減らしたあとに、かえって疲れが目立ち始めた経過
よくある状態の提示
予定を減らした。
やることを絞った。
無理な関わりや、不要だと思っていた習慣も外した。
以前より、明らかに動いていない。
時間にも余白がある。
それなのに、
減らす前よりも、
「疲れている感じ」がはっきりしてきた。
休んでいるはずなのに、
疲労の存在だけが前に出てきた。
実際に起きていた現象
行動量は少なかった。
体を酷使した記憶もない。
ただ、
何もしていない時間に、
だるさや重さが意識に上がってくる。
忙しいときには気づかなかった感覚が、
減らしたあとになって
はっきり輪郭を持ち始めていた。
空回りしていた構造
減らす前、
疲れは「処理の途中」に埋もれていた。
やることが多く、
次の対応が控えている状態では、
疲れを確認する余地がなかった。
減らしたことで、
処理対象は減った。
その結果、
それまで後回しにされていた感覚が、
前に出てきただけだった。
疲れが増えたのではなく、
隠れていた状態が
検出されるようになっていた。
別の見え方の提示
減らすことは、
負荷を下げる行為だった。
同時に、
観測精度を上げる行為でもあった。
動きが少なくなったことで、
これまで気づかれなかった違和感が、
背景ではなく、前景として浮かび上がった。
疲れは新しく発生したのではなく、
見え方だけが変わっていた。
減らしたあとに目立ち始めた疲れは、
増えたものではなく、
残っていたものだった。
