、至福の時間が静かに、しかし確実に幕を開けた。いよいよメインのおまかせ握りの開始!

最初の握りは、透明感あふれる赤イカから。細かく包丁が入れられ、ねっとりとした甘みと歯切れの良さが同時に広がる。

トップバッター赤イカ

続いて、見事なサシが入った大トロ。口に入れた瞬間、脂の旨みが溶け出し、酢飯と一体となって消えていく。

続いて大トロ。秒で口の中で溶けた。。。

箸休めには、瑞々しい泉州産の水茄子。ほんのりとした甘みとみずみずしさが口をリセットしてくれる。

泉州産の水茄子

そして、北陸の海の恵み縞えび。とろける甘みが、口いっぱいに広がる至福のひと口。

ぷりぷりの縞えび

香ばしく炙られたアラは、皮目の香りと身の旨みのバランスが絶妙。

皮目が香ばしいアラ

さらに、マグロ・ウニ・トロロの併せ寿司が登場。濃厚な旨みと滑らかな食感、山葵のアクセントが三位一体となった贅沢な一品。

なんと贅沢な併せ寿司

続く煮蛤は、甘辛い煮汁が身の旨みを引き立て、口に残る余韻が心地よい。

ツメと素材が最高だった煮蛤

そして、おまかせのラストは、香ばしく焼き上げられた熱々のうなきゅう。海苔の香り、鰻の旨み、きゅうりの食感が、最高のフィナーレを飾った。

焼きたてのうなぎが入ったうなきゅう

至福のおまかせを堪能したあとは、追加注文タイム。ネタを一通り聞いた瞬間、迷わず口から出たのは「全部ください」。その場の勢いで頼んだ結果、帰宅後しばらくはそうめんと冷やし茶漬けで過ごすことが確定(笑)。

まずは、濃厚な甘みが広がる北方四島産のウニ。潮の香りとクリーミーな舌触りがたまらない。

甘くて濃厚なウニ
佇まいが素敵すぎて最後におかわりしてしまった

続くは、脂の乗りと爽やかな薬味のバランスが絶妙。

癖もなく弾力があり濃厚な鯵

ここで思わず再登場したのが、香ばしく炙られたアラのアンコール。二度目でも感動は色あせない。

アラは冬にしか獲れないと思い込んでいた
一緒に出てきたアラの吸い物

柚子塩味の穴子は、ふっくら柔らかな身に爽やかな香りが重なり、軽やかな余韻を残す。

どっしりしたアナゴの下味に爽やかなゆず塩の味付けが⭕️

梅貝は、コリコリとした歯ごたえと旨みが際立つ海の恵み。

100回は咀嚼しないともったいないです(笑)

そして、この店に来たら誰もが注文する至高のネギトロ巻き。脂の旨みとシャキシャキのネギが一体となり、海苔の香りとともに贅沢な幸福感が押し寄せる。

12年前が蘇る。これがまた食べられる幸せ。
許されるなら1メートルサイズで食べたい…
わさびをたっぷり入れても全く辛くないのがすごい!
今日、握っていただいた大将の刀袮 修 (とね おさむ)氏。
楽しいお話とおいしいお寿司ありがとうございました!
楽しい時間ありがとうございました!

最後は、カウンター越しに職人さんたちの笑顔を撮影。かけ声はもちろん「はい、弥助!」実はお土産に弥次喜多(通称爆弾握り)と呼ばれるおにぎりを購入したのだが、このお話は後日。

大将の森田さんが引退されたのは非常に残念だが、12年前のあの感動の味がしっかりと受け継がれていたことを確認した。来年の夏も金沢に行くのでしっかり貯金をしてこの至福の時間を確保できればと思う。

心もお腹も満たされる、忘れられない思い出となった。留守を守ってもらっている妻と娘よ。今回は本当に申し訳ない🙇

📍小松弥助(こまつやすけ)
住所:石川県金沢市本町2丁目17-21
ジャンル:寿司(完全予約制)

予約方法:
・電話予約のみ(訪問日の約3か月前から受付)
・営業日や予約状況は変動があるため、必ず事前に
 電話で確認。人気店のため、予約開始直後に満席に
 なることも多い

公式情報ページ(食べログ):
https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17000118/

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次回は金沢での夕食を書こうかと思います。お楽しみに!

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