「また集まろう。」
その一言が、何より嬉しかった。
前回の記事で書いたように、
私は思い切って昔の仲間へ連絡をしました。
「久しぶりに食事でも行きませんか?」
返事は驚くほど早く返ってきました。
そして当日。
場所は、同級生が営む居酒屋でした。
こういう場所って不思議ですね。
店に入った瞬間から、昔に戻ったような気持ちになります。
最初は二人。
「久しぶりやなぁ。」
そんな一言から始まりました。
少し遅れて一人。
さらにもう一人。
気が付けば四人が揃っていました。
話の内容は、本当に他愛もないことばかりです。
「最近どうしてる?」
「身体が思うように動かんようになってきたな。」
「仕事はどう?」
そんな何気ない会話が続きます。
すると弟分が照れくさそうに言いました。
「実は子どもが生まれたんです。」
その場の空気が一気に明るくなりました。
「おめでとう!」
「男の子?女の子?」
「いつ生まれたん?」
自然と笑顔になります。
気付けば、みんな笑っていました。
その姿を見ていて思ったんです。
やっぱり人は、
誰かと喜びを共有したい生き物なんだなと。
話は尽きません。
すると誰かが言いました。
「次はいつ集まる?」
その瞬間、私は心の中で思いました。
やっぱり、みんな少し寂しかったんだ。
今度はゴルフの話になります。
「あの人も誘おう。」
「〇〇さんも来るかな。」
一人名前が出るたびに、輪が少しずつ広がっていきます。
そこへ居酒屋の大将まで加わります。
「俺もゴルフ行こうや!」
店中が笑い声で包まれました。
帰る前に、
「近くの同級生がやっているラウンジに30分だけ顔を出そう。」
そんな話になりました。
30分だけ。
そのはずでした。
ところが久しぶりの再会です。
「あれ?元気やった?」
「久しぶり!」
また話が盛り上がります。
気が付けば、みんな本当に良い顔をしていました。
私はお酒を飲みながら、心の中で思いました。
今日は声を掛けて、本当に良かった。
話が盛り上がるにつれて、
こんな言葉が何度も出てきます。
「また集まる時は教えてな。」
「次も呼んでや。」
「今度はもっと人数集めよう。」
その言葉を聞いて、改めて感じました。
人は忙しいから会わなくなるんじゃない。
きっかけがないだけなんだ。
昔は同じ会で活動していました。
もっと交流を深めておけば良かった。
そんな後悔も少しあります。
でも、過去は変えられません。
変えられるのは、これからです。
限りある時間だからこそ、
会いたい人には会っておく。
話したい人とは話しておく。
後悔だけはしたくありません。
誰か一人が声を掛けるだけで、
止まっていた時間は動き始めます。
今回、私が学んだことがあります。
人との縁は、待っていても増えません。
自分から動いた時に、少しずつ広がっていくものなんですね。
だから私は、これからも無理のない範囲で声を掛け続けようと思います。
全員でなくてもいい。
集まれる人だけでいい。
少しずつ交流を深めていけば、それだけで十分です。
⸻
最後に
人は一人でも生きていけます。
でも、
誰かと笑った日の帰り道は、少しだけ心が軽くなります。
私はそんな一日を過ごしました。
そして、また一つ思いました。
人生で一番もったいないのは、お金ではなく、「会おうと思えば会えた人」と会わずに時間が過ぎてしまうことなのかもしれません。
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