2022.8.6と2026.2.19ー絶望の箱折り、そして刑務所の入口に立つ若者へ。懲役4年を終えた32歳の独白。ー
2022.8.6
昨日から始まった受刑生活。
今日からは一日中、作業をして過ごすことになる。「考査工場」という、配役が決まるまでの繋ぎのような場所。部屋の中での作業。内容は、お土産用の箱折りだ。
「なんじゃ、この作業は……」
不良でもなんでもなく、県内でも大手の企業で営業マンとしてバリバリ働いていた身からすれば、この「しょうもない」と感じてしまう作業に言葉を失った。こんなことをしていては人間がダメになる。そう思いながら、無言で手を動かす。やり甲斐なんて、ひとかけらもなかった。
その晩、同室のメンバーと親交を深めようと会話を試みた。
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