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本当に狭い刑務所という社会と、逃げ場のない現実

2023.9.24-9.30

今日も、講義と作業を繰り返す一日。
居室に戻ってからの自習も、欠かしていない。

そんな中、職業訓練で別工場から通っている受刑者から、ひそひそ話を聞いた。
いわゆる“不正交談”にあたる可能性もある、軽い情報だ。

「〇〇さん、僕の工場に来てますよ。ポテ兄さんと同じ施設の、同じ工場の人です」

一見すると、どうでもいい話だ。

でも刑務所では、こういう“どうでもいい情報”ほど妙に気になる。

顔と名前を知っている人間が、別々の目的で同じ施設に集まっていたり、
また別の誰かを通してその人の話を聞いたりする。

そのたびに思う。

刑務所は全国にあるはずなのに、
結局はものすごく狭い世界だ、と。

限られた人間関係。
限られた空間。
限られた情報。

だからこそ、小さな出来事でもやけに印象に残る。

外の世界では気にも留めないようなことが、
ここではやけに意味を持つ。

それが、刑務所という社会だった。



そして今。

2026.4.21

今日も仕事。特に問題はない。

ただ、例の返金トラブルは続いている。

何口かに分けて出資しているうちの一つが、今日が返済期日だった。
結果は、やはり来ない。

ある程度の予感はしていた。
ただ、ここまでズレてくると話は変わってくる。

シロだったものが、グレーに変わる瞬間だ。

もちろん、まだ断定はできない。
だが、“違和感”は確実に積み重なっている。

引き続き様子を見るつもりだが、
最悪のケースも視野に入れておく必要がある。

刑務所の中は狭かった。
だが、外の世界もまた、違う意味で逃げ場がない。



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