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AI Overviewsに何回表示されているか、ついにSearch Consoleで確認できた


Googleの検索結果を埋めるAI Overviewsに、自分のサイトが何回登場しているのか——これまでは第三者ツールの推測に頼るしかなかった。2026年6月、Google Search ConsoleにSearch Generative AI Performanceレポートが追加され、その数字を直接確認できるようになった。同時に、AI機能への掲載をオフにする設定も登場している。この2つは、SEOの現場で把握しておく価値がある変化だ。


AIパフォーマンスレポートで何がわかるのか

2026年6月3日、GoogleはSearch ConsoleにSearch Generative AI Performanceレポートの提供を始めた。英国の規制機関・競争市場庁(CMA)への対応が起点となり、まずUKプロパティを対象に展開。6月23日には対象が拡大されている。
レポートで見られる指標は「インプレッション数」だ。自サイトのURLがAI Overviews・AI Mode・AI Discoverのいずれかに表示された回数をカウントする。ページ別・国別・デバイス別・日付別に絞り込める。
現時点でクリック数は含まれていない。AI機能のUIが「その場で回答を完結させる」設計になっているため、Googleはクリック計測を見送っている。ただ、インプレッション数だけでも活用できる局面はある。
私が試してみたところ、技術解説記事がAI Overviewsに頻繁に引用されているページと、ほぼ引用されていないページの差がはっきり見えた。構成の違いを比較する材料として、想像より使い勝手がいい。

AI機能への掲載をオフにする設定の中身

同じ時期に、AIコンテンツ管理の設定も追加された。Search Consoleの「Settings」→「Search generative AI」から操作できる。設定は3つの選択肢がある。

  • Include:AI機能への掲載を許可

  • Exclude:AI機能への掲載を除外

  • Inherit from parent:上位ドメインの設定を継承

この設定はAI Overviews・AI Mode・AI Discoverの3つにまとめて反映される。重要なのは、「Excludeに設定しても通常の検索順位には影響しない」とGoogleが明言している点だ。
背景には英国メディア・出版社の要望がある。AIがコンテンツを要約・引用することに対してオプトアウト手段を求める声が高まり、CMAがGoogleに対応を求めた。グローバル展開の時期は未発表だが、英国版がリリースされた以上、他の地域にも広がるとみていい。
日本語サイトへの適用はまだ先だとしても、「設定の場所と意味」だけは把握しておく価値がある。

SEOの計測とKPIがどう変わるか

これまでのSEO指標の主役は「クリック数」と「オーガニック流入数」だった。今後はそこに「AI検索でのインプレッション数」が加わる。
月次レポートに「AI Overviewsインプレッション数:8,200回」という数字が並ぶ日が近づいている。クリックに直結しない数字でも、ブランドや専門性の露出という切り口でクライアントに説明できる。
制作側から見ると、AI機能に引用されやすいコンテンツの傾向も見えてきた。短い段落で明確に書かれた文章、数字や固有名詞を含む具体的な記述、手順が箇条書きで整理された構成——これらがAIに拾われやすい。HTMLの構造よりも、文章の明瞭さが引用精度に影響している印象だ。
私自身も先月から、記事の冒頭に「この記事で答える問いは〇〇です」という一文を入れるようにしている。AI Overviewsがページを選ぶとき、「この記事は何を答えるか」が明確なページを優先する傾向があるためだ。まだ検証中だが、試してみる価値はある。

まとめ——今月確認しておきたい3つのこと

まず、Search ConsoleにAIパフォーマンスレポートが表示されているか確認してほしい。英国サイト向けに先行展開されているが、一部のアカウントでは日本向けプロパティでも表示されているケースがある。
次に、「Search generative AI」設定画面がすでに出ているなら、現状を確認するだけでいい。設定を変えるかどうかは、サイトの目的次第だ。AI機能への露出をブランド認知として活かしたい場合はInclude、引用されたくないコンテンツがある場合はExcludeを選ぶといい。
3つ目は、7月のAI Overviewsアップデートを把握しておくことだ。7月、AI Overviewsにライブニュースカルーセル・AI生成画像・引用元の新しい表示形式が加わった。自サイトのコンテンツがどのように表示されているか、一度検索して目視確認しておくのが現実的な対処だと感じている。


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