まっさらからはじめよう。
11/10 月曜日
相変わらず市役所や様々な手続き中。今日もゴミ出し、掃除、この後は晩ごはんの支度と日常は変わらない。たったひとつを除いては……。
ふふ、ふふふふ。バカです。バカなんです。実家から持って来た私が描いたノートマンガ(物理)を個人情報故、破りながら1冊1冊捨てている最中なのですが、大いに時間をかけている。と言うのも実家どころか幼い頃から描いていたノート(物理です。紙です)を引越しの多い家族でしたがそれでも捨てず、その後も描いていたのでどんどん増えていった。そんな巨大化した物を現在の狭いワンルームに持ち込んでしまったのだ。
描いたのはもう随分と時が経ってしまい、くすぐったかったり……基、かっこつけた。鳥肌が立つ物語がほとんどだ。ほぼ黒歴史めいていた。でもあの頃は真剣に描いていた。だからそんな自分の想いをきちんと読みながらさよならしようとしている。既に紙自体が朽ち果てそうだ。だから潮時。まだまだ終わりそうにないので何週間かかかるだろう。私はそんな「さよなら」の時間をとても愉しんでいる。これからの自分に余白を与えるために。
11/11
ゴミ出しのため、アラームを設定したが危うく止めて寝過ごすところだった。慌ててパジャマの下だけ普通のズボンに履き替えて上着を羽織りメガネをかけて階段を下りた。その後30分ほどでゴミ収集車が来た。早いのう! 間に合って良かった。しばらく朝のゴミ出しに慣れるためそこに集中力を使うことだろう。今は特に引越しゴミが多いからなるべく溜めずに出したい。それでなくても狭い部屋なのにゴミで更に狭まってしまう。
11/12
通院日。かかりつけの先生が体調不良のためお休みだった。私はいつものお薬のみにして、この間のPTSD用の強めの頓服はまだ余っているから、と貰わなかった。実際、飲む回数もフラッシュバックも減っていてやっと自分のことで悩めるようになってきている。私の人生だ。私が感謝したい人たちには多大な感謝を。そこをへし曲げるような言葉を使う継父みたいなやつのことなんか忘れたっていいってことだ。これからの私は多少重いものを背負っているが……そして自分のことなのにまたしても皆さんのお手を借りてしまうが、それでも前を向いていくしかない。もう人生に遠慮しないし、仮にわーっと行き過ぎた代償は全て自分に来る。ただそれだけ。自分で重々承知していることを継父なんかにバカにされたくないし、なんなら私はもう死んだものだと思ってください。そんなふうに思っています。ええと、すこし鼻風邪気味なので寝まーす。明日は盛大な引越し後のダンボールをとうとう捨てる日だ。
11/13
突然請求書が舞い込み動揺する朝。引き落とし口座を変更し忘れていた。慌てて払いに行って無事口座も変更。ふー。今日は引越し時に出たダンボールたちを2往復でゴミステーション(北海道のゴミ捨て場の呼び名)に出しに行き安堵していた所を狙うとは小賢しい……(いや自分のせい)。まあ地道にひとつひとつ解決していこう。
部屋に戻り、前述のノートマンガ(物理)整理を再度。偶然にもヒロインがひとりじゃ何もできないと言い張る甘えん坊でその子が成長してひとり暮らしを成功させる地味な物語を見つけたが、自分が描いた登場人物はやはり性格が自分と似ていた。台詞でも「自分が管理できる部屋に住みたい」と平成時代に語らせていた。今の私が考えていることと同じだ。予言か。
11/14
いやあ、紙って重いですねえ(ゴミの話)。40冊くらいノート(物理)を処分したのだけどビリビリに破いて捨てた所で重さは変わらないということに気づいた。45リットルのゴミ袋にパンパンになるまで詰めるとよろめいて階段から落ちそうになったので以後気をつけよう。
夜、トイレで洗剤を床に落としたり、更に深夜、足元に置いたゴミ箱をうっかり蹴ってしまい玄関にゴールさせるというド直球な騒音を立ててしまった。隣人さん、下の階のひと、申し訳ない。どうもまだ落ち着く我が家にはなっていないようで夜中しげしげと部屋を眺めてしまう。それで「あ、これここに置いた方が使いやすいな」とか気づいて移動させてしまうのでこういったミスをしてしまう。気づいたのが深夜でも行動は次の日、と心に刻もう。
11/15
早い。もう明日は日曜日。先週の荷ほどき怪人から何ひとつ変化がない(笑)今日は一歩も外に出ていない。部屋の中で何をしていたかと問われても荷ほどき怪人でしかなく。掃除洗濯、お米を炊いて冷めたら冷凍、くらいしかしていない。明日はスーパーに買い出しに行くのと、古本の出張買取をしてくれるお店に電話をしよう。新居に来てからは購入よりもまず捨てることから始まっている。昭和から続けていた呪いにも似た愛着のあるノートマンガ(何度も言う。物理)をすべて片付けたら私には何が残るのだろう。はたまた、改めて何に夢中になるのだろう。そんな夢中になれることを表していけるのだろうか。そんなことを考えている。考え過ぎだ。寝りゅ♩
11/16
日曜日の朝。目覚ましも何もかけず自然に目を覚まし、ぼんやり天井を見る。一瞬ここがどこかと思う。そして寝ぼけていたと気づく。玄関の郵便受けにコトンと郵便物が届いた音がする。それらは市役所やガス会社などからだったので突如現実に引き戻されるが、今はそのくらいの緊張感があって当然だとも思えた。
この部屋に来て明日で3週間になる。色々捨てたりしながら、まっさらになっていく感覚が湧いた。まっさらが湧くというのもおかしな表現だが、沸々とまっさらが湧いてくるのだ。この感覚が嬉しい。今は何10年もかけてやっとひとりきりになり、自分のひとつひとつの感覚を探っている状態なので湧いて来る感覚は大事にしたい。今の状況を選んだ自分は何をしたい? 問いかける日々だ。
進化してはいないけど退化もしていない。淡々と(嘘です。アワアワしながら)毎日の仕事をして眠りにつく日々ですが、そうして暮らしというものが形作られ、整えられて行くのでしょう。
😸 これまでの一週間振り返りエッセイはこちらから。読んでみてみて
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