見出し画像

FIRE生活のリアル:『移動する人はうまくいく』で読み解く新しい生き方

先日、私の著書を読んでくださった会社員の方と、カフェで同席してお話しする機会がありました。 「FIREへの憧れはあるけれど、会社を辞めた後の生活がどうしてもイメージできなくて、、、」 そんな率直な疑問を投げかけていただきました。本を通じて私の現在のライフスタイルに興味を持っていただけたこと、本当に嬉しく思います。

今回は、その方にお話しした「FIRE後のリアルな生活」と、私の人生を豊かにしてくれている「移動」の力について、少し掘り下げて書いてみたいと思います。



何気ない日常に感謝する「足るを知る」生活

同じようなライフスタイルを送る友人たちと談笑していると、結局のところ「足るを知る」という言葉に落ち着きます。何気ない日常に感謝すること、これに尽きるのです。

FIRE生活4年目となる私の1日は、日の出を見ながらの散歩から始まります。風の匂いを感じ、道端の花を愛でながら歩き、公園で体操をする。その1時間ほどの散歩中、note投稿のネタを音声入力したりするのも私の楽しみなんです。毎日コツコツ続けた結果、noteの記事も700本を超えました。

その後は神社に参拝し、「今日も健康に歩くことができ、家族や友人たちと心穏やかに過ごせていること」への感謝を伝えます。

質問者さんからは、「毎日やることがなくて、暇を持て余しませんか?」と聞かれましたが、そんな感覚は全くありません。むしろ、毎日やりたいことがたくさんあります。

今の私にとって、どうしてもやらなければいけないことが、ほとんどありません。期日などに追われることのない生活の心地よさは、実際にやってみないとわからないものです。

私自身、8年かけて退職準備をし、何度もシミュレーションを重ねましたが、会社員として在籍していた頃には、今のこの心の平穏まではイメージしきれませんでした。

実はアクティブ? 充実の「非日常」イベント

そんな静かで穏やかな日常は、現役の会社員の方から見れば、もしかすると少し退屈に映るかもしれません。「本当に自分が望む姿なのだろうか」と不安になるお気持ちもわかります。

しかし、私の生活は決して、老人が縁側で日向ぼっこしているような、刺激のない日常ばかりでもないんです。SNS映えするような、刺激的でキラキラしたイベントもちゃんとあるんですよ。

普段は「何気ない日常で十分」と思っているのであえて強調しませんが、質問者さんに旅行ついて聞かれたので、昨年から今年にかけての「宿泊を伴うお出かけ」をリストアップしてみますね。

宿泊を伴うお出かけ

<2025年>
1月 赤目温泉(三重県)
1月 大阪オフ会
1月 京都ピクミン散歩会
3月 沖縄サザンライブ
4月 瀬戸内海、大崎上島(広島県)
4月 名古屋オフ会
4月 草津温泉
5月 札幌サザンライブ
6月 ニンテンドー京都
7月 大崎上島リトリート
8月 長岡花火大会(新潟県)
8月 セブ島
9月 大阪スタレビライブ
10月 嬉野温泉(佐賀県)
10月 岡山旅行
11月 京都仁和寺ツアー
11月 大阪 看取り勉強会
12月 神戸 音楽スタジオ

2026年
1月 伊賀市の温泉旅館(三重県)
1月 守山市スタレビライブ(滋賀県)
2月 京都観光、神戸友人
3月 大崎下島、大崎上島(広島県)
3月 セブ島

まとめると、

・ライブの遠征
・国内旅行や温泉めぐり
・オフ会やイベントの参加
・海外旅行

これらが、主な宿泊を伴う移動です。

帰省は旅行ではないので、このリスト外ですが、故郷の三重県の施設で暮らす87歳の母親に会うため、1年間で15回帰省していました。年間の移動距離と時間はかなりのものになりますね。

人生を変える「移動」の力

この「移動することの価値」を見事に言語化してくれているのが、長倉顕太さんの著書『移動する人はうまくいく』です。

移動する人はうまくいく(長倉顕太 著)


大前研一さんの有名な言葉に、「人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目は付き合う人を変える」というものがあります。

つまり、今の場所から移動して環境をガラッと変えることは、この3つの要素を一気に変える強力なアクションなのです。

会社員時代を振り返っても、出張など移動が多い人ほど、仕事が順調で優秀なビジネスパーソンだった印象があります。ルーティンワークではない環境で、臨機応変かつスピーディーに対応する力が養われるのでしょう。この本の内容は私の実体験ともリンクしており、非常に納得度が高いものでした。人生を変えたい人には、大いに参考になる一冊です。

詳細は本書を読んでいただくとして、だったら、どうしたら、移動できる体質になるのでしょうか?

それが、書籍の第6章に「移動体質をつくる30のアクションプラン」が紹介されています。自己採点してみたところ、私はすでに23項目を実践していました。いくつかピックアップしてご紹介します。

プラン4:著者に会いに書店イベントに行く

私も一時期、本を読んで感銘を受けた作家さんのイベントや講演会に足を運び、直接お話を伺うことにハマっていました。周りからは少し変わった人に見られていたかもしれませんが、個人的にはとても有意義な時間でした。

面白いつながりですが、今では私自身が作家となり本を出版し、読者の方に「会いに行ました」と言っていただける立場になりました。ご縁が巡っているのを感じます。

プラン8:通勤経路を変える

会社員時代、散歩やトレーニングを兼ねて、最寄り駅へのルートを変えたり、一駅手前で降りて歩いたりしていました。いつもと同じを少し崩すことも、立派な移動体質をつくるアクションだったのですね。

プラン12:海外在住の日本人と関わる

これはハードルが高そうに見えますが、私はフィリピンのセブ島に何度も滞在する中で、現地の日本人コミュニティと深く関わるようになりました。この時の経験は『What is Well-being?』というタイトルの著書にも繋がっています。海外に友人がいると、そこへ行く理由ができ、さらにフットワークが軽くなります。

究極の「移動体質」は、揺るがない日常から

そして、私が一番ハッとさせられたのが、最後のアクションプランです。

プラン30:毎日同じ時間に同じことをする

一見、「移動」とは真逆の定住者のような行動に思えますよね。しかし著者によれば、ひたすら淡々と続ける習慣を持つことで、ブレない軸ができ、結果的に行動体質が変わるのだそうです。

それを読んで腑に落ちました。私が毎朝、日の出とともに散歩をし、体操をするルーティンは、日本中どこへ旅行していても、セブ島のような海外の滞在先であっても欠かしません。 どこへ移動しても変わらない「足るを知る」静かな日常のルーティンがあるからこそ、安心してどこへでも移動できる。日常と非日常は、実はお互いを支え合っているのだと気付かされました。

FIRE後の生活は、人それぞれです。でも、もし今の人生を変えたい、新しい景色を見てみたいと思うなら、まずは小さな「移動」から始めてみるのがいいかもしれませんね。



いいなと思ったら応援しよう!

まこさん NPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で里親支援を続けています。 子どもたちの教育資金に活用させていただきます。あなたのチップをお届けします。ご協力お願いします! ホームページ→ https://daredemohero.com