FIRE達成!会社を辞めて「本当に良かった」?それとも「辞めなきゃよかった」?
FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自立と早期リタイア)は多くの人にとって憧れの目標です。しかし、実際に会社を辞めた後、その選択が正解だったと感じる人もいれば、後悔する人もいます。
私は3年前に早期退職して、のんびりとセカンドライフを過ごしています。
辞めてよかったと思うのか?
辞めなきゃよかったと思うのか?
そんなことを考えてみます。
「辞めて良かった!」と語る友人たち
会社を辞めてFIREを達成した人の中には、その選択を心から良かったと感じている人が多くいます。現在、私はFIRE達成者とそれを目指すコミュニティで、よく遊んでもらっています。
FIRE達成者の友人たちは、全員「辞めて良かった」と話します。このコミュニティに参加して、楽しく遊んでいる人たちなので当然ですし、辞めなきゃよかったと後悔している人は参加してない背景はありますけどね。
彼ら彼女らが挙げる主な理由は、「ストレスの解放」と「時間の自由」の2点に集約できそうです。ストレスの解放を理由にする人の方が多い気がしています。7:3くらいの割合かな。私は時間の自由が理由です。
<ストレスの解放>
ストレスからの解放は、真っ先に挙げられるのは、会社員としての激務、ノルマ、残業からの解放です。それに付随する人間関係の悩み、特にパワハラ系上司との関係により、メンタル不調になった人たちの声を多く聞きます。
満員電車での通勤や週末もリラックスできないことも会社員生活につきものですが、そのストレスから解放され、心身ともに健康になったと感じる人が多いです。
私の場合は、ストレスの解放は全く該当しませんでしたけどね。
<時間の自由>
時間の自由とは、仕事に縛られることなく、自分の好きなことに時間を使える喜びを毎日感じることです。趣味に没頭したり、新しいスキルを学んだり、ボランティア活動に参加したりと、これまでできなかった自己実現の機会を得られます。
時間の自由によって、新しい挑戦と成長が得られます。 会社という枠にとらわれず、起業したり、フリーランスとして活動したりと、新しい挑戦を始める人もいます。自分のペースで仕事を進め、新たな分野でスキルを磨くことで、個人としての成長を実感できます。
時間の自由は、自分のことを書いているようですが、全くこの通りが現在の自分です。
時間の自由によって、家族や大切な人との時間を増やしてよかった声も多く聞かれます。特に子育て世代は、成長する子どもの近くで一緒の過ごす喜びを惜しげもなく、嬉しそうな話してくれます。夫婦仲も良くなっている家庭が多いですね。猫たちと遊ぶ時間も格段に増えましたよ。
私の場合は、高齢の母親の介護に時間を取ることも簡単にできるようになりました。二人の息子の子育ては終わっていたのですが、夫婦の旅行回数は増え、平日のアフタヌーンティーやプリンアラモードを食べ歩く回数はとても増えました。
大切な人との絆を深めたり、猫たちと遊ぶ時間が増えたことで、より充実した日々を送れるようになったと感じるようになれました。
「辞めなきゃよかった…」と後悔する人々の声
一方で、会社を辞めたことを後悔している人も少なからず存在します。たぶん。たぶんというのは、辞めなきゃよかったと後悔を語る友人に、私は直接出会ってないのです。
出版した書籍や私のnoteに対して、アンチFIRE民からのコメントは「会社は辞めるべきではない」「やめると後悔するぞ」って内容です。アンチコメンターがいることは仕方ないことですが、書かれている人たちは、多分大失敗したので忠告してくれているのだと思いながらも、スルーしています。
直接話してないのですが、想像では、経済的な不安と社会とのつながりの希薄化、この2点かなって思います。
<経済的な不安>
経済的な不安とは、将来のお金の話ですね。FIRE達成後も、想定外の出費や投資の失敗などで、資金減少に直面することがあるようですね。会社員時代には当たり前だった安定した収入がなくなることで、精神的なプレッシャーを感じる人もいるでしょう。
でもね、FIREって元金が減らないんですよ。お金の不安を感じるなら、それはFIRE達成してないかもよ。FIREって失敗しないことなんですよ。もし、失敗したなら、それはFIRE達成してないということです。
経済的自立した上で退職することをお勧めします。
参照記事 → FIRE失敗についての考察
<社会とのつながりの希薄化>
会社という組織に属していることで得られていた社会とのつながりが希薄になり、孤独を感じる人もいます。仕事を通して得られる達成感や、同僚との交流がなくなることで、生活に張り合いがなくなることもあるようですね。
会社での肩書きや役割がなくなることで、自己肯定感が低下してしまう人もいます。特に、仕事に大きなやりがいを感じていた人にとっては、その喪失感が大きいかもしれません。
会社員時代には仕事が日々のルーティンや目的になっていましたが、それがなくなったことで、何をしていいかわからなくなる人もいます。
私は社会とのつながりが減った印象はほとんどありません。退職前から、老後は一人で過ごす時間を増やすことを準備していました。生きがいを社会や友人に求めず、自分時間を過ごすことに重きを置くような心構えがありました。
多くの人と関わってきた会社員人生から、一気に社会との繋がりがなくなったのは事実ですが、それほど深刻に受け止めることはなかったです。
幸い、現在、複数のコミュニティに所属して、自分なりの社会との繋がりがあるので、このくらいのコントロールできる社会とのつながりで、十分に満足しています。
早期リタイアではなく「次のステージへの移行」
ここまで、両面について考えてきましたが、私の場合は、辞めてよかったとも、辞めなきゃよかったとも、どちらでもありません。
「辞めなきゃ良かった」という気持ちは全くありませんが、かといって、会社が嫌で仕方なくて辞めたわけではないので「辞めて良かった!」でもありません。
私の退職は、定年退職を数年早めただけの早期退職というニュアンスが強いです。長年勤め上げた会社で、自分の役割を全うし、やり切ったという満足感があります。会社員としての一区切りをつけ、「次のステージへスムーズに移行した」、という印象です。
会社で得た知識や経験、培ってきた人間関係は、私の人生にとってかけがえのない財産だと思っています。
私の会社員生活は、言わば一つのビッグプロジェクトを成功裏に完遂したような感覚です。与えられたミッションをこなし、貢献できたという達成感があります。だからこそ、会社を辞めた今、後悔がありません。
会社員という肩書きを捨てたことで、これまでの経験を活かしつつ、新たな可能性を探求する自由を手に入れました。これは、積極的に新しい未来を切り開くための選択だったと考えています。
退職後の肩書きどうする? : セカンドライフで見つけた「4つの新しい自分」
このブログが、FIREを考えている方や、すでにFIREを達成された方の参考になれば幸いです。もしご自身の経験で共感できる部分があれば、ぜひ教えてくださいね。
参考図書紹介
FIREを「逃げ」や「ゴール」として捉えると、その後に壁が立ちはだかることもあります。でも、私にとってのFIREは終わりではなく始まりでした。会社という舞台を卒業し、より自由な自己表現のステージへとシフトしただけなのです。
次のステージ、つまりセカンドライフって楽しいですよ。
今は、執筆活動、金融教育、ボランティア、会社経営など、かつての職場ではできなかった形で社会と関わっています。収入や肩書きは変わりましたが、自分なりの軸を持ち、自律的に生きている感覚は、会社員時代よりもむしろ鮮やかです。
「辞めてよかった」「辞めなきゃよかった」、どちらの意見にも真実があります。でも、どちらか一方を選ぶ必要はないのかもしれません。私のように、どちらにも属さない「次のステージへの移行」として捉えることで、自分なりの納得のいく人生設計が見えてくる人もいるかもしれませんね。
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