災害や防災の対策

「災害対策してますか?」
こう聞かれると、多くの人はこう答える。
「水は備蓄してます。」
「非常食あります。」
「モバイルバッテリーもあります。」
もちろん、それは全部大事。
でも私は思う。
それって、家が無事だったらの話じゃない?🤣
本当に大地震が来たら、
家が潰れるかもしれない。
火事になるかもしれない。
取りに戻れないかもしれない。
だから私の結論はシンプル。
財布と携帯だけ持って、いつでも逃げる。
まずは生き残る。
備蓄は、その次だと思っている。
そんな考え方になった理由がある。
高校時代。
体育のバスケットボールで右手の小指を負傷した。
「ただの突き指だろ。」
そう思っていたら、関節がどんどん紫色に。
念のため病院へ。
レントゲン。
結果。
軟骨骨折。
誰のせいでもない。
完全に災害である🤣
しかも骨折したのは小指だけ。
なのに包帯は……
人差し指から全部まとめて固定。
右手、ほぼ使用禁止。
その瞬間、私は知る。
小指一本でも、人間の生活はここまで崩壊する。
まず箸。
持てない。
その結果、
カレー。
ハヤシライス。
シチュー。
丼。
気付けば我が家は、
「スプーンで食べられる料理フェア」開催中🤣
次に字。
親指一本でペンを支え、
「うおぉぉぉ!」
と気合いだけで書く。
完成した文字は、
ミミズでも、もう少し達筆。
そして最大の敵。
トイレ。
チャックが下ろせない🤣
仕方なく個室へ。
ズボンを全部下ろす。
完全に幼稚園児スタイルである。
ここで皆さん思う。
「左手使えば?」
そう。
普通はそう。
しかし。
私の左手、びっくりするくらいポンコツなんです🤣
箸?
不安。
文字?
芸術作品。
チャック?
下ろせない。
仮に下ろせても、
あの小さな穴から目的物を誘導する自信ゼロ。
事故率100%🤣
つまり私は、
右手一本に人生を全ベットしていた男だったのである。
お風呂も大変だった。
包帯を濡らさない。
包帯を交換する。
左手だけで髪を洗う。
左手だけで体を洗う。
今思えば、
よく生活できてたな、俺🤣
この経験で気付いた。
災害って、
地震だけじゃない。
骨折も災害。
捻挫も災害。
高熱も災害。
全部、突然やって来る。
だから防災とは、
「何を備蓄するか」
だけじゃない。
例えば、
20階建てマンションの5階にいる。
3階で火災が発生。
さて、どこへ逃げる?
怖くても1階へ向かわなければならない。
でも実際は、炎から逃げたい一心で上へ逃げてしまう人も少なくない。
あるいは洪水。
信濃川の堤防が決壊したら、
「家の2階に逃げればいい。」
ではなく、
「あの家の山田さん(仮名)の3階へ避難しよう。」
そんな逃げ場所まで考えておく。
私は娘にも、こんな「もしも」をよく話していた。
防災って、
水や非常食を買うことだけじゃない。
自分ならどう動くか。
それを一度シミュレーションしておくこと。
それも立派な防災だと思う。
……とは言え。
今でも、
「左手だけでチャック開けて。」
と言われたら、
私は迷わず個室へ向かう。
そしてズボンを全部下ろす。
防災意識は30年前より確実に成長した。
