お喋りな葉月
08/11 月曜日
皆さま、残暑お見舞い申し上げます。
世間は夏休みだ。少し前、目の前の庭に近所の幼稚園の子どもたちが遊びに来ていた。子供たちの声は軽くて甘く可愛く、キャラメルの語感のようだ。今日に戻そう。買い物に行こうとしたら突然の豪雨になり困惑したが夕方になるとからりと晴れたので、無事明日のゴミ出しと豆腐だけを買いに出かける。木綿を買おうとしたら売り切れており絹を購入。帰り、雨上がりの空から天使の梯子が降りていて水たまりにはアメンボがすいすい泳いでいた。さすがの泳ぎだった。君たちは優勝だ。
夜、YouTubeで藤本美貴さんのチャンネルがおすすめに出て来たので観てみると、面白くて気づくと数時間経っていた。人生相談で彼女の経験を積んだ上での楽観的な見解に唸った。何より悩みを打ち明けて来た方そのものに向き合って答えている姿に好感を持った。私はかなり悲観的なタイプなので目から鱗だ。結構対人関係に関して考え過ぎてしまったりしていたな、とか自分から複雑にしていたことなどに気づき、大変勉強になった。
08/12
継父、デイサービスの日ー(もうすぐ帰宅)
しかし明日は姉と姪ちゃんと3人で初の女子会なので継父のことは普段以上にないがしろになっている。今日は明日のために体力気力を整える日にしたいので早め早めに動く。そして明日の夕飯、暖めたらすぐ食べられるシチュー(予定)も今日作ってしまうことにする。
夕飯後、やっぱり明日の夕飯の支度までするのはさすがに面倒になったので「勝手に食べて」と言った。ちいさい声で「ごはんだけあれば」みたいなことを言ってたが、なかったら炊けよ、と思ったので無視した。そりゃ出かけるには普段通りのことはある程度して行くよ。
そして、明日行く予定のお店のサイトでメニューを見て美味しそうな玉子焼きがでかでかと載っていたので絶対頼もう。刺身だって焼き鳥だって食べちゃうよ。何より3人揃っての乾杯が楽しみ過ぎる。当然だが産まれた時から知っている姪ちゃんはすくすくと育ち、美しく成長した。やんちゃだった幼い姿が3日くらい前のように思える(微妙な日付)。
08/13
むちゃくちゃ快晴である。暑い。出かけるのは夕方だが北見市の店内はどこまで冷えが効いているのか不安だったのでお扇子を持って行くことにする。起床後ストレッチをして体中をのびのびさせ、とにかく今日は楽しむぞ、楽しむんだ、と言い聞かせる(緊張するもので…ええ)そんな中、Xを開くと西島(秀俊)さんがAmazon Prime配信でのドラマに出演されるというニュースが飛び込んで来た。しかも湊かなえ先生原作『人間標本』のドラマ化! 共演は市川染五郎さん! う、嬉しい。もちろん体調整えないまま観たら多分私が死ぬとは思うが楽しみだ。12月19日世界独占配信とのことなので少し先の冬の楽しみになる。
……その時、私の状況はどうなっているだろう。今、私はどうしたいだろう、と常に心は思考し続けている。この世は広いのだ。
08/14
起床後、顔が筋肉痛になっていた。昨夜たくさん笑ったからだろう。幸せな痛み。うちの家系の女性たちは大体みんな性格がおとなしい。しかし姪ちゃんは遺伝子が突然変異を遂げたかのように行動を怯まない。物怖じしない。幸せや楽しみは誰かにもらうのではなく積極的に自分からつかまえに行く。それが見ていて眩しかったし羨ましかったし、頼もしかった。
私自身、一人暮らしを始めたい、と言っているのにまだ事が動いていないので早め早めに動こう、と肝に銘じた。本来なら時間が経ち過ぎているのだ。私が昨年の一件が起きてから時間なんてかける必要はなかったのかも知れないとまで思った。
1年前の初期の頃、私と継父との一件を知った姉の意見では、問題は私が家を出る上で80代後半の継父をひとりにしておけないということ、そしてそれこそ姪ちゃんたちには親戚が少ないからなるべく減らしたくない、ということ。最初にその意見が出た時は少々ショックを受けた。逃げられない気持ちになった。障害者認定を受けている私がひとりでやっていけるのか、それこそ生活保護になったらボロボロの家にしか住めない、などアドバイスをくれたが当時は怯んだ。その時はまだ生々しい恐怖感があったため、何か他のことをしなければならない胆力がなかった。
でもよく考えてみれば離れて暮らしたところで、姪ちゃんや甥くん、姪孫ちゃんたちにとっては、事情さえ知らなければ継父はじいちゃんでいられるのだし、彼女たちがじいちゃんに会いに来るごとに私がいなければならない、なんてルールもない。一人暮らしの家がボロボロかどうかも完全に想像でしかない。だから今なら先に進める。次回ソーシャルワーカーさんに会う時は継父のケアマネさんにも話を通してくれているのでより一層具体的に事は運ぶと思う。いや、運ばせる。
08/15
明日来る予定だった姪ちゃん一家が今日来ることになり、急過ぎて慌てるのも忘れ、ぼんやり待った。母にお線香をあげてもらってお土産にでんすけすいかのゼリーをいただいた。姪孫くんはもうじき小学生になる。背も伸びてよくはしゃぎ、私のぬいぐるみたちをなぎ倒して遊んでいた。
最近は仮面ライダーガヴにハマっていると知り、おばちゃん(私)は1話だけど観たよ。主題歌も聴いたぞ。少しでも知っていると突然飛び出す用語も理解できて、話が繋がっていく。楽しい。そして学芸会での演目を1曲まるごと踊って見せてくれた。すごいぞ。明日には地元を離れ、束の間の連休を終えて帰ってしまう姪ちゃん。初女子会では若干、反省はあるけど(振り返ってしまう悪いクセ)とても楽しかった。ちなみに継父はちびっ子パワーに気圧されてくたくたになったのだろう。夕飯後にはばったりと倒れるように就寝した。忙しいと余計なこと考えないからいいよ。
08/16
なぜか悪夢を見て目を覚ました。ちくしょう。しばらく楽しい日々なのに釘を刺しやがったわね。気を取り直して台所に行き水を飲み、まだ早い時間だったので二度寝した。
あ、久しぶりに映画観ました。サブスクで。懐かしのブライアン・デ・パルマ監督作『殺しのドレス(1980)』。ナンシー・アレンが超絶可愛いあの映画ですよ。エロティックで家族と観ちゃいかんタイプの映画ですがヒッチコック大好きなのね、と解るくらいオマージュがあって好き。ヒッチコックよりも多分見やすい(否、悪口)。
でもでも、何が何でもナンシー・アレンさまなんです。リズっていう役名も可愛い。プロポーション抜群のガーターベルト姿やバストトップまで披露しちゃう。しかも頭が切れる人なの。でも怖がり方が可愛いの。
冒頭、殺害された女性の第一発見者になってしまったリズと、女性の息子くんとタッグを組んで犯人捜しするんだけど、途中危ない目に遭うリズを息子くんが助けてくれて、安堵から思わず抱きついちゃう仕草も少女のように可愛い。以前観た時は学生時代だったか、あんまり憶えてないけどあの時よりナンシー・アレンさまの魅力を感じる。私の感性に変化があったのかな。不思議。
Filmarksは取りあえず100作は絶対記録しよう、というのが目標だったので100作を超えると途端に気が緩んで記録する手が止まってしまった。でも久しぶりに堪能できて良かった。よく考えると今週は私にとっては多忙でした。今日もビールを飲んで早めに寝よう。
08/17
涼しかったので寝坊。でも気圧低下で機嫌悪し。継父は自分の分のお昼ご飯をスーパーに買いに行き、ご機嫌だった。
「あれ? 雨降ってなかった?」
「傘もいらんくらいだった」
ほう、そう言えばスーパーとドラッグストアは隣接していたよな。私は以前、紙パンツを頼まれていたので「そこまで行ったんなら紙パンツ買って来れば良かったじゃん」と言った。すると「いや、杖と傘持ってたし……」とモゴモゴ。忘れてた、とか、そうだった、とかせめて肯定してくれればなあ。継父から素直に「うん」という言葉を聞いたことない。私だって杖と傘持ってる人にもう一袋提げて来いとは言わない。さすがにそこまで鬼畜ではない。ただ、私も虫の居所が良くなかったし、あまり詰めると自爆しそうなので黙ったままいつものように夕飯を作り、その後お粥も作り、片付けをした。明日はやっと月曜日という平日。明後日からはショートステイ。明日、ケアマネさんにメールしてソーシャルワーカーさんから話を聞いたか連絡をしてみる。きちんと色々と決まるまでは暫くこんなふうにもやもやした日記になるかもです。ただ日々の楽しみ事は見つけていきたい。私には日常を彩り豊かで濃いものにしてくれる音楽、映画、本、それらの幸せを手にし、受け入れる力があるのだ。


※トップ画像は何となく3人でお喋りしてるイメージで。(Pixabay より)
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