鞄に入れといてよかったってなるシューズカバー
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昨晩の大雨は、さすがに怖かった。雨が強いというだけなら、これまでも経験している。でも今回は、帰宅するころには道路の様子がいつもとまったく違っていた。あちこちで水がたまり、場所によっては道路と歩道の境目も分からない。水の上には木の枝やゴミのようなものが浮いている。できるだけ水の少ないところを選びながら歩くのだが、問題は足元が見えないことだった。いつも歩いている道なのに、水の下に何があるのか分からない。少し深そうなところを避け、流れがあるところを避け、浮いているものを避け、それでも自宅までは歩かなければならない。
そのとき鞄の中に、少し前にAmazonで買って突っ込んだままにしてたシューズカバーが入ってたのを思い出して、慌てて装着した。正直、「これでどうにかなるのか」と半信半疑だったんだけど、結果的にはこれのおかげでかなり気持ちが楽になったので、今日はそのことを書いておきたい。
■まず「持ち歩ける」のが一番でかい
レインシューズが最強なのはわかってる。完全防水だし、深さのある水たまりでも余裕。でも、レインシューズを鞄に入れて出勤する人はいない。朝の天気予報で「夕方から大雨」って言われても、さすがにレインシューズ持って会社行かないでしょう。
このシューズカバーは、シリコンっぽい素材で薄く畳めて、手のひらに収まるくらいのサイズになる。鞄の隅にずっと入れっぱなしにしておける。「いざというときのための備え」として持ち歩けるのが、正直いちばんの価値だと思う。レインシューズの安心感には及ばないけど、「持ち歩けない安心感」よりは、「持ち歩ける半分の安心感」のほうが結局は役に立つ。
■歩いてて疲れないのが地味に驚いた
レインシューズって、履き慣れてないと歩いてるうちに足が痛くなってくる。特に靴底が硬いタイプは、長時間歩くと足裏がじんじんしてくる。
このカバーは普段の靴の上からかぶせるだけなので、中身は結局いつもの靴。だから歩き方が変わらないというか、違和感が少ない。土砂降りの中、家まで15分くらい歩いたんだけど、最後まで足の痛みとか疲労感みたいなものがほとんどなかった。これは実際使ってみるまでわからなかった収穫。
■滑り止めのおかげで、変な歩き方にならなかった
底に凹凸の滑り止め加工がついてる。冠水した道路とか、水面が波打ってるところを歩くとき、正直「変にぎこちない歩き方になるんじゃないか」って心配してた。でも意外と普通に歩けた。もちろん非日常的な状況だから多少はぎこちなかったと思うけど、「シューズカバーのせいで」変な歩き方になった感じはなかった。滑って転ぶかもという恐怖がなかっただけでも、精神的にはだいぶ違う。
■前に使ってた安いカバーとの違い
以前、100均に毛が生えたようなビニールタイプの靴カバーを使ってたことがあるんだけど、あれは薄すぎて、ちょっと歩くとすぐ破れる。しかも靴にフィットしないから、歩くたびにブカブカして脱げそうになる。
今回のは伸縮性のある素材で、靴の形にちゃんと沿ってくれる。装着してからずれる感じがほとんどない。重さも思ったより軽くて、鞄に入れてても存在を忘れるレベル。厚みはあるけど、それが逆に安心材料になってる気がする。薄いカバーの頼りなさとは、はっきり違う。
■防水性については、正直に書いておく
ここは注意点として書いておきたい。「完全防水」ではない。ファスナー部分や、足首の上のゴムの部分から、水位が高いとどうしても水が入ってくる。くるぶしくらいまで水に浸かるような場所を長時間歩くと、じわっと侵入してくる感覚があった。逆に言えば、足首より低い水位、普通の水たまりや路面の水膜レベルなら、まったく問題なく弾いてくれる。
だから、「これさえあれば何時間でも冠水した道を歩ける」みたいな過信は禁物。あくまで「普段の靴を、通常より少し過酷な雨から守ってくれるもの」という位置づけで考えたほうがいい。
■装着はこんな感じ
靴を履いた状態のまま、上からかぶせて、かかとから引っ張り上げる。ファスナーがあるタイプなら、それを引き上げて閉める。所要時間は10秒くらい。傘をさしながら片手でもなんとかできるレベルの簡単さ。効果的なのは、突然の夕立に駅から出た瞬間とか、普段はレインシューズを履かない通勤・通学のシーンで、「今日だけ雨がひどい」という日。逆に、最初から大雨とわかっている日や、長時間水の中を歩く予定がある日は、素直にレインシューズのほうがいい。
■気になった小さい点
ヒールのある靴や、つま先が尖った靴だとフィットしにくいとの注意書きがあった。自分はスニーカーで使ったので問題なかったけど、革靴だとやや不安が残るかもしれない。あと、脱いだあとは中が結露するので、乾かす手間は少し必要。この辺りは、完璧を求めるとちょっと引っかかるポイント。
■結論、買ってよかった
とはいえ、総合的には満足している。あの日、これがなかったら、靴もびしょ濡れ、気分もどんより、で家に着いてたと思う。鞄にひとつ入れておくだけで、「今日、雨大丈夫かな」という小さな不安がひとつ減る。そのくらいの気軽さで持てるアイテムとして、悪くない買い物だったなと思う。
