仕事にやりがいがありますか?
セブ島から帰国して、蒸し暑い東京に帰ってきました。日本とは全く違う価値観の友人との話し、日本とは全く違う住環境を見て、思考が動くのを楽しみました。
ある友人の話し。
中学生の子どもの夏休みの宿題で、仕事のインタビューをする課題のエピソードを聞きました。友人は、個人事業として、投資をしています。
「お父さんの仕事のやりがいは?」の質問に、「そんなもん無いよ、儲かるからやってるだけ」と子ども相手に本音で答えたそうです。
このことについて考えてみます。
やりがいを求めない働き方
夏休みの宿題としてに職業インタビュー。クラスのみんなは、近所のお医者さんやパン屋さんに話を聞き、「患者さんが元気になると嬉しいです」とか「お客さんの笑顔がやりがいです」なんて、模範解答をノートに書いていることでしょうね。
友人は、個人事業で不動産・太陽光・株式投資がうまく運用できており、稼いでるタイプです。その子どもは、父親にインタビューしました。
「この仕事のやりがいは何?」
「そんなもん無いよ。儲かるからやってるだけ」
え? え?
ノートにどう書けばいいのコレ?
中学生ともなると、本音と建前がわかること年齢です。父親は本音を話してくれたけど、学校には何とレポートするのでしょうね。
しかし、この父親としての回答は、この子の将来に、「やりがいと仕事の関係」を考えさせる大きなきっかけになっているはずです。
大人の世界は「模範解答」だけじゃない
子どもの頃は学校で「好きなことを仕事にしよう」と言われました。でも、大人になるとそんな簡単なことじゃないことがわかるんです。好きなことだけじゃ生活できないってことが。残酷ですがそれが現実だと思うんです。
多くに人にとって仕事は、やりがいではなく、生活の基盤を作る手段であり、「お金が入る=目標達成」なんです。
あくまでも仕事は「生活の手段」であり、「人生の目的」ではありません。父が子どもに投げかけた応答は、この回答に気づけるかどうかが、重要なポイントです。
学校で教えてくれる綺麗事だけでは世の中はありませんからね。
やりがいと仕事の関係
下記の図はこの記事から引用しました。
仕事の充実と報酬から見た、”仕事を続けるか/転職するか”を考える指標
縦軸の、仕事の充実/満足をやりがいと置き換えて読んでみると、A(=報酬が十分&やりがいがある)は仕事を継続となっています。
タイプAが義務教育で教えてくれる仕事を指しています。
しかし現実は、B(=報酬が十分&やりがいがない)の相当する人ばかりです。

仕事の充実と報酬から見た、”仕事を続けるか/転職するか”を考える指標
実は彼は、儲けること自体が好きなので、やりがいはあります。つまり本当はタイプAなのですが、世の中の多くに人は、タイプBです。
友人は、子どもに対してタイプBとして「やりがいなんて無いよ。儲かるからやってるだけ」と答えたと想像します。手段と目的の違いを理解させるために演じたのでしょう。
やりがいは仕事の外にある
私も、タイプAで満足した仕事でやりがいも感じていました。しかし、仕事へのやりがいは年々減少していたんです。やりがいは人生においてとても重要な要素なのでおろそかにはできません。 自分を蔑ろにして、我慢するべきではないと考えています。
だから、仕事にやりがいを求めないで、やりがいは仕事以外で見つければいいんです。
学校教育のような模範解答で、好きなことを仕事にしようだとすぐに行き詰まってしまいます。
仕事以外のやりがいとは、旅行、趣味、家族や友人たちとの時間などです。稼いだお金で自由を買い、その時間でやりがいを感じればいい。これはこれで理にかなっています。
こんなことが、大人にとっては当然の選択肢ですが、さて、中学生の夏休みの宿題には、どのように考察を書いているのでしょうね。
◇ ◇ ◇
友人の答えは、教育的にはアウトかもしれませんが、人生リアルドキュメントとしては満点です。
大人の本音は時に中学生の価値観を変化させる力があります。そして、社会の多様さを教えてくれます。
義務教育にずっと疑問を抱きながら生きづらかった子どもの頃を思い出しました。あのとき、こんな大人に出会えたら良かったのに〜、なんて振り返るのもnote書きながら楽しい時間です。
子どもの頃から多様性に富んだ会話により、考える力を身につけられる日本の教育になることを願っています。
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