それは本当に、私のため?
心配してくれているのは、わかっていた。
きっと本当に、私のためだったのだと思う。
助けようとしてくれていたことも、ちゃんと伝わっていた。
それなのに、私は少しずつ苦しくなっていった。
励まされるたびに、
安心させてもらうたびに、
なぜか息が浅くなっていった。
あるとき、ふと思った。
これは本当に、私のためなんだろうか。
それとも・・・
相手が安心するためなんだろうか。
落ち込んでいる人に、前向きな言葉をかけることはできる。
「大丈夫」
「あなたならできる」
「考えすぎだよ」
その瞬間は、少し楽になる。
即効性はある。
でも、それは長くは続かなかった。
また不安になれば、
また誰かに前を向かせてもらいにいく。
そこには、どこか依存の匂いがあった。
理解される前に、
前を向かされる感覚。
それが、私は怖かった。
そしていつしか、
誰かに相談することをやめた。
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