【第6話】「休みたい」の奥にある気持ち
4男は、はっきり「休みたい」と言えないままお腹の痛みを訴え、結果その日は学校を休みました。休んだ4男は家事を手伝い、安心したように眠ってしまいました。無理に行かせることもできたけれど、休ませた判断が正しかったのかは今もわかりません。
「休みたい」の奥にある気持ち
「おはよう」
「おはよう」
朝6時半、子どもたちが元気に起きます。
…しかし4男は起きてきません。
部屋をのぞき
「そろそろ時間だよ」
「まだ眠い」
昨晩は8時には布団に入り、9時頃に覗いた時には寝息を立てていました。
…なのに起きれない。
7時を過ぎるまで待っていたけれど、
『夜更かし以外で起きられない日は無理に起こさない』
というのが子育てのマイルール。
仕方なく、学校に遅刻の連絡を入れました。
子どもたちが出かけ、2人きりになってからもう一度様子を見ると、
4男は布団の中で丸くなっています。
「どうする?今日も休む?」
「勉強がわからなくなるから…休みたいけど、休むと困る…」
「だったら、遅刻して行く?」
「…お母さんと勉強してから行きたい」
「何を勉強したいの?」
「国語と算数。掛け算が難しい」
家にあった教科書ワークを一緒に解き終わると、
4男は時間割と時計を交互に眺めながら言いました。
「そろそろ行こうかな」
教室の手前まで来ると、私の手を解き
「もう大丈夫。帰っていいよ」
そう言って小走りで教室の中に消えていきました。
最後に
いきしぶりや不登校は、どうしても『学校に行くか行かないか』に心を奪われがちです。
でも私は、それよりも『安心して過ごせる状態』を優先したいと思っています。
安心が戻れば、きっと次の一歩は自分で踏み出せると信じています。
