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空気中に飛散しているものを、すくって言葉にしたためる

『空気中に飛散しているものを、すくって言葉にしたためるのも音楽の自由さ』

サザンオールスターズ桑田佳祐さんは新聞記事でこのように話しています。

すごい表現だなぁ〜。サザンファンの1人としてこの表現について今日は書いてみます。

日経新聞 2025年6月9日 夕刊




スイッチが入る瞬間

思考モードへの始まりは、何かしらの外部刺激がスイッチになります。ぼんやりしているときに、ふっと入ってくる音や言葉、感情に触れることで、思考のスイッチがカチッと入る。そんな瞬間を大切にしています。

先日、そのスイッチを押してくれたのが、サザンオールスターズ・桑田佳祐さんの言葉でした。

「空気中に飛散しているものをすくって言葉にしたためる」

この表現に、思わずビビッと反応しました。
それはまさに、私がnoteで目指していることだったからです。

空気中に飛散しているものとは?

空気中に飛散している“もの” とは、目には見えないけれど確かに漂っている感情や違和感、あるいは喜び、イライラ、モヤモヤなど。

目には見えないけれど、確かに漂っているもの。社会の空気、生活の中でふと感じたこと、心のひっかかり。それらは、文字にはなっていないけれど、確かに“ある”と感じるのです。

それを、自分なりの感受性という網ですくいあげ、自分の中で咀嚼し、言葉にしてnoteに綴る。それはまさにまこさんnoteで実践していることでした。


言葉をしたためるとは?

「したためる」とは、丁寧に気持ちを込めて、整えて書き記すこと。心構えや整えた思いが含まれ、やや格式高い言い方です。手紙をしたためるとか、感謝の言葉をしたためるとか、とても品がある日本語ですよね。

一方、「書くこと」とは、文字を記す、文章を作るという広い意味で使い、日常的、行為そのものを指します。メモを書くとか、記事を書くとか。

一度で言語化できるとは限らない、自分の中の小さな感情の種を、何度も掘り起こして言葉にしていく作業は、「したためる」の方がピッタリです。

noteを書くという行為は、まさにそれ。うまく言えない気持ちを、少しずつ削り出していくような作業。読者に向けているようでいて、実は自分自身との対話なのだと思います。

そうやって、空気中に漂っていたものを、自分なりの“意味”に変えていく作業が、私なりのnoteだと思うんです。

桑田さんの歌詞の載せ方

桑田佳祐さんの歌詞との出会いも、私の中で大きな影響を与えています。

中学生の時、買ったサザンのLPレコードの歌詞カードを見て驚いたことがありました。「☆◎♂ ☆◎♂ ☆◎♂」みたいな記号だけで、歌詞が書かれていない曲がいくつかあったのです。

実際、桑田さんの著書『やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん』にも、メロディを先に作って、後から歌詞をなんとなく乗せることがあったと語られていました。

林修さんのテレビ番組のインタビューで桑田さんは、「女呼んでブギ」はいまだに正式な歌詞が決まっていないと笑いながら話していて、ライブでは「みんなありがとう!」とごまかしているというエピソードには大笑いしました。

しかし、そんな桑田さんが、69歳となった今、アルバムを引っ提げて全国ツアーを行い、「空気中に飛散しているものをすくって言葉にしたためる」と語ったことに、私は深く胸を打たれました。言葉への向き合い方が、柔らかくも深くなっている。そんな変化に大きな刺激を受けました。

69歳桑田さんから感謝の言葉

今回の「THANK YOU SO MUCH」ツアーでは、14曲入りの新アルバムから12曲を披露するセットリストで、まるで、新人バンドのような構成でした。ビッグヒット曲だけで頼らず常に新しいことをし続けることに感動です。

私は沖縄と札幌の会場に参加しました。さらにツアー最終日はライブビューイングまで参加しました。

沖縄アリーナではアルバム発売前だったため、聴き馴染みのない曲が多く、その場で初めて出会う音楽を真剣に聴く素晴らしい機会になりました。

1曲ごとに桑田さんがタイトルを紹介してくれたことも、印象的でした。ライブではあまり曲名を紹介しないことが多いので、新曲への誠実さが伝わってきました。

札幌ドームでは、アルバム発売後のため、「お陰様でオリコンチャート1位!」「みなさまのおかげです!」「ありがとう!」と高らかにお礼の言葉をいただくことができて、感動で泣いちゃいました。サザンメンバーに私から「ありがとう」って言いに来たのに、桑田さんから倍返しで「ありがとう!」を言われちゃいました。

自由な表現ができる場所

さて、桑田さんは「空気中に飛散しているものをすくって言葉にしたためるのも音楽に自由さ」と表現しています。私のnoteは、「空気中に飛散しているものをすくって、自分なりの解釈をして、言葉にしたためるのも、まこさんnoteの自由さ」ってパクらせていただきます。

どこにも届かないかもしれないけれど、自分の中では確かにあった感情。その思考を今日もこれからも言葉にして綴っていきます。


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