Adoだけを見に行くわけじゃない――サマソニ2026、8月15日をこう回る
いよいよ明日、8月15日のSUMMER SONIC 2026東京に参加する。
もちろん最大の目的はAdoである。
しかし、せっかくサマソニに行くのであればAdoだけを見て帰るのはもったいない。
今年いままさに勢いのあるアーティスト、日本の若手、海外アーティスト、ロックバンドまで一日で横断できる。
特に今回は、最後にAdoがヘッドライナーとして90分のステージに立つ。
それなら、その前に様々なアーティストのライブを見た上で、「ではAdoはヘッドライナーとして何を見せるのか」を確かめてみたい。
そんな一日にする予定だ。
11:05 HANA――「今が旬」を自分の目で見てみる
最初はMARINE STAGEのHANA。
11:05から11:45までの出演である。幸運にも事前整理券が当たったので、可能な限り前の方で見るつもりだ。
HANAは、BMSGとちゃんみなが行ったオーディション「No No Girls」から誕生した7人組グループ。
今の日本の音楽シーンで、勢いのある新人として名前を聞く機会が非常に多い。
だからこそ今回は、曲を知るというよりも、
「今が旬のアーティストは、ライブでどんな空気を作るのか」
を体験したい。
オーディションから生まれたグループが、実際の大規模フェスでどれだけ観客を掴めるのか。
最初からかなり楽しみにしている。
12:30 紫今――Adoと同世代の若手を見る
次はBEACH STAGEの紫今。
12:30から13:00。
「魔性の女A」だけは知っているが、今回は友人が見たいとのことで付き添う形になる。
調べてみると紫今は2002年生まれ。Adoも2002年生まれなので、実は同世代である。
Adoばかり追っていると忘れそうになるが、まだ20代前半の世代から次々と新しいアーティストが出てきている。
曲を一曲しか知らないからこそ、先入観なくライブを見られる。
若いシンガーソングライターが30分のフェスステージをどう組み立てるのかに期待したい。
13:50 BE:FIRST――日本のダンス&ボーカルはどこまで来ているのか
再びMARINE STAGEへ移動してBE:FIRST。
13:50から14:40。
私は「Mainstream」くらいしかちゃんと知らない。
そして今回調べて、BE:FIRSTEもBMSGのオーディション「THE FIRST」から誕生したグループだったことを今さら知った。
HANAと同じBMSGの流れにいるという意味でも、一日の中で両方を見るのは面白そうだ。
BE:FIRSTEは海外活動にも積極的なグループである。
有名だから一度見ておこう、くらいの気持ちだったが、意外と今回楽しみにしている枠の一つである。
15:20 羊文学――評価されているバンドをライブで確認する
15:20からはMOUNTAIN STAGEで羊文学。
これも友人の希望から入った。
ただ、「呪術廻戦」第2期「渋谷事変」のEDだった「more than words」がかなり好きだったので、自分としても見てみたかった。
羊文学は今年のMUSIC AWARDS JAPAN 2026で「声」が最優秀オルタナティブ楽曲賞を受賞している。オルタナティブアーティストとしても高く評価されているバンドだ。
音源の雰囲気を、フェスの大音量と空間でどう再現するのか。
派手なダンスや演出とはまったく違う方向で、観客を引き込むライブを期待している。
17:25 ALEX WARREN――世界で売れている新人を初めて見る
ここは今回、自分でもかなり楽しみになってきた。
友人と「どれを見る?」と出演者を調べている中で、ALEX WARRENを一曲聴いた。
そこで二人とも、
「ここだ!」
となった。
17:25からMARINE STAGE。
調べたところ、ALEX WARRENは2026年グラミー賞最優秀新人賞のノミネートアーティストされており、世界的にブレイクしているアーティストであるといえる。
そもそも海外アーティストをライブで見るのは今回が初めてだ。
ストリーミングで世界中に曲が届く時代かつ「本場で売れている新人」が、ライブではどう見えるのか。
これはかなり楽しみだ。
18:30 サカナクション――再び大ブレイクしたベテランバンド
18:30からMOUNTAIN STAGEのサカナクション。
最近「怪獣」や「夜の踊り子」で非常に話題になっているし、少し前にMETROCKで見た際にも普通にノれたので期待している。
ただし問題がある。
サカナクションは19:40まで。
Adoは19:25開始。
完全に被っている。
当然、今回はAdoを優先する。
したがってサカナクションは途中で離脱して、早めにMARINE STAGEへ移動する予定。
最後まで見たい気持ちはあるが、ここは仕方がない。
そしていよいよ最後である。
19:25 Ado――ヘッドライナーとして何を見せるのか
19:25から20:55。
AdoがSUMMER SONIC東京2日目のMARINE STAGEを締める。
今回、Adoがヘッドライナーとして発表されて以降、賛否はいろいろ見てきた。
だからこそ楽しみでしかない。
実際にヘッドライナーとしてステージに立ったAdoは、どんなものなのか。
それを現場で見たい。
そしてモンストロ。
サマソニ前日である今日の20時には日産スタジアムで披露した「モンストロ」のライブ映像も公開される。
ここ最近、私はこの曲の再生回数やプロモーションについてかなり追ってきた。
だから数字とは別に、
実際のライブでモンストロが初見の観客をどれだけ引き込めるのか
を確認できるのは大きい。
さらに面白いことに、8月15日のWOWOWライブ配信予定アーティストにはAdoが入っていない。HANA、BE:FIRST、羊文学、ALEX WARREN、サカナクションなどは配信対象だが、Adoは対象外である。
つまり、明日の90分をリアルタイムで体験できるのは現場にいる観客だけだ。
これはある意味、面白い条件だと思う。
配信のコメント欄もない。
切り抜かれた一部分だけを見て判断することもできない。
その場にいる人間が、Adoの90分を丸ごと見て評価する。
ヘッドライナー就任を批評されたのであれば、結局のところ答えを出せるのはステージしかない。
今回は90分ある。
激しいAdoも、歌い上げるAdoも、ボカロ文化のAdoも、海外で戦ってきたAdoも見せられるだけの時間がある。
この一日でHANA、紫今、BE、羊文学、ALEX WARREN、サカナクションと様々なライブを見た最後にAdoを見る。
だからこそ単なるファン目線だけではなく、
「今日見たアーティストたちの最後に立つヘッドライナーとして、Adoは本当に強いのか」
という目でも見てみたい。
Adoがどんなもんなのか。
見に来ている観客に、持っている力を可能な限り見せつけてほしい。
明日はそれを確かめに行く。
