衝動
年が明けるたびに
体の疲れがとれにくくなっていることを
実感しているお茶目な”Pro Bono さの”です笑
健康維持のため
毎朝ウォーキングをしています
朝日を浴びると健康にいいと聞けば
素直に実行しているのですが•••
歳には勝てないのですかね•••😭
アスリートでもない”Pro Bono さの”が
こう感じるのですから
日々、極限まで体を鍛え続けているアスリートたちは
なおさら
全盛期を過ぎたことを実感する瞬間があるのではないかと
思ったりもします
そう思ったのは
”Pro Bono さの”が活動する
大阪南部の泉佐野市にゆかりのある一人のアスリートが
現役引退を決めたという記事を目にしたからです
今回は
全日本柔道選手権で4度の優勝を成し遂げた
王子谷剛志さんのお話をさせていただきます

お話をさせていただきます
■栄冠の後の長い沈黙
人は一生のうち
「日本一」の栄冠を掴む機会は
そう何度も訪れるものではありません
それほどまで
困難で
尊いものです
しかし•••
その栄冠を掴んだ人が
ディフェンディングチャンピオンとして
その座を守り続けることは
さらに困難なことなのです
王子谷剛志選手は
2016年と2017年の全日本柔道選手権で連覇を果たし
この時点で
通算3度も「日本一」に輝きました
名実ともに
日本の頂点に立った瞬間でした
しかし
その後、長い年月にわたり
その栄冠から遠ざかることになります
様々な要因があったと言われていますが
最後に優勝した翌年
ルール改正による反則負けを経験したことが
一つの転機となり
それまで噛み合っていた歯車に
わずかなズレが生じたのかもしれません
人は一度
「栄光」という名の美酒を味わうと
その記憶は
決して消えることはありません
だからこそ
いま目の前にある現実との間に
大きな隔たりを感じることもあるのではないでしょうか
優勝から遠ざかる時間が長くなるにつれ
年齢を重ね
やがて
「引退」という二文字が
本人の中だけでなく
周囲の人々の心にも
静かに浮かび始めたのかもしれません
想像を絶するほどの
苦しく、長い時間だったのだと思います

本当に心身ともに辛かったと思います
■誰かの瞳の中にいる自分の可能性
2017年の全日本柔道選手権を最後に
優勝から遠ざかっていた王子谷選手
その間にも
新型コロナ感染症の蔓延という
誰もが経験したことのない閉塞感が
社会全体を覆い尽くしていました
先の見えない状況は
王子谷選手の心にも
静かに影を落としていたのではないかと思います
さらに
目標としていた東京オリンピックの代表選考からも洩れ
積み重ねてきた努力の行き場を
見失いそうになる瞬間もあったのではないでしょうか
そんな
不安と葛藤の中にあった王子谷選手を支えたのは
コロナ禍の真っ只中に結婚された
奥様の存在でした
もしかすると•••
奥様の瞳の中には
王子谷選手自身がまだ気づいていなかった
「自分の可能性」が
確かに映っていたのかもしれません
そんな気がしてなりません

きっと可能性を信じて結果が出る姿が映っているはずです
■その一言で甦る
人は
低迷しているとき
何をやっても
うまくいかないと感じることがあります
前に進んでいるはずなのに
どこか立ち止まっているような
そんな時間です
しかし
誰かの何気ない一言が
止まっていた時間を
再び動かすことがあります
王子谷選手自身も語っておられるように
結婚し家族という存在を得たことで
それまでとは違う
新たな原動力が
心の奥から湧き上がってきたのだと思います
奥様から
どのような言葉があったのかはわかりません
しかし
家族のために
もう一度、花を咲かせたい
そう思えた瞬間が
確かにあったのだと思います
それは•••
閉じていた何かが
静かに開いた瞬間
かつて綴った言葉を借りるなら
「社会の窓」が
開いた瞬間だったのかもしれません

■衝動再来
「優勝」という名の「衝撃」は
その瞬間が訪れるのを
静かに待ち続けていました
6年間もの間•••
もしかすると
もう二度と
あの「栄冠」の美酒を
味わうことができないのではないか
そんな思いが
頭の片隅によぎったことも
あったかもしれません
しかし
その思いは
もっとも美しい形で
裏切られることとなります
2017年の優勝以降も
王子谷選手は
全日本柔道選手権に挑み続けてきました
そして
優勝から数えて6回目の大会
激闘は延長戦までもつれ込み
それでも
王子谷選手は
最後まで戦い抜きました
そして•••
再び
「日本一」の栄冠を
その手に掴んだのです
前回優勝からの間隔としては
史上最長
それは単なる記録ではなく
止まっていた時間が
再び動き出した瞬間でした
まさに
衝動再来
の瞬間です

さぞかし嬉しかったことと思います
■眠れる可能性の扉を開けよう
どれほど努力を重ねても
報われないと感じることは
誰にでもあるものです
王子谷選手と同じ柔道家で
元オリンピアンの穴井隆将さんは
こう語っています
報われない努力はあるが
無駄な努力はない
報われない努力とは
まだ
スポットライトが
当たっていないだけなのかもしれません
結果という形で現れなくても
その過程で得た
経験
知識
そして
揺るぎない精神
それらはすべて
自分の中に積み重なり
やがて訪れるその瞬間を
静かに待っているのだと思います
眠れる可能性の扉は
無理にこじ開けるものではなく
誰かの一言や
誰かの存在によって
そっと
開かれるものなのかもしれません
だからこそ
努力しても報われないのは
自分に可能性がないからではなく
まだ
その扉が開く時ではない
それだけなのだと思います
自分の中にある
眠れる可能性を信じて
その扉が開く瞬間を
焦らず
静かに
待ち続けていきませんか

諦めずにその時が来るのを待ちましょうね
また来週👋
※参考にした文献等
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