FIREという生き方:人生で「時間・健康・お金」のすべてが揃う時期は存在しないのか?
先日、ある書籍を読んでいると、こんな趣旨のことが書かれていました。
「時間と健康とお金のすべてに余裕がある時期は、人生の中には存在しない」
なるほど、一般的にはそう言われているよなと納得しつつも、「そうかな?」と、私はふと首を傾げました。なぜなら、早期退職をしてセカンドライフを送っている現在の私には、この「健康・時間・お金」の3要素に余裕がある状態がもう何年も続いているからです。
「あれ? 本に書いてあることと、自分の現実が合わないな?」
今日は、人生の充実を左右するこの「3つの要素」について、私自身の経験を交えながら考えてみます。
一般的な人生モデルの3要素
まずは、一般的なライフスタイルにおいて、この3つがどう変化していくのかを考えてみます。
<時間>
誰にでも1日24時間、平等に与えられていますが、学生時代は勉強や部活に忙しく、社会人になれば仕事に追われて「自分の時間がない」のが当たり前。逆に、定年退職を迎えると、一気に時間が有り余る生活へと激変します。
<健康>
多くの人は定年を迎える60歳前後までは比較的健康に過ごせますが、そこを境に体力や健康状態は下降線をたどりやすくなります。健康寿命は男性で72歳、女性で75歳と言われています。
<お金>
学生時代に余裕がないのは当然としても、社会人になっても結婚、子育て、車の購入、そしてマイホームのローンに追われ、定年までは、常にお金に余裕がない状態が続くでしょう。子どもが卒業し、ローンを払い終え、退職金を手にしてようやくお金に余裕ができるのが一般的なのかもしれません。
このように、60歳の定年というラインを引いてみると、確かに「時間・健康・お金」の3つがすべて同時に揃う瞬間は、一般的な人生モデルの中には存在しないように見えますね。

「FIRE」という選択
では、どうすればこの3つを同時に得ることができるのかな?
その答えの一つが、FIRE(Financial Independence, Retire Early)というライフスタイルです。
FIREとは、「経済的自立と早期リタイア」を意味する言葉です。若いうちに貯蓄と資産運用で生活費を賄える仕組みを作り、60歳や65歳という世間の定年を待たずに仕事を辞めたり、主体的に働き方を選んだりする生き方です。つまり、健康でお金がある状態のまま、自らの意思で「時間」を獲得するという戦略です。
かなり少数派の生き方であることは承知しています。そんな生活、夢物語だと信じがたい人もいるでしょう。自分の周りに実践者がいなければ無理もありません。
しかし、世の中にはこの生活を実際にエンジョイしている人が確実に存在ししてるんですよ。アンテナを張ってみると、FIREに関する情報はあっという間に集まります。
タイムリッチな生活による出会い
早期退職によってタイムリッチ(時間的な豊かさ)を手に入れたことで、私の価値観は大きく変わりました。かつては「忙しいこと=充実している」と思い込んでいましたが、今では「のんびり自分のペースで過ごすこと=充実」へとパラダイムシフトが起きたのです。時間に追われる焦燥感は、すっかり消え去りました。
そうした心の余裕が持てるのは、同じような価値観を共有できる仲間がたくさんいることも大きいと感じています。 私がメインで交流している「FIRE CAFE」、「FIREテラス」メンバーたち、その他のオフ会で出会うコミュニティの仲間たち。彼らと顔を合わせるたびに、ライフスタイルの多様性に驚かされます。
一般的な日本人からすると少数派で、変わった人を通り越して変態たちです。でもね、その多様性を許容できるから人生が楽しくなるんですよ。
日本人の多数派は、定年まで会社員として身を粉にして働き、退職金をもらってから悠々自適に暮らすという単一のレールの上を歩んでいます。
しかし、FIREコミュニティには、そうした固定観念にとらわれている人はいません。日々の過ごし方も多種多様。こうでなければならないという枠組みに囚われず、自由になることこそが、FIREの本質なのかもしれません。
FIREへの近道は、まず「手段としてのお金」
自分の人生を真剣に考える人には、FIREというライフスタイルを強くおすすめしたいです。極端な持論を言えば、お金のことは二の次にして、まずは「自分の時間」を確保することが豊かな人生に繋がるとさえ信じています。
理想は時間を最優先すること。でも、日本社会で育った私たちは「お金がない=生活できない」という恐怖心からどうしても抜け出せない。だからこそ、その恐怖を消すための「手段」として、さっさとお金をクリアしてしまおうってことです。
お金は人生の目的ではなく、あくまで「手段」です。そう割り切って、若いうちにさっさと資産形成を済ませてしまいましょう。お金という土台さえしっかり固めてしまえば、「健康なうちに退職して時間を確保する」という次のステップへ進むのはずっと簡単になります。

「私には無理」という壁
「先にお金を確保すればいいのは分かっているけど、それが難しいんだよ!」 そんな声が聞こえてきそうですね。実際、先日参加したコミュニティでも、やらない理由を探す天才たちから同じような声が聞こえてきました。
その時、私はこう言いました。
「あなたがお勤めの会社で、一番偉い部長や社長の年収が1,000万円にも満たないようなら、今すぐその会社は辞めた方がいい」
残酷ですが、そんな泥舟にしがみついている時点で、あなたの人生の天井はすでに低く設定されています。 会社のトップがその程度の稼ぎしかないのに、自分がそれ以上に稼げるわけないでしょ。搾取される側にいることにすら気づいていないのは、もはや悲劇です。
世の中には高年収の会社はゴロゴロしています。さっさと見切りをつけて転職しましょう。
さらに貪欲に稼ぎたいなら、日本の会社という枠にこだわる必要もありません。給与水準が根本的に違う外資系企業に転職したり、アメリカやオーストラリアなど、年収水準が高い国へ出て就職するという選択肢だってあります。
ここまで話すと、おそらく9割の人は「難易度が高すぎる」「私には絶対無理だ」と思うでしょう。 はい、そう思うなら無理だと思います。 自分で無理だと決めている以上、絶対に実現しません。
だから、いっそここで諦めて、一生お金は貯まらないと納得するのも一つの生き方ですよ。気持ちでお金は増えないのです。 感情論で反発する暇があるなら、一生お金の不安を抱えたまま、妥協だらけの人生を受け入れてることをお勧めします。それもまた、自ら選んだ立派な生き方ですから。
こんな割り切った話をすると、「それじゃ楽できないじゃないですか〜」と嘆かれますが、情報も集めず、対策も打たず、行動もしない人は、そりゃ無理でしょ。お菓子売り場で、買って買ってと駄々こねている子どものようですよ。

実体験(n=1)の情報を集めよう
私は他人の人生に責任を持てるわけではありません。今日の記事は、あくまで私と私の友人たちが、実際に経験した事実を書いただけです。
「一般的には」「日本の平均は」といった机上の空論はどうでもいいんです。発信者本人が自らの経験として語っているなら、n=1(サンプル数1)の貴重なデータです。そうしたリアルな声をたくさん集めれば、「もしかしたら自分にも可能性があるかもしれない」と思えるようになるはず。
現状を変えられない人は往々にして、できない自分と同じような境遇の人の情報ばかりを集めがち。なりたい自分に向かって努力するのではなく、みんなも平均値で苦労しているから仕方ないと妥協し、できない自分を慰め合う負のスパイラルに陥っているのです。そんなぬるま湯に浸かっていると、そのうち茹でガエルになりますよ。
人生で「時間・健康・お金」のすべてが揃う時期は存在しないのか?
タイトル回収です。
人生で「時間・健康・お金」のすべてが揃う時期は存在しないのか?
いいえ、自ら行動を起こせば、その3つを手に入れることは十分に可能です。私はそうでした。そして、私の周りの友人たちも手に入れていますよ。
もし、読んでいただいている方が、本当に「先にお金だけ貯めて、自由な時間を手に入れたい」と願うなら、自分の人生に対してもっと真剣になってみようよ。
誰のものでもない、あなた自身の人生です。後悔のないようにね。

そんな人たちが集まるパーティがありますよ。こんなところに足を運んでみるもの一つの方法だと思います。私も参加します。
4/18 君たちはFIRE後どう生きるか3 出版記念パーティ in 飯田橋
(土) 13:00 東京都新宿区 By 寺澤伸洋 オンライン・オフライン交流会
https://changemind20260418.peatix.com/view
このパーティの参加者が寄稿した書籍があります。n=1の情報が52名分 つまりn=52の声が書籍として読むことができますよ。
52名分ものFIRE達成者の声を聞くと、自分には無理って先入観に、少しは変化があるかもよ。
Kindleで無料で読めますよ。
私は、第一作目に寄稿しています。
いいなと思ったら応援しよう!
NPO法人DaredemoHeroへ寄付します。
私の人生に大きな転機となった団体で里親支援を続けています。
子どもたちの教育資金に活用させていただきます。あなたのチップをお届けします。ご協力お願いします!
ホームページ→ https://daredemohero.com