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セブ島滞在記 人生を立ち止まって考える方法(続編)

今日は、またフィリピンのセブ島に来ています。

私が初めてこの島を訪れたのは2014年。それから10年以上が経ち、セブに来た回数はもう数えきれなくなりました。滞在期間をすべて合わせれば、ゆうに半年以上は超えているでしょう。

かつては、飛行機のチケットを予約し、異国の地へ飛び立つことにはそれなりの気合と準備が必要でした。しかし現在、私の中で「思い切って渡航する」という感覚はすっかりなくなりました。

パスポートと少しの着替え、そしていつものノートとペンとMac Bookをカバンに放り込むだけ。今の私にとってセブ島へ来ることは、まるで、週末にPCを持って近所のカフェに行くような、そんな日常的で身軽な感覚になっています。

今日は、そんな現在の私の心境から、「人生を立ち止まって考える方法」の続編を書いてみます。

前編:【セブ島滞在記 人生を立ち止まって考える方法】




「ふざけた回答」が教えてくれた面白い気づき

2025年8月のセブ島滞在中に、私はnoteで「人生を立ち止まって考える方法」という記事を書きました。

Chat-GPTに人生の立ち止まり方を聞いてみたところ、「朝の10分、スマホを置いてコーヒーを飲む」とか「週末にノートとペンだけ持ってカフェに行く」といった、「今日からできる小さな立ち止まりが必要です」ってふざけた回答をしてきたことを辛辣に批判した記事です。

人生というデカい課題を考えるのに、そんな10分やそこらの気休めで立ち止まれるわけがないだろう。立ち止まるなら最低でも長期休暇、あるいは退職レベルの抜本的な見直しが必要だ、と私は書きました。

しかし、セブ島のカフェでnoteを書きながら、私はふと面白い気づきを得ました。

今の私にとって、セブ島への渡航はまさにChat-GPTが提案してきた「週末にカフェに行く」のと同じくらい、手軽で気軽にできる行動になっています。

かつての私にとって、セブに勇気を出して渡航したことは、間違いなく「人生を立ち止まって考える」ための最大のアクションの一つでした。

しかし、今の私には渡航のハードルが極端に低くなってしまったため、セブに来ること自体がもはや「人生を立ち止まって考える方法(抜本的な見直し)」ではなく、「単なる日常のリフレッシュ」に変わっていたのです。

つまり、気軽で簡単にできる行動になってしまった時点で、それはもう人生を揺るがすような立ち止まりにはなり得ないのです。 手軽な方法では人生は立ち止まれない。だからこそ、前回の記事で私が主張したことは、やはり正解だったと、自分の行動の変化を通じて改めて確信しました。

10年前の「大イベント」は色褪せない

そうはいっても、何度訪れても、10年前の初めての渡航は忘れることができない大イベントでした。

2014年の冬、私は会社員として全力で走り続けていました。仕事は楽しかったものの、ゆっくり深く呼吸をすることさえ忘れるような、余裕のない毎日。他者からの評価を気にし、競争社会で成長し続けることだけが正義だと信じて疑わなかった時代です。

そんな私が、長期休暇を取得して、人生で初めて2週間も一人で短期留学という「人生の立ち止まり」を決行しました。そして、ここフィリピンの貧困層の現実に出会いました。 街角で出会った17歳のママから「子どもが笑うから、私は幸せなの」という言葉を聞いたときの衝撃。 自分の築き上げてきた価値観がガラガラと崩れた感じでした。あの時、私は間違いなく立ち止まり、「幸せとは何か?」「私は何のために生きているのか?」を真剣に考えたのです。

あの初めての渡航が、私の人生のタガを外し、「会社員しかない人生が正しい」という固定観念を見事に打ち壊してくれました。 その結果、私は「アリの価値観」から抜け出し、「幸せに“なる”のではなく、幸せで“いる”」という自分軸を見つけることができました。あの勇気を出した大イベントがあったからこそ、56歳で早期退職を決断し、今の自由なセカンドライフがあるのです。

私の「ボタン」を押してくれる場所

今では日常の一部となり、まるで近所のカフェのように気軽に来られるようになったセブ島ですが、それでもこの場所は私にとって特別な意味を持っています。

ここに来るたびに、あの10年前の記憶が鮮明に蘇り、私の何かのボタンを押してくれている気がします。

照りつけるギラギラとした太陽、耳障りなクラクションの騒音、朝早くから鳴くニワトリの声、そしてどんなに貧しくても底抜けに明るいフィリピン人たちの笑顔。それらに触れるたび、私の中にあるボタンがポチッと押される、そんな感覚があります。

なんのボタンなのかな? 

「お前は今、自分軸で生きているか?」
「日常の小さな幸せに感謝できているか?」
「他人の目を気にして、行動制限をしてないか?」

なにか、そんな初心を忘れないための思考ボタン、そして、「足るを知る」を認識するボタン、そんな感じです。

何か良い名前はないかな?
「心の原点回帰ボタン」
「人生のチューニングボタン」
「自分軸のピントを合わせるボタン」

セブの空気は、そんな風に私に初心を思い出させてくれます。 だからこそ、私はソーシャルインベスター(社会投資家)としてNPO法人DAREDEMO HEROの支援を続け、この島との縁を大切にし続けているのでしょう。


最初は誰でも怖いもの

人生を立ち止まって考えるには、やはり覚悟のいる大きな行動(抜本的な見直し)が必要です。気休めの「週末カフェ」では、人生は変わりません。

現在の私には、週末カフェ程度のセブ島滞在では、人生を立ち止まって考えることはできなくなりました。カフェにいく程度のレベルですからね。

しかし、一度しっかりと立ち止まり、自分の人生のハンドルを自分で握る、自分軸を持つことができれば、その後の人生は驚くほど軽やかになります。 かつては人生を懸けた大冒険だったセブ島渡航が、今ではカフェに行くレベルになったように、多くの人が高すぎると感じているハードルも、一度飛び越えてしまえば劇的に下がっていくはずです。

「めんどくさい」「時間がない」「お金がない」と言い訳をして、リスクを負わない人生は、成長もないと思っています。

セブ島滞在は、私にとって、人生のメンテナンスなのかもしれません。カフェで、こんなふうに自分の内面と向き合えて、noteにテキスト化できる喜びを感じながら、過ごしています。


今日の記事の詳細は書籍として出版しています↓


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まこさん NPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で里親支援を続けています。 子どもたちの教育資金に活用させていただきます。あなたのチップをお届けします。ご協力お願いします! ホームページ→ https://daredemohero.com