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新潟の水で、東京の電車が走っている



私の地元・長岡市。


その隣にあるのが小千谷市。


へぎそば、錦鯉、そして小千谷縮。


この辺は有名。


しかし小千谷には、
もう一つ、とんでもなく重要なものがある。


JR東日本の発電所。


少し前にもJRについて書いた。


その文章を読んだ人なら、
なんとなく察しているかもしれないが、


私はJRに対して、
個人的にあまりいいイメージを持っていない🤣


ならJRに乗らなければいい。


……と言いたいところなのだが、


現在、毎日JRを利用している。


JR「嫌なら乗らなくてもいいんですよ?」


私「会社に行けません🥺」


完全敗北である。


東京の電車、新潟の水で走ってます


小千谷市周辺には、
JR東日本の信濃川発電所がある。


信濃川の水を利用して電気を作り、
その電気は首都圏の鉄道などに使われている。


つまり、ものすごく雑に言えば、


新潟の水で、東京の電車が走っている。


東京のみなさん。


その満員電車。


新潟産かもしれません🤣


「次は〜新宿〜新宿〜」


その電車を動かすために、


遠く離れた新潟では、


信濃川が働いております。


私より通勤距離が長い。


ところがJR、水を取りすぎた


水力発電だからといって、


「川だ!水だ!全部いただきます!」


とはできない。


川の水をどれだけ使っていいか、
ちゃんと許可がある。


ところが2008年、
JR東日本の信濃川発電所で不正取水問題が発覚する。


許可された範囲を超えて取水していたほか、
国へ提出するデータにも問題が見つかった。


国もさすがに、


「ちょっとJRさん、何やってるんですか?」


では済まなかった。


2009年、


水利権取り消し。


国「もう信濃川の水、使っちゃダメ」

JR「えっ」

信濃川「えっ」

東京の電車「えっ」


発電所は停止した。


なかなか豪快である。


水力発電なら全部エコ……ではない


水力発電と聞くと、
ものすごく環境に優しいイメージがある。


水が流れる。

タービンが回る。

電気ができる。

煙もモクモク出ない。


素晴らしい。


しかし当然、川の水を大量に取れば、
下流の水は減る。


そこには魚もいるし、植物もある。

漁業もある。

地域の生活もある。


つまり、


水力発電はクリーンでも、好き放題やっていいわけではない。


考えてみれば当たり前なのだが、


「エコ」という言葉が付くと、
なぜか全部許されそうな雰囲気になる。


エコ、強い🤣


もちろん現在は違う


このままだと、


「JRけしからん!」


で終わってしまうので、その後も書いておく。


JR東日本は再発防止策を進め、
地域との協議などを経て、
新たに水利使用の許可を取得。


2010年には発電を再開している。


現在も信濃川発電所は稼働していて、
河川環境の調査や魚道改善、
サケの稚魚放流などにも取り組んでいる。


過去に問題を起こした。


だからこそ、
その後どう改善したのかまで見る必要はあると思う。


そこは公平に。


JRにあまりいいイメージを持っていない私でも🤣


そして今日も私はJRに乗る


考えてみると、なんとも不思議な話である。


長岡の隣、小千谷を流れる信濃川。


そこで作られた電気が、
遠く離れた首都圏の鉄道を支えている。


そして新潟出身の私は現在、
関東で毎日JRに乗って会社へ向かう。


JRに文句を言いながら、


JRの電車に乗り、


その電車を動かす電気の一部は、


地元の隣で作られている。


もう何が敵で何が味方なのか分からない🤣


明日の朝も私は駅へ行く。


改札でピッ。

電車に乗る。


そして心の中でこう思う。


「JRさん、今日もよろしくお願いします。」


……いや待て。


その電気、新潟から持ってきたんだよな?


だったら、


「JRさん、新潟の水をよろしくお願いします🤣」


文句を言いながら今日も乗る。


これぞ本当の、


持ちつ持たれつ。


いや、


水に流しておこう🤣


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