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国語の方程式

 先日私のアイコンを描いてくれた姪っ子ちゃんとの話しです。
 姪っ子ちゃんは今月大学を卒業しました。
教員免許を取得しましたが、教員にはならず一般企業に就職します。
 東京に行ってしまうので、私は寂しい限りです。
なぜ、教員にならなかったのか…姪っ子ちゃんいわく、教育実習に何校か行った結果、先生方がみんな「死んだ魚の目をしてる」と。(あくまで姪っ子ちゃんの見解です!)
 新卒の先生は姪っ子ちゃんと同世代です。お給料の話しなどもしたようです。
「割に合わない。子どもたちが学校にいる間は、学校の責任だから命を預かってるのに…割に合わない。」
「新卒で担任とか…ムリ。」と。
元々、教員を目指していたわけではないのでこう思っても不思議ではありませんでした。
 私的には逆に良かったなと思いました。
最近の教員の立場ってとても大変そうだなと思っているからです。
 一昔前なら許された事でも、ニュースになってしまう時代なので、姪っ子ちゃんが教員になったら…と考えるだけで、胃が痛くなってしまいそうです。


 そんな話しを姪っ子ちゃんとしていた時に、たまたまXのタイムラインに、「小学生の国語のテストの解答への先生のコメントが酷くないか」というような内容のポストが流れてきました。

 ごんぎつねの話しでした。
(いたずら好きのコギツネ「ごん」が兵十に償いをする物語です。最後は兵十に打たれてしまいます。)
テストの問題は、兵十はごんを銃で打ったあと、何と思ったでしょうか…のような感じだったと思います。
 小学生の解答は「うたなかったらもっと栗をもらえたのに。」と書かれていました。
その解答に先生が、「なぜそのような感想になったのでしょうか。先生はがっかりしました。」のような事が書かれていました。


 私は小学生の時から国語が嫌いでした。
本を読む事は好きです。ただ感情移入し過ぎてしまうのです。
歌も一緒で、歌詞に感情移入し過ぎてそこから深く考え過ぎて、どんどん妄想が広がっていってしまいます。
 国語の教科書に載っている物語りなども、「えっ、何か裏があるんじゃない?」といった具合です。
 だとしても、そのままの感想を書いたら国語のテストだと、✕か△だったりするわけです。
 小学校の低学年の頃に「△って何よ?」と思ってから国語が嫌いになりました。
 算数や数学のように、◯か✕はっきりと答えがあれば良いのに、と思っていました。
 国語嫌いと言いながらも、ずっと△をもらっていても点数は良くならないので、私なりに点数を取るための答えをテストの解答に書いていました。


 先のごんぎつねの話しに戻します。
このXのごんぎつねポストのリプを見ていると、先生を非難する意見と擁護する意見が半々くらいだったのです。
 そこで、姪っ子ちゃんとこのごんぎつねポストについて話しをしました。
姪っ子ちゃん
「確かに先生のがっかりという言葉の使い方が勘違いされそうだよね。」
「自分の教え方が伝わらなかったことが、がっかりだったんじゃない?」
「この子供の答えにがっかりしたんじゃないんじやない?」と。
 
 私、
「私、国語嫌いだったよ。本当の感想書くと△とか、△の意味わかんないから。」
 
 姪っ子ちゃん、
「本当の感想は道徳か読書感想文よ!」
「国語は読解力だから、例えば、問題になってる文章に対して、答えの中に必ずこの3つの言葉が入っていないと◯じゃないっていう方程式があるのよ。2つしか入ってなかったら△なのよ。」
 
 私、
「そんな事、学校で教えてくれなかったけど?」
 
 姪っ子ちゃん、
「それを教えたら塾よ。学校は読解力を付けてほしいから言わないよ。」
「それで、読解力が付かなかったら、先生の教え方が悪いか、先生が国語で教えるべきことを理解してないかのどっちかよ。」
「だから、Xの先生は自分にがっかりしちゃったんじゃない?それをコメントに書いたらだめだけどね。」
「この先生、良い先生じゃない?コメントの文字凄く丁寧に書いてあるし、4行も書いてるよ。」
「全員のテストの解答にコメント書くの大変だと思うよ。」と。

 何ということでしょうか。
私、姪っ子ちゃんに教わりました。
子供の頃から、国語に対してもやもやしていた疑問が、スッキリ晴れました。
 私の考えを否定されているように思い、国語嫌いになったけれど、私は否定された訳じゃない。
 それなりに、点数を取れていたということは先生の教え方は間違っていなかった。
 ただ、先生が国語を教える意図は私には読み取れなかった。

 
 もう国語を習うことは無いけれど、スッキリしたと同時に姪っ子ちゃんの成長を感じて、嬉しいかったり、寂しかったり…。
 
 
 自分の意見をはっきりと言える姪っ子ちゃんが、遥か遠い東京で、姪っ子ちゃんらしさを失わず健やかに働ける事を願うばかりです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 


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