コメダと、炭水化物のお化け
7月。
今年も、いつの間にか後半戦に入っていた。
時の流れの速さに、なんとなく焦りそうになる。
そんなそわそわを抱えたまま、
久しぶりにコメダに行ってきた。
赤いソファに、ステンドグラスのランプ。
うん、これ、これ。
席に着く前から、
もう半分くらい満たされている。
やっぱりシロノワールでしょ。
そう思っていたのに、この日のお腹はもっとがっつりしたものを求めていた。
注文したのは、
いつものカツパンと、初めてのポテサラサンド。
それから、ミックスジュース。
数分後。
どんっ、どんっ、どーん!
テーブルの上の圧がすごい。

忘れちゃいけない。
コメダは、だいたいこちらの想像より大きい。
まずは、揚げたてのカツパンを。
うまっ。
ざくっと頬張るたび、
さっきまでのそわそわが少しずつほどけていく。
冷たいミックスジュースで、いったんリセットして、ポテサラサンドに挑む。
口に運ぼうとして、ふと手を止める。
食パンの間に、
もう一枚食パンが挟まっているではないか。
食パン/ポテサラ/食パン/サラダ/食パン
……炭水化物のお化けじゃん。

でも、気づけば手は止まらない。
もぐもぐ、もぐもぐ。
最後のひと口を飲み込むころには、
お腹はすっかり満パン。
ふはーっと、ひと息つく。
重くなった体をゆっくり動かして、
看板の、あのメガネのおじさまを見上げる。
今日もごちそうさま。
*
外に出ると、空は思ったよりも明るかった。
まだ半年もあるじゃん。
ちょっとぐらい、置いていかれてもいいか。
胃袋だけ先に走って行ったけれど。
おいしいものを食べて、ゆっくり眠って。
少し進んでみたり、思い切って休んでみたり。
今月も、自分のスピードで。
