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プロが見てきた、伸びる選手と伸びにくい選手の違い

野球を頑張っている選手の中には、

「毎日練習しいるのに、なかなか結果が出ない」

「球速が思うように上がらない」

「フォームを直しているのに、投げ方が安定しない」

「試合になると練習通りにできない」

そんな悩みを持っている選手も多いと思います。

そして、子どもを支える保護者の方も、

「うちの子は何を直せば伸びるのか」

「もっと練習させた方がいいのか」

「食事やトレーニングは何を意識すればいいのか」

「ケガをさせずに成長させるにはどうしたらいいのか」

と悩むことがあると思います。

我々は、元プロ野球選手として、プロの世界、アマチュアの現場、育成年代の選手たちを見てきました。

その中で強く感じることがあります。

それは、

「伸びる選手」と「伸びにくい選手」には、才能だけではない明確な違いがある

ということです。

もちろん、体格、筋力、運動能力、センスの差はあります。

でも、同じように練習していても、どんどん伸びる選手と、なかなか伸びない選手がいます。

その差は、単純に「才能があるかどうか」だけではありません。

大事なのは、

・何を意識して練習しているか
・自分の課題を分かっているか
・失敗した時にどう考えるか
・自分の体をどう使っているか
・正しい方向に努力できているか

という部分です。

今回は、プロの目線で見てきた「伸びる選手」と「伸びにくい選手」の違いについて書いていきます。


伸びる選手は、練習の目的を分かっている

伸びる選手は、ただ練習量を増やすだけではありません。

もちろん、量は大事です。

でも、ただ数をこなすだけでは、思ったように成長できないことがあります。

例えばキャッチボールひとつでも、伸びる選手は目的を持っています。

「今日はリリースの位置を安定させよう」

「下半身から力を伝える感覚を意識しよう」

「腕だけで投げないようにしよう」

「相手の胸に強い球を投げよう」

というように、何を意識するかが明確です。

逆に、伸びにくい選手は、練習量は多くても、ただこなしているだけになっていることがあります。

キャッチボールをする。

投げ込みをする。

走る。

筋トレをする。

これらはすべて大切です。

でも、「何のためにやっているのか」が分からないまま続けると、悪い癖を繰り返してしまうことがあります。

球速を上げたいなら、ただ強く投げるだけでは足りません。

見るべきポイントは、

・力がどこから生まれているのか
・下半身の力が上半身に伝わっているか
・体の開きが早くなっていないか
・リリースで力が逃げていないか
・肩や肘に負担がかかっていないか

という部分です。

伸びる選手は、練習の目的を理解しているからこそ、同じ練習でも吸収の仕方が変わります。


伸びる選手は、自分の課題を知っている

野球が上手くなるために大事なのは、自分の課題を知ることです。

球速が上がらない原因は、人によって違います。

筋力不足の場合もあります。

体の使い方がうまくいっていない場合もあります。

フォームのバランスが崩れている場合もあります。

柔軟性や可動域が足りない場合もあります。

リリースの感覚が安定していない場合もあります。

原因が違えば、やるべき練習も変わります。

それなのに原因が分からないまま、

「とりあえず走る」

「とりあえず筋トレする」

「とりあえず投げ込む」

となってしまうと、遠回りになることがあります。

伸びる選手は、

「今の自分に一番必要なことは何か」

を考えます。

自分の課題が分かっている選手は、練習の質が高くなります。

同じ30分の練習でも、ただやる30分と、課題を持って取り組む30分では、積み重なった時に大きな差になります。

伸びる選手は、ただ頑張るのではなく、伸びるために必要なことを考えて頑張っています。

伸びる選手は、素直だけど鵜呑みにしない

伸びる選手は、アドバイスを素直に聞きます。

これは本当に大事です。

ただし、何でもそのまま鵜呑みにするわけではありません。

「自分の体に合っているか」

「今の課題に合っているか」

「なぜそれをやる必要があるのか」

を考えながら取り入れます。

野球は、指導者によって言うことが違うことがあります。

ある人には「もっと下半身を使え」と言われる。

別の人には「腕の振りを変えろ」と言われる。

また別の人には「フォームを変えすぎるな」と言われる。

選手本人も、保護者の方も、情報が多すぎて迷うことがあると思います。

だからこそ大事なのは、

「今の自分に必要なアドバイスかどうか」

を見極めることです。

すべてのアドバイスが間違っているわけではありません。

ただ、すべてのアドバイスが、今の自分に必要とは限りません。

伸びる選手は、素直に学びながら、自分の体で確かめることができます。

聞く力と、考える力。

この両方がある選手は、成長が早いです。


伸びる選手は、失敗を分析できる

野球をしていれば、うまくいかない日は必ずあります。

打たれた。

球速が出なかった。

コントロールが乱れた。

思うように投げられなかった。

試合で緊張してしまった。

大事なのは、その後です。

伸びにくい選手は、

「今日は調子が悪かった」

「相手が強かった」

「自分には無理かもしれない」

で終わってしまうことがあります。

もちろん、落ち込むことはあります。

悔しい気持ちになるのも当然です。

でも、伸びる選手はそこから考えます。

「なぜ球速が出なかったのか」

「どのタイミングでフォームが崩れたのか」

「力みが出たのはどこか」

「試合前の準備は良かったのか」

「次に同じ失敗をしないために何をするか」

失敗は、落ち込むためだけのものではありません。

次に伸びるための材料です。

プロの世界でも、うまくいく選手ほど、失敗した後の整理が早いです。

切り替えが早いというのは、ただ忘れることではありません。

失敗から必要なことを学び、次に向かうことです。

伸びる選手は、毎日の小さな積み重ねを大切にする

伸びる選手は、特別なことだけをしているわけではありません。

むしろ、基本を大切にしています。

キャッチボール。

ウォームアップ。

ストレッチ。

体幹トレーニング。

食事。

睡眠。

振り返り。

こうした当たり前のことを、丁寧に積み重ねています。

逆に、伸びにくい選手は、特別な練習や派手なメニューばかりを求めてしまうことがあります。

もちろん、新しい練習を取り入れることは悪いことではありません。

でも、土台が整っていない状態で特別な練習ばかりをしても、結果につながりにくいことがあります。

伸びる選手は、基本を軽く見ません。

土台があるから、応用が効きます。

土台があるから、試合でも崩れにくくなります。

保護者の方に知ってほしいこと

子どもを支える保護者の方にとっても、悩みは多いと思います。

「もっと練習させた方がいいのか」

「どんな食事をさせればいいのか」

「ケガをしないか心配」

「どこまで口を出していいのか」

「子どもに合う指導を受けさせたい」

そう思うのは自然なことです。

ただ、成長期の選手に必要なのは、練習だけではありません。

・食事
・睡眠
・休養
・体づくり
・ケガ予防
・メンタル

すべてが大切です。

今の結果だけを見て焦るよりも、長く野球を続けられる体を作ること。

これが、結果的に大きな成長につながります。

親のサポートは、選手にとって大きな力になります。

でも、声かけや関わり方によっては、プレッシャーになってしまうこともあります。

だからこそ、子どもを伸ばすためには、練習だけでなく、体づくり、食事、休養、声かけのバランスも大切です。


まとめ

伸びる選手と伸びにくい選手の違いは、才能だけではありません。

伸びる選手は、

・練習の目的を分かっている
・自分の課題を知っている
・素直に学びながら、自分で考えられる
・失敗を分析できる
・毎日の小さな積み重ねを続けられる

という共通点があります。

野球は、簡単に結果が出るスポーツではありません。

でも、正しい方向に努力できれば、変わるきっかけは必ずあります。

そのために大切なのは、ただ頑張ることではなく、

「何を意識して、どう積み重ねるか」

です。

次回は、

「プロが見てきた、球速が伸びない理由。コントロールが乱れる原因」

について書いていきます。

球速を上げたい選手、コントロールを良くしたい選手、そして子どもの成長をサポートしたい保護者の方は、ぜひ次の記事も読んでみてください。

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