【映画感想文】『国宝』ちょっとだけネタバレあり
友人からの突然のお誘いで映画『国宝』を鑑賞してきました。4回目😁
毎回違う魅力を発見するのも映画鑑賞の醍醐味の一つだと改めて感じました。
一緒に行った友人もこれが3回目の視聴ということです、映画が終わってから20分ほどではありましたが、今回の気づきについて語りました。
3
ストーリーの中で「3」が重要な演出の一つだったように感じました。
主役の立花喜久雄(吉沢亮)と喜久雄を歌舞伎の世界に導いた歌舞伎役者の花井半二郎(渡辺謙)と半二郎の息子で同じく歌舞伎役者の大垣俊介(横浜流星)。この3人の関係。
喜久雄と半弥、そして喜久雄の幼馴染で恋人の福田春江(高畑充希)の3人の関係。
喜久雄と半弥と人間国宝の女方役者小野川万菊(田中泯)の3人の関係。
喜久雄を愛した3人の女性、春江、藤駒(見上愛)、彰子(森七菜)。
喜久雄と俊介が一緒に舞台に立った作品も3つ。『二人藤娘』『二人道成寺』『曾根崎心中』の3作品。
きっと他にも3のストーリーがあるように思えます。
赤と白
赤と白の演出もこの映画の中で重要な役割を果たしているようです。
喜久雄と半二郎の最初の出会いのシーン。この時不幸にも喜久雄の父である立花権五郎(永瀬正敏)は殺されてしまうのですが、その現場を目撃していた父の赤い血で染まる白い雪の様子が喜久雄の目に焼きつきます。
歌舞伎といえば赤いアイラインや口紅と白いどうらんが印象的です。この映画でも吉沢亮と横浜流星の赤と白のメークがとっても綺麗です。映画の宣伝で目にすることもたくさんあるので、きっとあの二人の姿が「素敵すぎる」と感じている方も少なくないことでしょう。
二人の演ずる『二人藤娘』『二人道成寺』の早替えは赤から白、白から赤へと衣装が変わっていきます。これも華があって何とも言えない赤白の美しさをスクリーンに映し出されます。
そして圧巻の赤白演出は『鷺娘』。万菊、喜久雄の演じる『鷺娘』の美しい白い着物に赤い襦袢がとにかく印象的です。
この映画のみならず歌舞伎の演出に赤白は欠かせないもののようなので、本作品中にももっともっと赤白演出があるのかもしれないです。
また次回観るときに新しい発見があることを楽しみにしています。
