見出し画像

#48【2026|新築投資】 私が工務店を紹介する時に求めること

これまでの記事では、

新築投資における工務店選びや建築条件、

そして、施主としてどのように考え、
どのように行動するべきかを書いてきました。

不動産経営では、
自分だけが利益を得ることを考えても、
長期的に良い関係は築けません。

関係する人すべてに価値が残ること。

それが、長く続く経営には
重要だと考えています。

今回は、私が工務店を紹介する時に
大切にしている考え方について書こうと思います。

以前は工務店を紹介していました

「大塚さんが付き合いのある工務店を紹介してほしい。」

以前は、こういう相談をよく受け、
多くの方へ無料で工務店を紹介してきました。

しかし現在は、
無料で工務店を紹介することはやめました。

理由は、

私が目指していたのは、

工務店、紹介を受ける方、そして私。

三者すべてに価値が残る
「三方良し」の関係です。

しかし実際は、

紹介を受ける方だけが得をする
「一方良し」になることが多かったからです。

紹介で提供していた価値

私の紹介で、経験のある投資家でも、
建築費が一棟数百万円変わることもありました。

建築費が下がることは、もちろん大きな価値です。

しかし、本当に価値があったのは、
建築費だけではありません。

私が提供していたのは、
数百万円単位の建築費削減をはじめ、

長年築いてきた信用、工務店との関係性
そして、建築を成功させるための
考え方や手法でした。

単純に工務店の名前や
連絡先を伝えていたわけではありません。

その工務店と、

どのような関係を築き、
どのような条件を作り、
どのように双方が利益を得るのか。

そこまで含めたものが、
私が提供していた価値でした。

最初はWIN-WINだと思っていました

当初は、お互いに情報交換ができる
WIN-WINの関係だと思っていました。

紹介を受けた方も
決して何も価値を返そうとしていなかった
わけではありません。

情報提供や経験談など
それぞれの形で
価値を提供しようとしていました。

しかし
ギブアンドテイクとして客観的に価値交換を見ると、
量・質ともにバランスが取れているとは言えませんでした。

私が提供していた価値は
金額だけではなく、信用や関係性、
建築を成功させるための経験や手法を
含めたものでした。

一方で
私が得ていたのは情報や気付きでした。
もちろん、それにも価値はあります。

しかし、ギブアンドテイクとして考えた時
バランスが取れているとは言えませんでした。

価値交換のバランスが崩れた関係は、
長期的には続きません。

本当に伝えたかったこと

しかし問題はそれだけではありません。

私が本当に伝えたかったのは
工務店紹介という表面的なことではなく
施主力・経営力を高めることでした。

建築費を安くすることは、
もちろん大きな価値があります。

しかし、本質的な価値は、
一時的な利益ではありません。

関係者それぞれの立場を理解し
相手にも価値を提供しながら
主導権を持って主体的に経営する力を
身につけることです。

私が考える施主力とは
単に安く建築する力でも
工務店へ無理な要求をする力でもありません。

工務店、金融機関、入居者など
関係者と良い関係を築きながら
自ら価値を生み出し、経営を進める力です。

それが、
施主自身が経営者として考える力であり
本当の意味での「三方良し」につながると考えています。

紹介するだけでは伝わらないもの

多くの方は
建築費という目に見える価値だけを受け取り、
その背景にある考え方や手法まで身につけることには
価値を置いていませんでした。

結果として、工務店にも価値を返せず
「一方良し」になることが多かったのです。

工務店に申し訳ない気持ちになりました。

同じ工務店を紹介しても
建築費だけを見る人と、
関係者すべての利益を考える人では
その後の結果は大きく変わります。

情報を持つことと
その情報を使いこなし、価値に変える力を持つことは
別のものです。

私が求める関係

以上の理由で
無料で工務店を紹介することを
やめました。

私はこの紹介での報酬の有無に関わらず
生活に困ることはありません。

だから件数よりも、

・施主力や経営力を高めたい方

・関係業者に対して主導権を持ち、
 主体的に経営したい方

・工務店にも価値を提供しながら、
 自分も利益を上げたいと考える方

そういう価値観の合う方と
長くお付き合いしたいと考えています。

ただし
誰でもその関係を築けるわけではありません。

知識だけではなく
問題意識を持ち成長しようとする向上心があり
相手の立場を理解できる
誠実な人間性が必要です。

私は
そういう方に対して
時間やエネルギーを使いたいと考えています。

工務店紹介は入口に過ぎません

工務店紹介は
私がお手伝いできることの
入口に過ぎません。

本当にお手伝いしたいのは
承継まで含めた不動産経営全体です。

建築だけではなく
財務、金融、経営判断
そして将来の承継まで含めて
長期的に資産を残すこと。

そこまで考えることが、
不動産経営だと考えています。

次回は
その考え方について書こうと思います。




いいなと思ったら応援しよう!